さんまが15歳女子に告白、キムタクのバンジー、モト冬樹の反復横跳び…これがフジテレビの“本気”? 中居頼みの『27時間テレビ』

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 さらに、おなじみの「さんま・中居の今夜も眠れない」も、岡村が生電話でライザップの女性スタッフに交際を申し込んだり、さんまが街で気に入った一般人女性がじつは15歳だったことが発覚するなどのハプニングはあったが、まあ、これくらいは例年通り(唯一、さんまが「ラブメイト」の10位に熊切あさ美を選んでいたことは、ネタではなくちょっと本気が入っていそうだったので今後のためにも覚えておきたいが)。

 むしろ、3時からはじまった、フジと芸人のあいだで起こったもめ事を心霊再現VTRのように公開していくというコーナーは、ちょっと見どころがあった。というのも、鬼ヶ島・和田貴志の妻と不倫して松竹芸能をクビになったと噂されたさらば青春の光の東口宜隆が出演、同じひな壇には和田もいたからだ。ただ、その生々しい不倫暴露話を除いた肝心の“フジとのもめ事”というトークのほうは「『ピカルの定理』の最後の打ち上げが(フジのイベントでオープンしていた)フードコートのEXILE居酒屋だった」というような愚痴話に終始。5時台の「早朝のフジ本気ロックフェスティバル」にいたっては、テレ東『ゴッドタン』の「マジ歌選手権」を劣化させたシロモノという厚顔無恥っぷりだった。

 だいたい、大久保佳代子の88キロマラソン挑戦や「FNSちびっこホンキーダンス選手権」も、『24時間テレビ』の「チャリティマラソン」と「高校生ダンス甲子園」の二番煎じ。オリジナル企画で番組の目玉でもある岡村隆史とEXILE、氣志團、モーニング娘。OG、劇団四季などとのコラボにしたって、すでに『めちゃイケ』で何度もやってきたオファーシリーズの繰り返しなだけだ。この他局の流用だらけの内容で本気でフジが「本気」と言うのなら、焼きが回っているということを自分から強調しているだけな気もする。

 しかし、この『27時間テレビ』には“大きな隠し玉”があるのではないかとも言われている。それは『めちゃイケ』メンバーだった極楽とんぼ・山本圭壱の“生放送復活”だ。2006年に未成年の少女に性的暴行で被害届が出され(その後書類送検され示談が成立)、吉本興業を解雇されて以来、何度も復帰が噂されてきた。が、今年に入ってお笑いライブに出演したり、7月5日に行われたコントライブでは9年振りに加藤浩次と共演するなど、再始動の準備が進んでいる。

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