報道圧力団体「視聴者の会」公開討論でリテラが安倍首相との癒着を徹底質問! 上念司と小川榮太郎が珍回答を連発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
shichoushanokai_01_160220.jpg
「放送法遵守を求める視聴者の会」ホームページより


「だからね、利益供与とか便宜供与とか言うけど、私ね、(『約束の日』を)誰が何冊買ったかなんか著者は知らないよ!」
「そういう属性で小川さんを批判するってことは、これある種のね、差別とかヘイトスピーチですよ!?」

 本サイト記者の追及に、こんな被害者ヅラで応じたのは、「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、視聴者の会)の呼びかけ人、文芸評論家・小川榮太郎氏と経済評論家・上念司氏だ。

「視聴者の会」といえば、昨年、安保法制を番組内で批判したTBS『NEWS23』アンカー・岸井成格氏を放送法違反だとした新聞意見広告を打ち、結果、岸井氏を降板へと追いやった民間団体。本サイトは昨年から「視聴者の会」の動向を追い続け、小川事務局長ら中心人物が“安倍晋三応援団”であることや、賛同人の多数が日本最大の右派団体「日本会議」の関係者であることなどを報じてきた。

 そんな報道圧力団体「視聴者の会」が6月16日、日本記者クラブで「テレビ報道と放送法――何が争点なのか」と題して公開討論会を行った。討論の相手は、メディア総合研究所所長の砂川浩慶・立教大学教授、「放送レポート」(大月書店)の岩崎貞明編集長、東京大学の醍醐聰名誉教授の3名からなる「放送メディアの自由と自律を考える研究者有志」だ。一方、「視聴者の会」側からは、事務局長の小川榮太郎氏、上念司氏、そしてタレントのケント・ギルバート氏が出席した。

 討論会では、「時間的公平性が報道における価値だというのは世界のジャーナリズムでまったく共有されていない概念」(岩崎氏)、「放送法は憲法21条の表現の自由の下にある法律。我々の解釈では放送法の『遵守』ならば表現の自由の拡大へ向かうべきだが、なぜ特定の放送局に対して制約をかけようとするのか」(砂川氏)と疑義を呈す「研究者有志」に対し、「視聴者の会」は「安保法案への賛否が9対1、これは政治活動です」「マスコミ報道で安倍政権の支持率は一瞬で20パーセントも落ちた」(小川氏)などと何度も繰り返すなど、まったくと言っていいほど議論がかみ合わなかった。

 またこんな一幕も。熊本大地震発生から間もない今年4月20日、NHKの籾井勝人会長が、NHK放送センターで開かれた震災対策本部会議で「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と発言したが、これについて小川氏は「知らない。テレビが私の専門じゃないので」と発言。“知る権利を守るためテレビ報道を監視する”とする団体の事務局長とは思えない放言で会場を沸かせた。ちなみに、この籾井発言は毎日新聞など新聞メディアが報じたものである。

 このように、互いの議論が最後まですれちがったまま、会場からの質疑応答の時間となった。本サイトは「視聴者の会」に対し3つの質問をぶつけたので、ここにそのやりとりを全公開したい。なお、できるかぎり忠実なかたちで再現し、文脈や状況を補う場合はカッコで表した。ご了承いただきたい。

…………………………………………

――「放送法を遵守する視聴者の会」事務局長の小川榮太郎さんに質問します。まず「視聴者の会」のやっていることは、今日の討論会でもそうですが、「放送法の規定を守れ」ということではなくて、端的にいえば安倍政権の政策を批判するメディア報道だけを攻撃している。そういう風に見える。
 1点目、小川さんは、『約束の日 安倍晋三試論』という、2012年8月に幻冬舎から出た本でデビューしています。これは安倍首相をひたすら褒め称える本です。私はそう思いました。で、これを安倍首相の資金管理団体である「晋和会」が、少なくとも約375万円分、おそらくそれ以上だと思いますが、政治資金で購入してます。ちなみに、「視聴者の会」の呼びかけ人の上念さん、渡部昇一さん、すぎやまこういちさんは……

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

報道圧力団体「視聴者の会」公開討論でリテラが安倍首相との癒着を徹底質問! 上念司と小川榮太郎が珍回答を連発のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。圧力安倍首相小川榮太郎放送法編集部視聴者の会の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 何が「断腸の思い」だ!安倍首相が横田滋さん・早紀江さんにとった冷淡対応
2 吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
3 大坂なおみが黒人差別抗議でキレキレ
4 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
5 安倍政権の「Go To」批判封じを『ひるおび』八代弁護士がポロリ
6 安倍が横田早紀江さんを無視している
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 大村知事リコールに高須克弥、百田尚樹、有本香らが勢揃い…
9 日本のネトウヨにも聞かせたいビリー・アイリッシュの反差別メッセージ
10 野村克也氏が巨人、阪神、楽天を両断
11 ツイッタージャパンの反差別に対する消極性 代表と産経ニュースの関係
12 持続化給付金の作業を電通の“トンネル会社”が! 749億円の税金が
13 SMAPを殺したのはキムタク
14 吉村知事VS大村知事バトル 本当に正しいのはどっちなのか?
15 拉致問題「国民大集会」が安倍首相の礼賛大会に
16 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
17 持続化給付金で中小企業庁長官が電通と接触、「Go To」3000億円も電通か
18 持続化給付金にさらなる疑惑もワイドショーは電通タブーで報じず
19 ショーンKと同じ!安倍首相も学歴詐称
20 NHKが持続化給付金疑惑をスルー、『日曜討論』で野党排除
1 持続化給付金の作業を電通の“トンネル会社”が! 749億円の税金が
2吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
3安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言する理由
4持続化給付金にさらなる疑惑もワイドショーは電通タブーで報じず
5安倍首相が「日本のコロナ対策が世界をリード」と自慢するトンデモ!
6松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
7安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
8何が「断腸の思い」だ!安倍首相が横田滋さん・早紀江さんにとった冷淡対応
9安倍政権の「Go To」批判封じを『ひるおび』八代弁護士がポロリ
10 つるの剛士「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」の的外れ擁護
11大村知事リコールに高須克弥、百田尚樹、有本香らが勢揃い…
12吉村知事VS大村知事バトル 本当に正しいのはどっちなのか?
13持続化給付金で中小企業庁長官が電通と接触、「Go To」3000億円も電通か
14NHKが持続化給付金疑惑をスルー、『日曜討論』で野党排除
15検察が河井陣営への“安倍マネー1億5千万円”で自民党本部関係者を聴取
16テラハ木村花さんの死を政権批判封じに利用する政治家と安倍応援団
17ツイッタージャパンの反差別に対する消極性 代表と産経ニュースの関係
18木村花さんの死の責任はSNS 以前にフジ『テラスハウス』にある!
19大坂なおみが黒人差別抗議でキレキレ
20日本のネトウヨにも聞かせたいビリー・アイリッシュの反差別メッセージ
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄