独裁者の本音が次々露わに! 安倍首相の安保法制トンデモ発言ランキング〈第4位〜第1位〉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abe_03_150716.jpg
安倍晋三公式サイトより


 安倍首相の安保法制をめぐる発言をあらためて検証。そのトンデモ発言をランキングにしているこの企画、いよいよ後編、第4位から1位の発表である。書いているこちらも怒りで頭がクラクラしてきたが、ぜひ最後までお付き合い願いたい。【前編はこちらから】


★第4位 「実際、(自衛隊員の)リスクは下がっていくと思います」
(7月8日、ネット番組で)

 ■自衛隊のリスクはむしろ下がる? 小学生低学年以下の反論で輪をかけてわかりにくく■

 前編でも紹介したネット番組で、自衛隊員のリスクについて「例えば1あるリスクが1増えて、更に1増えて、1+1+1=3で、今まで2だったものより増えたじゃないかという単純な話ではない」というわけのわからない発言をした安倍首相。

 上から目線で分かりやすく説明しようとして、逆に自分の頭の悪さを露呈させたかたちだが、もっと驚いたのは“むしろ自衛隊のリスクは下がる”などと言い出したことだ。

「今度私たちがつくる法律は恒久法ですから、あらかじめ各国とも連携した情報収集や教育訓練が可能となり、色んな事態に対応できる訓練が可能になりますから、実際、リスクは下がっていくと思います」

 地球上のあらゆる戦闘場所に出かけて行って、後方支援、つまり一番狙われやすい兵站を担当するのに、訓練さえすれば大丈夫!って、そんなわけないだろう。

 むしろ、安倍首相は「1+1+1=3」という小学生レベルの当たり前を一から勉強し直した方がいいのではないか。

★第3位 「戦争法案などといった無責任なレッテル貼りは全くの誤りだ」
(5月14日、記者会見で)

 ■または首相は如何にして説明するのを止めてレッテル貼りを愛するようになったか■

 閣議決定の日の記者会見で言ったこのセリフ。もはや説明は不要だろう。昨年7月14日にも、集団的自衛権をテーマに開かれた衆院予算委員会の集中審議で、民主党の海江田万里代表(当時)が「抑止力を高めると軍拡競争が始まるのでは」と指摘。すると安倍首相は「レッテルを、私がレッテルを貼ったなら謝るが、海江田さんもレッテルを貼ったなら取り消していただきたい。お互いにレッテルを貼りあうという不毛な。海江田さんがまずレッテルを貼ったから、私もレッテルを貼った。レッテル貼りの議論ではなくて、レッテル貼りではなく中身の議論をすべきだと思う」と、なんと1回の答弁で8回も「レッテル」という単語を使った。“首相の異常なレッテルへの愛情”はなんなのか? 

 前述の“捏造認定”にしてもそうだが、結局「捏造だ!レッテル貼りだ!」と連呼することによって、説明から逃げ続けているだけだろう。しかも、それでいて、自分は例の「日教組」発言のように、ネトウヨ並みのレッテル貼りを平気でやる。まったく度しがたい人物である。

 きっと、戦争をおっ始めて国際社会から批判されても「今、我々がやっている平和のための戦いを“戦争”だなどというのはレッテル貼りです」とか言うんだろうなあ……。


★第2位 「日本を攻撃しないと言いながら、意図を隠して攻撃の用意をしていることは当然あり得る」ほか
(7月3日、特別委での答弁)

 ■集団的自衛権の条件をいつのまにか拡大! 陰謀論を駆使して侵略戦争も可能に■

 二転三転した安倍首相の答弁のなかでも、もっとも酷いのはいつの間にか集団的自衛権発動の条件が変わっていたことだろう。7月10日の特別委で、集団的自衛権の行使が可能となる状況について「邦人輸送中やミサイル警戒中の米艦が攻撃される明白な危機がある段階で認定が可能」と言い放った。しかし、首相は6月には「米艦にミサイルが発射された段階」で判断できるとしていたわけで、いつのまにか条件を拡大していたことになる。

 ようするに、「あの国から米艦隊が攻撃されるだろう」と政府が恣意的に認定しさえすれば、いつでも集団的自衛権を行使することができるらしい。

 また、7月3日の特別委では「日本を攻撃しないと言いながら、意図を隠して攻撃の用意をしていることは当然あり得る」と説明しており、つまり明白な危険が「ない」ことが確認できないなら、自衛隊が攻撃することがあり得るというのだ。さすが、イラク戦争について「大量破壊兵器を持っていないことを証明しなかったイラクが悪い」と言ってのけた安倍首相。こういうのを悪魔の証明というが、その論法はまさに独裁者が粛清するときのそれ。中国か北朝鮮への戦争に踏み切るのも時間の問題か?

★第1位 「我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから」
(5月20日、国会党首討論で)

 ■俺が言ってることは正しいのだから正しい! まさにファシスト! さようなら民主主義■

 やはり、栄光の第1位はこれをおいてないだろう。他でもない“安倍ファシズム宣言”だ。5月20日の国会での党首討論会では、共産党・志位和夫委員長とのポツダム宣言をめぐる攻防が話題となったが、むしろ見逃してはいけないのはこっちのほうだ。

 煮え切らない首相の答弁に、民主党・岡田克也代表が「何一つ納得できない。間違っていますよ!」と怒りをあらわにしたことに買い言葉の安倍首相。「何をもって間違っていると言っておられるのかわかりませんが、我々が提出する法律についての説明はまったく正しいと思いますよ」とをまくしたて、そして小バカにしたように吹き出しながらこう続けた。「私は総理大臣なんですから」(笑)。

 まさかの「俺が法律だ」宣言である。もうあきれ果ててツッコむ気にもなれないが、安倍首相の民主主義観というのは、つまり「一度選挙で選んだら国民は白紙委任して黙っておけばいい」ということだろう。そう考えてみると、今回の安保法制法案について、国民の理解が進まないのは、法案の内容が複雑だからでも、政府の説明が下手だからでもない。ひっきょう、安倍首相が国民のことなどどうでもいいと思っているからだ。おとなしく俺の言うことに従っておけばいい、と。

 いかがだっただろうか。こんな人間がいま、日本国行政のトップに君臨しているのだ。

 しかも、真の恐怖はこれからだろう。なにせ、自衛隊の最高指揮監督権を持っているのがこの男で、しかも安保法制により、その自衛隊の活動範囲が飛躍的に拡大し、他国への攻撃が可能となるのだ。はっきり言うが、安倍晋三が総理大臣であるかぎり、日本は他国との戦争はさけられない。

 だが、前編の冒頭でも言ったように、まだ望みはある。世論がもっと盛り上がり大きな反対運動になっていけば、安倍内閣を倒し、安保法制を廃案にすることも、決して不可能ではないのだ。

 そのためにも、この史上最悪の総理大臣の危険な本質をさらに多くの人に知らせる必要がある。奮って拡散していただきたい。
(梶田陽介)

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

安倍晋三とは何者か?―日本の仕組みをつくり変える政治家の正体

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

独裁者の本音が次々露わに! 安倍首相の安保法制トンデモ発言ランキング〈第4位〜第1位〉のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ランキング安倍晋三梶田陽介の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 百田尚樹『日本国紀』に“Yahoo!知恵袋コピペ疑惑”
2 直木賞受賞『宝島』が突きつけた「沖縄問題」の本質
3 三浦大知が歌う歌は天皇皇后の沖縄への想い
4 櫻井よしこは嘘つきだ!小林節が告発
5 稀勢の里「ナショナリズムのアイコン」の相撲人生
6 沖縄県民投票“不参加”指南の背後に安倍官邸の存在か!
7 “バンクシー”のネズミはOKで安倍首相の顔写真にヒゲはNG?
8 DA PUMPがEXILEに挑戦状
9 三浦瑠麗が松本人志の悪質セクハラ発言を「問題ない」と擁護
10 つんく♂が秋元のメンバー差別に
11 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない
12 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
13 古市憲寿「平成くん、さようなら」と「終末期医療打ち切れ」論
14 竹田恒泰が父の五輪汚職捜査に「フランスは皇室がないからひがんでる」
15 国連も「組み体操」の危険性を指摘!
16 追悼!市原悦子が生前語った安倍政権への怒り、反戦の思い
17 百田尚樹の「改憲PR映画」がトンデモ!
18 マツコ「安倍首相は馬鹿」にネトウヨが
19 戦争専門家が集団的自衛権の嘘を指摘
20 収賄疑惑の甘利大臣がバンダイとも
1 追悼!市原悦子が生前語った安倍政権への怒り、反戦の思い
2 クイーンのB・メイ辺野古署名に『ボヘラプ』鑑賞の安倍首相は…
3 所ジョージが沖縄米軍基地反対ソング! 
4 竹田恒泰が父の五輪汚職捜査に「フランスは皇室がないからひがんでる」
5 ウーマン村本、ローラ…権力批判芸能人を排除する醜悪メディア
6 安倍首相の“サンゴ移植した”嘘を追及しない本土メディア
7 早野龍五・被曝論文に重大誤り!お墨付き与えた糸井重里の責任
8 産経と菅官房長官が「辺野古赤土投入問題」追及の望月記者を攻撃
9 仏司法当局が東京五輪誘致汚職で竹田恒和JOC会長の捜査開始!
10 日露外相会談の大失態を必死で隠す安倍政権
11 沖縄県民投票“不参加”指南の背後に安倍官邸の存在か!
12 ゴーン前会長出廷で露呈した特捜部の無理スジ国策捜査
13 外務省が日米地位協定のウソ説明をコッソリ修正
14 バカリズム、指原莉乃が外国人労働者問題で差別丸出し
15 安倍政権の反韓煽動が酷い!「韓国へ渡航禁止」まで主張
16 三浦瑠麗が松本人志の悪質セクハラ発言を「問題ない」と擁護
17 三浦大知が歌う歌は天皇皇后の沖縄への想い
18 “バンクシー”のネズミはOKで安倍首相の顔写真にヒゲはNG?
19 直木賞受賞『宝島』が突きつけた「沖縄問題」の本質
20 松本人志が指原莉乃に悪質セクハラ差別発言! 

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄