ASKAの愛人・栩内香澄美被告の覚せい剤使用は冤罪ではないのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
asuka_01_141021.jpg
ASKAセルフカヴァーアルバム『12』(ユニバーサル・シグマ)

 ASKA(本名・宮崎重明)と共に覚せい剤使用で逮捕された愛人の栩内香澄美被告の裁判報道がどうもおかしい。

 覚せい剤使用を早々と認めたASKAに対し、栩内被告は逮捕直後から一貫して容疑を否認、裁判でも無罪を主張している。しかしこの国のマスコミは、逮捕直後から「ASKAが長年覚せい剤をやっていたのだから栩内被告も同じ」という論調で、既に有罪と決めつける報道を繰り返し行っているのだ。 

 尿検査と毛髪鑑定で陽性反応が出たことも彼らの論調を後押ししている。尿検査で陽性になったことに対して栩内側は逮捕当日、2人がセックスした際、「宮崎さん(ASKA)の精液が混入した」と証言したが、検察側証人の科学捜査研究所検査員が「陽性反応になるためには、少なくとも370回分の射精が必要」と反論。すると、マスコミはそのことを嬉々として伝え、「栩内被告の主張が崩れた」と断じた。だが、覚せい剤に詳しい専門家はこう語る。

「たしかに覚せい剤をやっている相手が普通に射精をしただけでは、尿検査で陽性になることはないが、その相手が陰茎に覚せい剤成分を塗っていれば、陽性になる可能性は高い」

 毛髪についても同様だ。毛髪鑑定は2回行われており、1度目は覚せい剤反応が陽性だったが、2度目は陰性だった。そのため、栩内被告は逮捕当日、セックスの際に汗かきのASKAの汗が付着した可能性を主張したが、科捜査研の別の担当係官が出廷。「髪の毛は何度も洗浄してから鑑定した。汗が付着したために陽性になったなどありえない」と反論した。


 また2回の鑑定結果が分かれたことについても、係官は同時期に採取した毛髪を分割しているため「覚醒剤成分が含まれる試料が散逸して、得られる薬物濃度が変わることもある」とした。

 ワイドショーやマスコミもこれを受けて専門家たちに同様のコメントをさせた。「検査の前に洗浄しないなんてありえない」「1回でも陽性反応が出ればクロ」。

 しかし、だとしたらなぜわざわざ2回の検査をしたのか。通常、こういう検査を2回やることはほとんどない。しかも、栩内被告の弁護士によれば、2回目の鑑定をすることを申し出たのは弁護側でなく警察側だったという。「1回でも陽性反応が出ればクロ」なら、すでに1回目で陽性反応が出ているわけだから、2回目は必要がない。それをわざわざやったというのは、何かミスがあったのではないか。

 鑑定を行った係官は「毛髪は何度も洗浄してから鑑定にかけた」というが、誰かが客観的にそれを証明しているわけではない。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ASKAの愛人・栩内香澄美被告の覚せい剤使用は冤罪ではないのかのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。冤罪時田章広検察の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
2 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
3 『クロ現』降板の国谷裕子が圧力を語る
4 浜崎あゆみの告白本『M』はエイベックス松浦の自己PRが狙い?
5 「拝謁記」昭和天皇は「反省」していたか 改憲再軍備、沖縄切り捨ても
6 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
7 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
8 『ワイドナ』の裏で、『サンジャポ』が吉本と安倍政権の癒着を批判
9 嫌韓批判で炎上も…石田純一はブレない
10 ウーマン村本がよしもと社長からの圧力を激白!
11 葵つかさが「松潤とは終わった」と
12 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
13 安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
14 ジャニー喜多川社長の性的虐待問題を一切報じないマスコミ
15 秋元康の東京五輪に椎名林檎が危機感
16 山本太郎が安倍の対韓国強硬姿勢を「小学生並み」と批判した理由
17 田母神を担いだ百田、中西の責任
18 菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
19 ソウル“反日旗”撤去に日本のネトウヨが「反日続けろ」
20 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
1安倍首相と省庁幹部の面談記録が一切作成されなくなった!
2くりぃむ上田晋也が“政権批判NG”に敢然と反論
3金融庁報告書で厚労省年金局課長の驚愕無責任発言
4産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
5安倍首相が「老後2000万円」追及に逆ギレ!
6菅官房長官が望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活
7金融庁「年金下がるから資産運用」報告書で麻生太郎が開き直り!
8F35捜索打ち切りと大量購入続行でNHKが「背景に政治性」と報道
9金融庁炎上の裏で安倍政権が「年金」の“不都合な事実”を隠蔽!
10防衛省イージス・アショア失態 、玉川徹が原因を喝破!
11長谷川豊が部落差別発言「謝罪文は馬場幹事長が作った」
12講談社「ViVi」の自民党広告は公選法違反か!
13映画『主戦場』上映中止要求の右派論客に監督が徹底反論!
14渡辺謙が語った『ゴジラ』出演と震災、原発、戦争
15マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第1話
16田崎史郎「65歳から年金もらってます」
17川崎殺傷事件「不良品」発言こそ松本人志の本質だ!
18 香港市民はデモの力示したが、日本は…
19松本人志が「不良品」発言問題で謝罪も説明もなし!
20農水元次官子ども殺害正当化は、橋下徹、竹田恒泰、坂上忍も

カテゴリ別ランキング


人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄