緊急事態宣言で安倍首相が“ドケチファシスト”ぶり全開! 自粛補償を拒否する一方で警察動員の圧力と憲法改正にだけ前のめり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
緊急事態宣言で安倍首相がドケチファシストぶり全開! 自粛補償を拒否する一方で警察動員の圧力と憲法改正にだけ前のめりの画像1
緊急事態宣言発令を受けて会見する安倍首相(首相官邸HPより)


 この男が舵取りする泥船の上に国民が乗せられている──そう痛感するだけの1時間だった。無論、昨夜におこなわれた、緊急事態宣言を発令したことを受けての安倍首相の記者会見のことだ。

 まず、安倍首相は「医療現場はまさに危機的な状況」「もはや時間の猶予はない」「(感染拡大の)事態は切迫」などと危機を訴えたが、医療体制の整備を急げというのは1月の段階から野党が口を酸っぱくして言いつづけてきた話。安倍首相が例として挙げた東京都の感染拡大にしても、東京五輪の予定通りの開催にこだわってきたせいで、検査が抑えられ、そのために感染が広がったのではないかという見方もある。実際、2カ月以上ものあいだ検査体制・医療体制の整備は進んでおらず、いずれにしても、ここまでの状況に追い込んだのは安倍首相の後手後手対応にあるというのに、そうした自分の不手際には一切言及せず、安倍首相はこんな話をはじめたのだ。

「医療現場のため自分たちができる支援をしたいとクラウドファンディングを始めたみなさんがいます」
「看護協会は5万人を超える現在現場を離れている看護師のみなさんに協力を呼びかけています」

 医療現場のためのクラウドファンディングや離職している看護師の協力要請って、それ全部、安倍首相がやるべき仕事で、やらないから国民がやっているだけではないか。しかし、安倍首相はこうした取り組みを「これこそが希望であります」などと褒め称え、自分がやるべきことを“美しい国民の姿”として称揚することで責任転嫁してみせたのである。

 この期に及んで美談やポエムで自分の失策を覆い隠す──。いつものこととはいえ反吐が出るが、問題なのは、事ここに至っても、安倍政権が「ドケチ政権」であると同時に、 “国民の生活と命を本気で守る気などさらさらない”ということを露呈させたことだ。

 安倍首相は「日本経済がいままさに戦後最大の危機に直面している。そう言っても過言ではありません。その強い危機感のもとに、雇用と生活は断じて守り抜いていく」と言うと、「そのために、GDPの2割に当たる事業規模108兆円、世界的にも最大級の経済対策を実施することといたしました」と宣言した。

「世界的にも最大級の経済対策」と言われると「安倍さん太っ腹!」と思った国民も多いかもしれないが、これは完全に“詐欺”だ。というのも、この「108兆円」には通常、事業規模には含まれないとされる納税や社会保険料の支払い猶予分の26兆円だの、新型コロナとはまったく関係なく昨年末に策定した経済対策分だのも含めたものだからだ。現に、新型コロナ対策として国が直接財政支出する、いわゆる“真水”は108兆円のうち39.5兆円。そのなかで現金給付に使われるのは6兆円にすぎないといわれている。

「自粛と補償はセット」という怒りの声はあがりつづけているのに、それに耳を貸さない安倍首相。実際、昨夜の会見でも、質疑応答で東京・中日新聞の記者が休業要請にともなう補償や損失補填について質問をおこなったのだが、安倍首相は事も無げにこう言い放った。

「ある特定の業界に(休業を)お願いしてもですね、損失はその業界にとどまるものではありません。そこと、さまざまな取引をしているみなさんにも大きな影響が出ていくということを鑑みればですね、個別に補償していくということではなくて、困難な状況にあるみなさんに現金給付をおこないたいと考えています」
 
 じつは、安倍首相は昨日おこなわれた衆院議院運営委員会でも「飲食店そのものだけではなく、そこに納入している人たちも当然大きな影響を受けていく。ですから自粛要請している人に限って全額を補償するというのは現実的ではない」「バランスを欠くものになる」と答弁。ようするに、休業要請した店や施設にだけ補償すると、取引する納入業者などとバランスが取れなくなる、不公平が出る、だから補償はしない、と言うのである。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

緊急事態宣言で安倍首相が“ドケチファシスト”ぶり全開! 自粛補償を拒否する一方で警察動員の圧力と憲法改正にだけ前のめりのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三憲法改正新型コロナウイルス緊急事態宣言編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍晋三に中国電力から原発マネーが 
2 伊藤詩織氏がはすみとしこ氏を提訴!安倍親衛隊議員の責任
3 橋下徹がれいわ・大石あきこ議員に粘着攻撃で「大石パニックおじさん」の異名
4 玉川徹が『ドクターX』に出演して岸部一徳に言われた一言
5 政治資金報告書で「維新」議員の文通費横流しとデタラメ使途が続々判明
6 文通費どころじゃない!維新が政党交付金も返還せず掠め取り
7 コロナ禍で困窮のさなか介護料を月6.8万円爆上げの鬼畜
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 自民党のネット誹謗中傷対策メンバーの平井卓也が女性蔑視書き込み
10 はすみとしこが詩織さんをイラスト攻撃
11 三原じゅん子が「政権を握っているのは総理大臣だけ」と無知発言
12 吉村知事が府の施設に「表現の不自由展」使用許可を取り消すよう圧力!
13 甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
14 羽田雄一郎参院議員の死が示すコロナ検査の現実
15 頓挫した大阪ワクチンと吉村・松井の闇!日大事件で逮捕の人物も関与か
16 吉村知事「1日で文通費100万円、記憶ない」は嘘! 違法流用の証拠も
17 山口敬之氏が詩織さんに卑劣すぎる反論
18 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
19 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
20 小藪千豊が夫婦別姓をドヤ顔で猛批判!
1吉村知事「1日で文通費100万円、記憶ない」は嘘! 違法流用の証拠も
2文通費どころじゃない!維新が政党交付金も返還せず掠め取り
3維新は「パソナ丸投げ」病! 時短協力金業務でデタラメ発覚も新しい仕事
4自民党・維新がコロナを口実に本気で「改憲」に動き始めた!
5自民党の“アシスト係”維新が賛成した最悪の法案総まくり
6高須院長の署名偽造関与が濃厚に…女性秘書が書類送検、関与示す供述調書
7橋下徹がれいわ・大石あきこ議員に粘着攻撃で「大石パニックおじさん」の異名
8コロナ禍で困窮のさなか介護料を月6.8万円爆上げの鬼畜
9吉村知事が府の施設に「表現の不自由展」使用許可を取り消すよう圧力!
10安倍晋三に中国電力から原発マネーが 
11政治資金報告書で「維新」議員の文通費横流しとデタラメ使途が続々判明

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄