「パナマ文書に電通」は風評被害じゃない! タックスヘイブンに電通系ファンドと北京電通幹部の別会社が

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
panamabunsho_01_160409.jpg
国際調査報道ジャーナリスト連合が公開しているパナマ文書のウェブページより


 各国のトップや企業が税金のかからない「タックスヘイブン」(租税回避地)を利用し、租税回避行為を繰り返していた実態を白日の元に晒す「パナマ文書」の全貌が、5月10日に公開される。

 パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した「パナマ文書」は、南ドイツ新聞を通じて「国際調査報道ジャーナリスト連合」(ICIJ)の手に渡った。データ量にして2.6テラバイトという膨大な文書で、イギリスのキャメロン首相やロシアのプーチン大統領らの周辺人物らの名前も記載されており、世界中で大騒動となっている。

 一方、日本ではICIJに参加する共同通信と朝日新聞が分析を行っている。共同通信によれば、4月26日までに、日本在住者や日本企業が株主や役員として記載された回避地法人が少なくとも270に登ることが判明。そのなかには警備大手セコム、大手商社の丸紅、伊藤忠商事、またコーヒー飲料大手UCCグループ代表者の名前が確認されているという。

 ただ、菅義偉官房長官が早々に調査に否定的な見解を表明するなど、安倍政権には問題化を避けるような動きも目立つ。

 そんななか、朝日新聞が4月24日付で「電通・NHK、「パナマ文書」で風評被害 似た名が記載」なるタイトルの記事を出した。内容は、〈ネット上で「企業名が文書に載っている」「租税回避しているのではないか」などと根拠もなしに書き込まれる風評被害が相次いでいる〉として、広告業界最大手の電通とNHKが〈被害に遭っている〉とするものだ。

 記事によれば、「パナマ文書」のなかに「DENTSU SECURITIES INC」(イギリス領バージン諸島)や「NHK GLOBAL INC」(パナマ)という両社と類似した名称の会社が見つかった。これについて朝日が電通広報に問い合わせたところ、「徹底的に調査したが、当社の関連会社には存在しない」と説明。NHK広報も同様に「NHK及び関連団体と関係はない」と否定したという。

 だが、NHKや電通に持ち上がっている疑惑は、はたして、本当に朝日が書くように「風評被害」なのだろうか? 疑惑が向けられた当事者に「そんな関連会社は存在しない」と否定されただけで、「風評被害」と断定するのは、ちょっと追及が甘すぎるのではないか。

 とくに、電通に関して言えば、ICIJがパナマ文書とは別に、2013年に発表したタックスヘイブンに関する調査報道では、類似ではなく、本物の電通本社や実在するファンドの名前が挙がっていた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

「パナマ文書に電通」は風評被害じゃない! タックスヘイブンに電通系ファンドと北京電通幹部の別会社がのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。田部祥太の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍の諮問機関が「消費税増税」を検討
2 毎日記者が“ぶら下がり”で安倍首相に「逃げないで下さい」
3 田崎とケントに自民党からカネが!
4 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
5 山下智久“女子高生と飲酒・ホテル”でジャニーズ事務所が報道封じ
6 「ヨードうがい薬」吉村知事に「言いたいことも言えなくなる」“ポイズン吉村”と失笑の声
7 高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画
8 安倍首相の“原爆の日”会見で暴力的な質問封じ! 朝日新聞記者の挙げた腕を
9 内閣不支持62%、国会開くべき8割…それでも国会から逃げる安倍首相!
10 葵つかさが「松潤とは終わった」と
11 安倍政権がコロナ増税の動き! 新会議に震災で復興税導入を主張した経済学者
12 菅官房長官のコロナ沖縄イジメに非難
13 吉村洋文知事がコロナワクチン開発でもペテン手口!
14 白鵬・モンゴル力士バッシングとヘイト
15 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
16 核廃絶やる気ない安倍首相 ICANは防衛予算でPCRセンター設置できると
17 『進撃の巨人』のシキシマはリヴァイ?
18 安倍昭恵夫人のウズハウスに出資者がIR汚職に絡んで特捜部に逮捕
19 吉村府知事の眉唾発表「うがい薬でコロナに勝てる!」にツッコミの嵐
20 上念司もケントと同様、加計の客員教授
1また打ち上げ失敗 ホリエモンのロケット事業に経産省が巨額の血税投入
2 Go Toのせいで軽症者用ホテル確保が困難に、でも菅官房長官は
3自民党員の東京都医師会会長もブチ切れ「一刻も早く国会を開け」
4 安倍政権の“国会拒否”を田崎史郎と八代英輝がフェイク丸出しで擁護
5内閣不支持62%、国会開くべき8割…それでも国会から逃げる安倍首相!
6安倍の諮問機関が「消費税増税」を検討
7安倍昭恵夫人のウズハウスに出資者がIR汚職に絡んで特捜部に逮捕
8 首相諮問会議入りした三浦瑠麗のトンデモコロナ言説
9韓国の“首相謝罪”像が意外な展開に…「安倍首相は日本国民に謝れ」の声
10吉村府知事の眉唾発表「うがい薬でコロナに勝てる!」にツッコミの嵐
11菅官房長官のコロナ沖縄イジメに非難
12安倍首相の“原爆の日”会見で暴力的な質問封じ! 朝日新聞記者の挙げた腕を
13「布マスク、さらに8千万枚」に国民の不満が殺到、小泉今日子も疑問の声!
14大阪のコロナ陽性率は東京の倍…それでも吉村知事は自粛呼びかけず
15「ヨードうがい薬」吉村知事に「言いたいことも言えなくなる」“ポイズン吉村”と失笑の声
16毎日記者が“ぶら下がり”で安倍首相に「逃げないで下さい」
17小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
18専門家の意提案を拒否する安倍政権、政権のいいなりになる尾身茂会長
19日本のPCR検査数は世界158位、死亡率もアジアで最悪レベル
20小学館で新たに3人がコロナ感染も外部には公表せず!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄