キムタク新ドラマに不安の声が殺到!「テレ朝の食堂、肉が少ないけど、木村くん大丈夫?」

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テレビ朝日『アイムホーム』番組サイトより


 ついに本日からスタートする、木村拓哉の新ドラマ『アイムホーム』。これまでフジテレビとTBSでしか連続ドラマ主演を張ってこなかった木村が、好調のテレビ朝日木21枠に乗り換えたことで話題を呼んでいるが、木村自身、「気分は転校生」(角川書店「月刊テレビジョン」5月号より)らしい。

 が、戸惑っているのは、転校生の木村以上に、周りの人びとであるようだ。

「テレ朝さんは、食堂すらSMAPの特番のときに一度食べたくらいで。この前、沢村一樹さんにどんな感じかお伺いしたら『肉が少ないけど大丈夫かな? 木村くん』ってすごく心配してくれて」(同上)

 撮影現場やスタッフの問題より、肉の心配……? いかにも木村に気遣う周囲の恐々とした心情が透けて見えそうな話だが、木村は「でも何せ場所がギロッポン(=六本木)でしょ。待ち時間があったらヤバイですよ。いつも埋め立て地(フジテレビ)か山(TBSの撮影スタジオ)のどちらかでしか撮影してこなかったんで…。山は食堂はうまいんですけどね、ゴルフくらいしかやることないんです(笑)」と余裕の返事。しかし、新ドラマにもっともプレッシャーを感じているのは、いうまでもなく木村本人だろう。木村は『アイムホーム』にかける意気込みをこう語る。

「前評判はいろいろ聞くので、皆さんが今回の役に設定するハードルは、自分で考えるのより高いんだなって感じています。それはまず間違いない」(同上)

 いつもは自信たっぷりな木村が、この慎重な発言。事実、今回の『アイムホーム』で木村はホームドラマでは初の父親役を演じるが、「いままでのイメージのせいか、お父さんって感じがしない」「家庭の生活臭とかキムタクが出せるの?」と、放送前から違和感を感じている人も少なくない。しかも今回の役どころは、記憶喪失になり、現妻と子どもの顔が仮面に見えてしまうという難しいものだ。

 ただ、木村が記憶喪失の役を演じるのは、今回が初めてではない。人気絶頂だった1997年に主演した『ギフト』(フジテレビ系)でも、木村は“届けること”に異様な執着をもつ記憶喪失の青年を演じている。『アイムホーム』では“謎の10本の鍵”を通して失った記憶と対峙していくことを考えると、届け屋をすることで記憶が甦っていく『ギフト』とは共通する部分もある。しかし、この『ギフト』、ドラマファンのあいだでは評価も高かったが、視聴率は平均18.2%と“20%越えは当然”といわれる木村の主演作のなかでは低めに終わった。さらに不幸なことに、作中に登場したバタフライナイフが当時発生した中学生による教師殺傷事件に影響を与えたとして社会問題化し、いまもDVD化されていない“黒歴史作品”となっている。

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