拉致問題「国民大集会」が安倍首相の礼賛大会と化す異様! 杉田水脈に声援、櫻井よしこや家族会からは石破茂批判、韓国ヘイト

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
sukuukai_01_20180927.png
国民大集会で司会をする櫻井よしこ(救う会公式HPより)

「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)とその支援組織「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)などが毎年春と秋に開いている「国民大集会」が9月23日、東京都千代田区の砂防会館で開かれ、安倍晋三首相も出席した。

 米朝首脳会談後はじめてとなる国民大集会ということで、これまでよりも“対話路線”が強調されるのかと思いきや、実際はまったく逆だった。会場は、例年以上にヒステリックな極右運動的空気に包まれ、ひたすら安倍首相を礼賛し、総裁選で安倍首相と闘った石破茂元幹事長やマスコミを叩くという、政治集会と化していたのである。

 まず、驚いたのがオープニングだ。約1000人の参加者で満席となったホールに国会議員や地方議員、全都道府県の知事、副知事らが続々と会場に入ってきたのだが、そのなかに、あの“生産性”差別論文を発表して批判を浴びている杉田水脈衆院議員の姿があったのだ。差別論文に対する釈明に関しては「殺害予告を受けている」ことを理由に逃げ回っている杉田議員だが、こういう集会に出るのはありなのだろうか。

 しかも、信じられなかったのが、その杉田議員を支持する声が会場からあがったことだった。「水脈先生、国民は見てますよ!応援してます!」「すいみゃくちゃーん!」なる黄色い声が飛び交う様子に、いったい、これは何の集会なのかと耳を疑ったほどだった。

 そんな異様なムードのなか、最後に安倍首相が入場し、桜井よしこ氏の司会で国民大集会は始まった。ステージに掲げられているのは「全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会」の文字と、大きな日の丸。主催者代表の飯塚繁雄氏(「家族会」代表)、拉致議連会長の自民党・古屋圭司衆院議員のスピーチが終わると、櫻井氏の「(総裁)三選されたばかりの力強い安倍総理にお願いをいたします」なる紹介を受け、満を持して安倍首相が登壇。会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 安倍首相は「6月12日に、歴史的な米朝首脳会談が行われました。米国の大統領と北朝鮮の国務委員長という2人の首脳が署名をして、文書を発出いたしました」と切り出し、2002年の日朝平壌宣言が今後の北朝鮮との交渉の基盤になるとの認識を示したうえで、なんと、まるでシンガポールでの米朝合意が自らの“お手柄”であったかのようにアピールをし始めた。

「私は4月の日米首脳会談の際に、トランプ大統領に対し、米朝首脳同士の合意を署名文書で残すことを提起したところでございまして、先般の米朝首脳共同声明は、首脳間の合意を署名文書の形で確認した、大変重みのあるものになったわけでございます。そうした前提の上に、トランプ大統領は相互の不信の殻を打ち破り、相互の信頼を醸成することで、共に問題を解決するという新しいアプローチを採ったということだと考えています」

 いったい、この男、何を自慢しているのか。「トランプ大統領に米朝の合意を署名文書で残すことを提起した」って、首脳会談をやっているんだからあんたが言わなくたって、普通、文書に残すだろう。

 そもそも、安倍首相は、米韓が北朝鮮との対話を進めてきたこの間、自分が何をやってきたのか、覚えていないのか。ひたすら北朝鮮を非難して「圧力」をがなりたて、逆に対話路線をつぶそうとしてきたのである。韓国が南北首脳会談実現に向けて動き始めた直後には、外務省を通じて韓国に「まだ時期が早い」「思いとどまるべき」だと、再三にわたって圧力をかけていたことも明らかになった。

 それが、歴史的な南北会談や米朝会談が実現し、対話の流れが決定的となると「私がトランプ大統領に提言した」と“功績者”ヅラ。厚顔無恥とはこういうことを言うのだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

拉致問題「国民大集会」が安倍首相の礼賛大会と化す異様! 杉田水脈に声援、櫻井よしこや家族会からは石破茂批判、韓国ヘイトのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。北朝鮮安倍晋三拉致救う会杉田水脈櫻井よしこ編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅首相がこんな時期に山田太郎からネット指南、GoTo予算組み替えも拒否
2 信者商法に批判 キンコン西野の映画『プペル』を安倍昭恵が絶賛! 
3 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
4 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
5 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
6 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
9 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
10 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
11 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
12 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
13 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
14 キンコン西野批判こそ「お金の奴隷」だ
15 安倍政権でも菅政権でも権力大好き! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位
16 吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
17 安倍首相が会見も新しい対策ゼロ! 質問打ち切りに記者から怒号
18 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり!
19 大統領選不正デマを拡散した日本のトランプ応援団の妄言総まくり!
20 ゴーンが会見で「逮捕を仕掛けた政府関係者の実名」告発を取りやめた理由!
1 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
2ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
3菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
4吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
5特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
6河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
7 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
8蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
9 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
10バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
11 菅首相がこんな時期に山田太郎からネット指南、GoTo予算組み替えも拒否
12信者商法に批判 キンコン西野の映画『プペル』を安倍昭恵が絶賛! 
13石原伸晃議員が入院した国立大附属病院を「視察」していた

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄