ローラ、ウーマン村本、りゅうちぇる…社会問題にコミットし考えを深化させた芸能人たち!「芸能人よく言った大賞」(後編)

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『THE MANZAI2018』に出演の村本とローラのインスタより


 お送りしている「芸能人よく言った大賞」。前編はニューカマーを中心に紹介したが、2018年は以前から社会的イシューにコミットしてきた芸能人たちがさらに踏み込み、深化した発言をするケースも数多く見られた。後編ではそういった発言を中心に紹介したい。
 ふだん、ネトウヨや冷笑系から「お花畑」「勉強不足」「操られている」などとディスられている彼らがいかに深く考え、勉強し、本質を見極めようとしているのか。ほんとうに「操られている」「お花畑」はどっちなのか。これを読めば、そのことがよくわかるはずだ。そして、大賞になぜ、この人を選んだのかということも……。「芸能人よく言った大賞」後編、ぜひ、最後まで読んでほしい。

★5位 本田圭佑−−−炎上を恐れず朝鮮学校を訪問!「自分の国しか愛せないのは悲しいこと」と

 本田圭佑ランクインの理由はもちろん、W杯閉幕直後の7月19日に神奈川朝鮮中高級学校と、横浜朝鮮初級学校を訪れたことだ。朝鮮学校への差別問題はいまやリベラルなメディアさえ、右派からの攻撃、批判を恐れてほとんど言及しなくなっているが、本田は「訪問」という行動でそのタブーを乗り越えて見せた。しかも、本田がすごいのはその訪問について真正面から語ったことだ。

 フリーのスポーツライター・金明昱氏のインタビューで、訪問の真意について問われた本田は「僕が一番伝えたかったのは、両国の間に歴史として様々な事があったとしても、僕らが人である限り、“仲間”になれるんだ!ということを伝えたかったんです(中略)そして朝鮮学校を訪問することで、間接的に日本人にも同じことを伝えられればという想いがありました」と答えた。

 加えて、「愛国心」や「政治家の果たすべき役割」について問われた本田選手は「自分の国を家族と思えることが愛国心かなと。ただ問題なのは自分の国しか愛せないこと。それは悲しいことだし違うと思う」「結果から言うと世界を平和にすることではないでしょうか? 国益だけを考える政治家は、今後は必要とされなくなっていく時代になると思います」と指摘した。

 これは、自分の国しか愛さない、自分の国の国益だけしか考えない、いまの日本社会と安倍政治に対する本田なりの警告といっていいだろう。

 そもそも本サイトは、本田に対して、若者世代の自殺が多いとのニュースについてTwitterで〈他人のせいにするな! 政治のせいにするな!!〉と説教するなど、成功したトップアスリートにありがちな「強者の論理」を無自覚に発信してしまう「自己責任論者」のイメージを抱いていた。しかし、W杯直前にオキュパイ運動の理論的支柱であるデヴィッド・グレーバーによる“反資本主義”の書『負債論』を紹介するなど、最近、社会的弱者やマイノリティに対する意識が変わってきたのか、と感じていたところに、朝鮮学校訪問とインタビューでの発言。本田の思想的深化に素直に賛辞を送りたい。

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