ASKAの愛人・栩内香澄美被告の覚せい剤使用は冤罪ではないのか

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 しかも、不思議なのは2回の鑑定結果が違うのに、3回目の鑑定をしなかったことだ。それをしない捜査当局はなにか後ろ暗いものでもあるではないのか。

 こうした疑問を持つのは、過去において捜査当局は数々の証拠でっち上げや、鑑定の誤りを繰り返してきたからだ。

 その最たる例が足利事件だ。この事件は日本で初めてDNAによって逮捕、立証された事件だった。しかし当時の鑑定は精度が低く、後にアメリカでは同じ鑑定方法でのえん罪事件が数多く発覚していた。

 最高裁では弁護側が最新技術でのDNA鑑定を提出し、裁判においても再鑑定を申し立てたが、最高裁は認めず、犯人とされた菅家利和さんの有罪が確定されてしまったのだ。さらに菅家さんは再審請求を行うが、宇都宮地裁はそれを6年も放置した末に、DNAの再鑑定すらせずに再審を棄却した。そして逮捕から18年も経った09年、東京高裁が再鑑定を決定し、DNA不一致、えん罪が明らかになった。

 東電OL事件も同様だ。事件当時は劣化が激しく鑑定が不能といわれたが、歳月が経ち鑑定技術が凄まじく向上したにもかかわらず、東京高裁が再検定を決定したのは事件から14年も経ってのこと。これも支援者やマスコミの尽力が大きな後押しになったが、鑑定結果が出たにも関わらず、検察はそれを不服として異議を申し立てたほどだ。一体なぜ捜査当局や裁判所は再鑑定をこれほど忌み嫌うのか。

「メンツです。警察や検察という“国家”が、一度は有罪だと確信し起訴したものがひっくり返されれば組織としても大きな不祥事となる。そのため、普通なら簡単だと思う再鑑定を避けるんです。裁判所も同様で、検察を身内として考え、『検察のすることは正しい』という考えがこびりついている。しかも前例がないことをやりたがらないお役所体質ですからね。司法の独立なんて絵空事です」(司法関係者)

 こうした体質を考えると、今回も鑑定結果を信じることはできない。1回目の検査で陽性反応は出たが、何かのミスが発覚して、慌てて2回目の検査をやった。ところが、それがシロだったため、一転して1回目のミスをネグって、陽性反応を確定させてしまった。そんな可能性は十分あるだろう。

 そもそも一連の捜査、裁判では、栩内被告がASKA被告の覚せい剤使用を執拗に疑い、追及しているメールが公開されている。

「使用している事実があるなら、交際をやめる」。 また、北海道旅行の前にも「(週1回自主的に行っているとしていた検査の)約束が守れないなら、(約束していた旅行先の)札幌はやめる」、ASKA被告から「守れてるよ。検査は毎週やっているし、(薬物使用したとしても消えるのに)普通10日ぐらいかかるから(検査で反応が出るはず)。札幌を楽しみにしているのに、そんなこと言わないでよ」と返信を受けても、栩内被告が「何もない人は日数にこだわらない」と食い下がっている。

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