ガンダム“生みの親”安彦良和が安倍首相の戦前回帰を批判!「安倍首相がやっているのは戻っちゃいけない方向」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
genten_170514.jpg
『原点 THE ORIGIN──戦争を描く、人間を描く』(岩波書店)

安彦良和が訴えたい『ガンダム』で本当に伝えたかったこと

「これまでガンダムについては『戦争を賛美している』とか、『戦いの悲惨さを描いている』と、両極端の評価がされることがありましたが、はっきりいって、どちらもちがいます。テーマは『人間はなぜ、戦争をしてしまうのか』。それにつきるのだと思います」

『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)と同じ「一年戦争」を描いたスピンオフ作品『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が人気を呼び、アニメ第2シーズンの配信もスタートしたばかりだ。

 そんななか、ファーストガンダムのキャラクターデザインと作画監督を務め、富野由悠季氏(監督)、大河原邦男氏(メカニックデザイン)と並んで“ガンダムの生みの親”と呼ばれる安彦良和氏(キャラクターデザイン、作画監督)が、ジャーナリスト斉藤光政氏との共著『原点 THE ORIGIN──戦争を描く、人間を描く』(岩波書店)を出版。そのなかで『ガンダム』という物語の意味について上記のように強調した。

 しかし、なぜ、いまになってこのような発言が飛び出したのか? それは、安彦氏のなかで『ガンダム』で伝えたかったことが、特に若者たちの間で誤解されているという思いがあるからだ。15年11月8日付朝日新聞デジタルのインタビューではこのように答えている。

「戦争には必ず前段がある。ガンダムは舞台がいきなり戦争なので、『戦争はかっこいい』とか『弱者の抵抗として戦争は正しいんじゃないか』とかいう誤解を招いてしまった」

 ご存知の通り、1979年の第一作以降『ガンダム』シリーズは現在にいたるまでつくられ続けているわけだが、安彦氏はファーストガンダム以降『ガンダム』シリーズの製作には携わらず、専業漫画家に転身。昭和初期の満州を舞台にした『虹色のトロツキー』や、日清戦争など明治時代後半の東アジアを題材とする『王道の狗』を発表するなど、良質な歴史漫画を多く発表してきた。

 しかし、前述の通り、『ガンダム』という作品が若者の間で意図せざる受け取られ方をしていることを知った彼は、その誤った認識をただすため、2001年からファーストガンダムを改めてコミカライズし直した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の連載を開始。2015年からは安彦氏自身が総監督を務めるかたちでアニメ化も始まった。今年9月には6作目となる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』の公開が予定されている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

原点 THE ORIGIN 戦争を描く、人間を描く

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ガンダム“生みの親”安彦良和が安倍首相の戦前回帰を批判!「安倍首相がやっているのは戻っちゃいけない方向」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ガンダム安倍晋三編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅首相が『ひるおび』で安倍政権批判をしていた政治記者を首相補佐官に!
2 菅首相が訪問する福島の「伝承館」で国や東京電力の批判しないよう検閲
3 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
4 中曽根元首相の合同葬「1億円税金」はやっぱりおかしい!
5 杉田水脈が自民党部会で「女性はいくらでも嘘をつけますから」
6 菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
7 中曽根元首相が慰安所開設の証拠
8 悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
9 山口達也の事件をNHKが隠蔽していた
10 菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
11 安倍政権が消費者庁のジャパンライフ立入検査ツブシ、内部文書が
12 『ミヤネ屋』が青木理をクビ切り
13 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
14 菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
15 大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
16 東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
17 中曽根康弘「慰安所つくった」証言と「土人女を集め慰安所開設」文書
18 ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
19 河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
20 俳優・伊勢谷友介が自殺した近畿財務局職員の手記を読み危機感表明
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
3菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
4デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
5菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
6ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
7東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
8悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
9菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
10菅政権の官房長官に決定 加藤勝信厚労相がコロナ対応で見せた無能
11菅義偉“総理”誕生で権力のために不正を働く「忖度官僚」だらけに
12菅首相が訪問する福島の「伝承館」で国や東京電力の批判しないよう検閲
13大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
14河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
15菅内閣が「第三次安倍政権」化! 6月の時点で密約説
16菅首相が『ひるおび』で安倍政権批判をしていた政治記者を首相補佐官に!
17杉田水脈が自民党部会で「女性はいくらでも嘘をつけますから」
18『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!
19三浦瑠麗が特別講師「N高政治部」で麻生太郎が民主主義否定の暴言
20中曽根元首相の合同葬「1億円税金」はやっぱりおかしい!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄