産経が朝日、毎日、東京を「安倍叩きのためならどんなことでも」と攻撃! 安倍擁護でフェイク垂れ流し新聞がどの口で…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
産経が朝日、毎日、東京を「安倍叩きのためならどんなことでも」と攻撃! 安倍擁護でフェイク垂れ流し新聞がどの口で…の画像1
産経新聞社HPより


 北朝鮮のミサイル発射でほくそ笑んでいるのは安倍首相だけではない。ネトウヨ機関誌・産経新聞も弾道ミサイル発射に大フィーバー。脅威を煽る一方で、ネット版では金子勝・慶應義塾大学教授の〈北朝鮮も怖いが、『戦時放送』を流す安倍政権も怖い〉というツイートを紹介し、「警報がなくて大事に至ったらそれはそれで批判するのでは?」「平和は空から降ってこない」などというネット上のコメントを掲載している。

 このように、もはや産経がネトウヨまとめサイト同然であることは周知の通りだが、そんな産経が、先日26日のコラム「産経抄」でとんでもないことを言い出し、失笑を買っているのをご存じだろうか。

 まず、この日の産経抄では、作家・門田隆将氏が毎日新聞や朝日新聞の記者から「いま、社内は安倍(晋三首相)を叩くためなら、どんなことでもするという空気になっている」と聞かされた、という話からはじまり、コラム執筆者もこう証言する。

〈実は小欄もかつて知人の東京新聞記者から、こんな打ち明け話を聞いたことがある。「上司に『安倍なんか取材しなくていいから、とにかくたたけ』と号令された」。同僚記者も、別の東京新聞記者から同趣旨のことを聞いている〉

 朝日と毎日が「どんなことでもするという空気」になっていると言うなら、どうして森友学園の音声テープ問題や加計学園の設計図問題をもっと大々的に追及しないのか、まったく不思議で仕方がない。しかし、産経抄はこれこそが〈新聞業界の「不都合な真実」〉などと述べ、こんなことを言い出すのだ。

〈事実をありのままに伝えることよりも、自分たちの主義・主張や好みを広めることに熱心な習性があるのは否めない。「権力の監視」を隠れみのにしつつ、時に暴走を始める〉

 いやいや、〈自分たちの主義・主張や好みを広めることに熱心な習性〉って、それはおたくのお家芸では……。自虐ギャグとしか思えないが、最後には〈自制心と自浄作用を失ったマスコミ権力は誰が監視するのか〉とまで述べており、どうやら本気で書いているらしい。

安倍擁護のために産経が垂れ流したフェイクニュース総まくり

「どの口が言うのか」とはこのことだろう。「安倍政権を大応援」または「歴史修正」、はたまた「嫌韓反中」という〈自分たちの主義・主張や好み〉をごり押しするばかりか、そのために〈事実をありのままに伝える〉こともせず、挙げ句にはデマまで拡散してきたのは、当の産経だからだ。

 近年の事例だけを振り返っても、主義・主張のために振りまいたデマは山ほどある。

 その最たる例が、2ちゃんねるの書き込みをもとに北朝鮮のミサイル発射のデマを予告した一件だ。

 今年5月14日、産経のネット版が「北朝鮮のラジオ放送の暗号を2ちゃんねらーが解読? 『14日午前5時56分、発射予定時刻かな』が的中」と題した記事を掲載。その匿名の書き込みに乗っかって“15日6時3分にもミサイル発射があるかも”と、北朝鮮危機を煽ったのだ。

 しかし、15日に北朝鮮が新たなミサイル発射をおこなったという情報はなく、記事は完全なデマ、流言飛語の拡散以外の何物でもなかった。というか、それ以前に産経が「的中」と報じている14日の発射時間も時間がずれており、全然「的中」ではなかった。

 この産経がもとにしたネットの書き込みは2ちゃんねるの「東アジアニュース速報+板」のスレッドにあったもの。「東アジアニュース速報+板」といえば、韓国や北朝鮮、中国の話題をひたすら集めたうえで、ニュースとは名ばかりの偽情報と差別言辞が飛び交うネット右翼の温床であり、「デマだらけ」「便所の書き込み」と言われる2ちゃんねるのなかでも“肥溜め中の肥溜め”と呼ぶべきネトウヨ隔離用の板だ。そんなものをネタ元に、「ニュース」のように報じていたのだ。

 また、森友問題では、辻元清美衆院議員が「塚本幼稚園に侵入した」「森友学園の小学校建設現場に作業員をスパイとして送り込んでいた」というネット上の流言飛語をそのまま「民進・辻元清美氏に新たな『3つの疑惑』 民進党『拡散やめて』メディアに忖度要求」というタイトルで記事化。これは籠池夫人、またスパイとされた作業員自身が否定し、まったくのデマだったことが確定しているが、産経は、記事において辻元議員が塚本幼稚園とはまったく別の場所にある森友学園の小学校建設予定地を視察している写真をわざわざ添え、あたかも塚本幼稚園に近づいているという印象操作までしていた。

 辻元議員をめぐっては、産経は東日本大震災直後の2011年3月16日にも「阪神淡路大震災の際に、被災地で反政府ビラをまいていた」などのネット上のデマを安倍御用記者・阿比留瑠比編集委員が記事にし、産経側が名誉毀損で全面的に敗訴している。にもかかわらず、またもデマを拡散したのだ。

森友、加計問題で不正を擁護、前川前文科次官を攻撃した産経

 北朝鮮の脅威を煽りたい。反安倍政権の人物を攻撃したい。そうした〈自分たちの主義・主張や好み〉という欲望を剥き出しにした結果、こうして平然とデマを垂れ流してきたのが産経なのだ。

 いや、デマだけではない。産経は、朝日や毎日、東京新聞が「権力の監視」を隠れ蓑にし、事実を蔑ろにして反安倍という主義・主張を広めていると述べる。だが、現在の安倍政権批判が高まった要因には、森友・加計しかり、防衛省日報問題しかり、大臣の失言問題しかり、事実としての疑惑や不正が数々ある。

 一方、産経はといえば、たとえば加計問題については〈まるで泥仕合〉〈文書が存在したとして、首相およびその周辺から具体的指示があったかの証明とはならず、法律上の容疑が生じるわけでもない〉〈推進の指示があったとしても規制改革は政権の重要政策であり、不自然とはいえない〉(5月27日付)と、国民からあがる疑義にまったく取り合わない。

 その上、読売新聞が官邸リークに乗って記事にした前川喜平・前文部科学事務次官の出会い系バー通いを「義憤の顔は本物か」などとタイトルに掲げて嬉々として取り上げたかと思えば、特区ビジネスにもかかわっていた岸博幸氏のインタビューを掲載し、そこで岸氏は前川氏を名指しで「官僚のクズ」と罵倒。そして、「朝日新聞は前川ありき」「朝日は加戸守行前愛媛県知事らの発言をまたもや無視」などと、ネトウヨと一緒になって何のニュース性もない加戸氏の証言をメディアが取り上げないのはおかしいとバッシングしたのだ。

 このように、〈事実をありのままに伝えることよりも、自分たちの主義・主張や好みを広めることに熱心〉なのも、〈「権力の監視」を隠れみのにしつつ、時に暴走を始める〉のも、すべて産経に当てはまる批判だ。

 よくもまあこれで〈自制心と自浄作用を失ったマスコミ権力は誰が監視するのか〉などと憂えてみせたものだと呆れ果てるしかない。いちばん監視が必要なマスコミは、〈自制心と自浄作用を失った〉産経新聞だろう。

 そういう意味では、これからも本サイトは、率先して産経の監視役を引き受けていくつもりだ。バカの監視をするのは疲れるが、同紙が安倍政権と一体化している以上、「権力チェック」のためにも、産経報道が垂れ流すフェイク検証は不可欠だと考えるからだ。

最終更新:2017.08.30 10:59

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

産経が朝日、毎日、東京を「安倍叩きのためならどんなことでも」と攻撃! 安倍擁護でフェイク垂れ流し新聞がどの口で…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。フェイクニュースミサイル北朝鮮安倍内閣産経新聞編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
2 箕輪のセクハラを告発した女性が暴露したエイベックス松浦の疑惑
3 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
4 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
5 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
6 テラスハウスの出演者がセクハラ告白
7 自民党がネトサポに他党叩きを指南
8 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
9 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音
10 葵つかさが「松潤とは終わった」と
11 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
12 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
13 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
14 喜多嶋舞が大沢樹生に大反論!
15 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
16 宮台真司が沖縄県知事選を語る!
17 議事録改ざん繰り返す安倍政権の危険性
18 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
19 農家の安倍内閣支持率が18%に激減
20 岡村隆史問題で松本人志の逃げ方、古市憲寿のスリカエがひどい
1 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
2 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
3 検察は河井克行を逮捕できるのか? 捜査は買収の原資“安倍マネー”に
4 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
5 田崎史郎が「#検察庁法改正に抗議します」で“黒川と安倍は近くない”と嘘
6 安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち
7 検察庁法改正で松尾元検事総長が安倍首相を「中世の亡霊」と批判!
8 検察庁法改正が抗議の声を無視し強行採決へ! 安倍首相は嘘八百会見
9 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
10 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
11 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
12 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
13 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
14 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
15 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
16 国会で井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられた安倍首相が…
17 加藤清隆、百田尚樹ら「#検察庁法改正案に抗議します」攻撃のトンデモ
18 百田尚樹と対照的! 橋本愛が「文化・芸術は死んだ心を生き返らせる」
19 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音
20 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄