麻生太郎、松本人志、百田尚樹の卑劣なセクハラ被害者攻撃「はめられた」「ハニトラ」を徹底論破する

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松本人志や百田尚樹も主張する「ハニトラ」説、どう考えてもあり得ない!

 たまりかねたフジの山崎夕貴アナが「ハニトラ、入ります? 考えにくいと思います。パワハラに関しては、上司からこの人に取材するようにっていう担当が決められちゃったら、嫌なことがあってもすぐに上司に上げるっていうのは自分の中で責任感があったらなかなかできない」と真っ当な反論をするが、それでも松本は「ハニートラップないかな〜」と言い募っていた。

 また、百田尚樹も4月19日にツイッターに、こう投稿した。

〈財務次官にセクハラされたというテレ朝社員。精神的に大きなショックを受けたということだが、そんな男と1対1で1年間に数回も食事に行くかね。それって取材?取材なら事前に『録音します』と言ってレコーダーを出すだろう。
セクハラ発言をした次官はバカだが、一種のハニトラのようにも思える〉

 今回のケースで、「ハニトラ」とか「はめられた」とか、はっきり言って頭がおかしいんじゃないだろうか。福田次官は自分から記者を呼んで、「胸さわっていい?」などと発言しているのだ。このケースで、もし「はめられた」なる言い分が成立するとしたら、女性が「私のどこ触りたいか言って」とか「『おっぱい触っていい?』って言って」と要求した場合くらいしかないだろう。

 もちろん、女性がそんなことを言っているはずもない。「週刊新潮」やテレビ朝日が公表している「胸触っていい?」などの次官のセクハラ発言とその前後の記者の発言を3カ所、見てみよう。

記者「財務省と森友学園どうなんですかね。」
福田「今日ね、今日ね……抱きしめていい?」
記者「ダメです。」

記者「福田さんは引責辞任はないですよね?」
福田「もちろんやめないよ。だから浮気しようね。」
記者「ダメですよ。」

記者「今回の森友案件で、一番大変だったことってなんですか?」
福田「いろいろ大変だったけど、これからがうんこだから。胸触っていい?」
記者「そういうことホントやめてください。」

 この会話のどこが一体「トラップ」なのか。記者は森友問題について質問しているだけだし、「ダメです」「ダメですよ」「そういうことホントやめてください」と繰り返し拒否している。

 それとも福田次官は、森友問題について訊かれると「おっぱい触っていい?」などとわいせつ発言してしまう体質か何かで、テレ朝記者はそれをわかっていてわざと福田次官に森友問題についての質問をぶつけたとでも言うのか。「はめられた」などというのは、それくらい荒唐無稽な主張なのだ。

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