森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」の画像1
元職員が告発した『ゆうがたサテライト』(テレビ東京公式HPより)

 自民党総裁3選を決め、さっそく「憲法改正に挑戦」と宣言した安倍首相。しかし、読売新聞の世論調査では、総裁選の安倍氏と石破氏の得票について「石破さんがもっと多い方がよかった」と回答した人は49%にものぼった一方、「安倍さんがもっと多い方がよかった」と回答したのはたったの6%。安倍首相への不信感が高まっていることを印象付ける結果となった。

 こうした不信の高まりには、森友文書改ざん問題や加計学園問題が影響していることは間違いない。安倍首相は総裁選における日本記者クラブ討論会で、総選挙をもち出して「国民のみなさまの審判を仰いだところ」などと強弁したが、言うまでもなく公文書改ざんが発覚したのは、今年の話だ。

 だが、大手メディアはこの“未解決事件”を追いかけることもなく、安倍首相同様、まるで問題が「終わったこと」になっている。

 しかし、そんななかでも追及をつづけるメディアがあった。昨日、テレビ東京の報道番組『ゆうがたサテライト』と『WBS』が、森友公文書改ざん問題を独自取材し、大々的に取り上げたのだ。

 最初にテレ東は、実際に公文書を書き換えさせられたとされる、自殺した近畿財務局の職員・Aさんの父親を取材。テレビでははじめて取材に応じたAさんの父親は、「自分ひとりで別に責任を負う必要はないのに、なんで死なないけなんだんか」と無念を滲ませ、「(上司に)言われた通りに報告書を書いた(書き換えさせられた)ということは、本人の口からでなしに、最後に、遺書にそういうことを書いてありました」「(遺書は)7枚か8枚か、レポート用紙に書いとりましたから」と話した。

 しかも、テレ東の取材はこれで終わらなかった。なんと、近畿財務局など財務省の財務局OB職員6人がカメラ取材に応じたのだ。それも、全員が顔出し・実名での告白だ。

 まず、国有財産の鑑定などを担当した伊藤邦夫氏は、Aさんの死について、このように語った。

「本省の幹部の方々が一切責任を取らないという状況のなかで、現場の職員だけが苦しんで、そして最悪の事態と言いますか、仲間は自死に追い込まれた」

 Aさんの元同僚であり、国有財産の鑑定などを担当した喜多徹信氏は、2人ほどの現役職員から電話をもらい、「改ざんとかの仕事をやらされているなかでね、100時間を超えるような残業時間、ずっと追い詰められて、そして顔が変わってしまった」と話を聞いたという。その上、通常は職員の葬儀日程などの情報が流れてくるはずなのに、Aさんの通夜の情報はそれがなかった。国有財産の管理を担当していた田中朋芳氏は、「当局(近畿財務局)としても、異常な扱い、特別な扱いをしていた」と言う。

 しかし、近畿財務局OBたちは、Aさんが自死に追い込まれる以前、国会での佐川宣寿・元理財局長の「交渉記録はない」「記録は残っていない」という答弁の段階から、その嘘を見破っていた。

「『佐川さん、嘘ついたらあかん』と。文書っちゅうんはそういうもんではない。そういう記録が全然ないなんていうことは(あり得ず)、『嘘つくな』ちゅうて、もう歯がゆい思いがして」(喜多氏)

 いや、そもそも、国有地を8億円も値引きして売却したという事実自体、近畿財務局で仕事をしてきたOBたちには“あり得ない”ことなのだ。実際、関東財務局で国有財産の鑑定を担当していた内藤宗助氏は、こう語っている。

「8億円の値引きというのは、これは自分の仕事のやり方に照らしてみても、極めて異常すぎるんですよ。政治家や何かからの関与、いろいろと言ってくる、これはたしかに実際にありうるわけですよ。私も実際に体験しました。しかし、そうであったとしても、やっぱりできることとできないことはあきらかにあるわけで、そこはきちっと使い分けてきたわけですね。しかし、今度のことは、いわば底が抜けてしまったみたいな感じ」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

森友・改ざん問題は終わってない! 近畿財務局元職員らが実名・顔出しで告発「佐川さん、嘘ついたらあかん」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。WBSゆうがたサテライトテレビ東京安倍晋三森友学園編集部財務省の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 「桜を見る会」で昭恵夫人、菅官房長官と写真の“大物半グレ”が逮捕
2 森友公文書改ざんで安倍首相を守った太田充主計局長が財務省トップに
3 東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
4 GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
7 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
8 小池百合子が当選後、コロナ対応担う都立病院の合理化計画
9 大谷医師が明かしたネトウヨの電凸攻撃!「反日」と怒鳴り込まれたことも
10 香港問題で安倍首相と自民党の二枚舌
11 マツコがいじめ、弱者叩きの構造を喝破
12 年金積立金が1~3月期で18兆円マイナス! 国民の年金を溶かした安倍政権の責任
13 アパホテルのトンデモ極右思想の正体
14 嵐の元側近が明かすジャニーズの掟
15 極右ヘイトの企業経営者総まくり(後)
16 『テラスハウス』木村花さんへの「やらせ指示」はやはりあった!
17 嵐の暴露本出版!メンバーの不仲話も
18 河井事件でバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」
19 小池百合子都知事が東京アラート解除のため陽性者数を操作していた疑惑
20 櫻井よしこの朝日攻撃の「捏造」が法廷で
1東京の感染者は7月1日から100人超、発表67人を139人に修正
2 年金積立金が1~3月期で18兆円マイナス! 国民の年金を溶かした安倍政権の責任
3小池百合子都知事が東京アラート解除のため陽性者数を操作していた疑惑
4小池百合子が当選後、コロナ対応担う都立病院の合理化計画
5森友公文書改ざんで安倍首相を守った太田充主計局長が財務省トップに
6GoToキャンペーンは、 “影の総理”今井補佐官と菊池桃子の夫が経産省の利権に
7大谷医師が明かしたネトウヨの電凸攻撃!「反日」と怒鳴り込まれたことも
8「安倍さんからと言われた」河井前法相から現金を受け取った町議が証言!
9 河井克行の買収に安倍事務所が関与の新証言!現金渡した相手を首相秘書が訪問
10「専門家会議廃止」の裏に緊急事態宣言の解除をめぐる安倍官邸と専門家の対立
11 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
12東京都の感染者100人超で小池知事、加藤厚労相、安倍首相の仰天言動
13吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口!
14安倍首相がイージス・アショア停止を悪用して「敵基地攻撃能力」保有へ
15河井事件でバービーが「安倍首相の名前で金を受け取らせたのは圧力」
16小池百合子、小野泰輔の“ヘイト”に津田大介が切り込んだ
17「桜を見る会」で昭恵夫人、菅官房長官と写真の“大物半グレ”が逮捕
18香港問題で安倍首相と自民党の二枚舌
19『テラスハウス』木村花さんへの「やらせ指示」はやはりあった!
20久米宏がTBSラジオの最終回で何も語らなかったのはなぜか?

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄