参院選直前企画⚫極右候補者ガイド(後編)

自民党は日本会議、神道政治連盟だらけ…参院選「ウヨミシュラン」候補者は星2つ、1つでもこんなに危険!

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■近畿、中国、四国ブロック

☆☆ 山本佐知子(自民党/三重)
 新人で無名だが、実は、安倍首相がゴリ押した「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録のための活動を担当していた人物。本サイトでは、この世界遺産登録の裏で、安倍首相が“幼なじみ”の関係にある都市経済評論家・加藤康子氏に「俺がやらせてあげる」などと言っていたことを報じた(https://lite-ra.com/2015/07/post-1250.html)。山本氏は、この加藤氏と関係があるとも言われているが、もしそうならば今回の出馬は安倍首相からの“ご褒美”かもしれない。チルドレンを増殖させ、国会を“私物化”する安倍自民党のやり口がよく分かるというものだ。

☆☆ ニ之湯智(自民党/京都)
 元総務副大臣。神道議連。14年3月の参院本会議で、二之湯氏が想定していた代表質問原案がコレ。「子供を産み、立派に育てることが国家に対する最大の貢献」「結婚しているのに子供を持つことが社会人としての義務だと考えない人たちが増えている」(「産経ニュース」14年3月13日付)。さすがに公明党の指摘を受けて事前に修正されたというが、この原案が示す差別主義、報国強制まるだしの思想が二之湯氏のホンネ、ということは間違いない。

☆☆ 末松信介(自民党/兵庫)
 日本会議、神道議連所属。ホームページで掲げるのは〈日本の歴史観・国家観を大切にし「世界の中の日本」のあるべき姿を明確にする政治〉で〈教育基本法を改正し、教師、子ども、親が信頼で結ばれ、公徳心と公共の精神、国を誇りに思う心が自然と身に付く教育の実現をめざす〉としている。典型的な安倍首相の教育改悪のトレースだが、こういう“量産型極右”が選挙区で優勢なのが日本の現状。

☆☆ 片山大介(おおさか維新の会/兵庫)
 元NHK記者で、おおさか維新の会共同代表・片山虎之助氏の息子。本人についての情報は多くはないが、その選挙運動を支援している三木圭恵前衆院議員は日本会議の女性部である「日本女性の会」で講演を行うなどバリバリの極右。片山大介氏がこういう極右人脈の背景を持っていることを有権者は認識すべきだろう。

☆☆ 磯崎仁彦(自民党/香川)
 元自民党副幹事長。日本会議、神道議連所属。親学推進議連にも。日本軍の慰安婦強制連行を否定する米紙意見広告に賛同。ホームページのトップには〈我愛する日本には、「守るべきもの」がある。「次世代に引き継ぐべきもの」がある。保守のこころで、国民の誇りと自信を取り戻します〉の文言だが、実際には元在特会幹部が関与する市民団体「なでしこアクション」の会合にも秘書を派遣するなど、極右ぶりを隠せていない。

☆☆ 山本順三(自民党/愛媛)
 第三次安倍改造内閣で国土交通副大臣。日本会議、神道議連所属。2001年、慰安婦問題などを扱ったNHKの番組に安倍氏らが圧力を加えて内容を改変した事件で政治的に関与。当時番組のチーフ・プロデューサーだった男性の東京高裁での証言内容を、06年3月の国会で「どう考え、どうけじめをつけるのか」と問題視する質問を行った。その後、元プロデューサーに異動人事がくだる。国会という場所を使った政治権力による露骨な圧力行為だった。

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