翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の沖縄いじめと闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷の画像1
沖縄県オフィシャルサイトより

 本日、翁長雄志知事が亡くなった。67歳だった。今年4月に膵臓がんの手術を受けた翁長知事だが、きょうの夕方には謝花喜一郎副知事が会見を開き、翁長知事が7日から意識混濁状態にあること、職務代理を置くことを発表。その直後の訃報となってしまった。

 今年6月23日の慰霊の日には沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、見るからに痩せた身体に心配の声があがっていたが、「平和宣言」のスピーチでは安倍首相を前にして「20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか」「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」と言明。

 そして、7月27日には会見を開き、辺野古埋め立て承認を撤回する手続きに入ったことを発表。8月17日以降から環境に深刻な影響を与える土砂の投入をおこなう方針である政府に対し、知事権限で抵抗に出たのだ。この会見のラジオ音声が名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に流れると、新基地建設に反対するために集まった市民たちから「翁長さんがんばれー!」の声があがったという。

 最後の最後まで「辺野古に新基地はつくらせない」という民意に基づいた公約を実現するべく、最前線で安倍政権と対峙し、闘いつづけてきた翁長知事。だが、約3年9カ月にわたる知事在任期間は、折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復を仕掛けつづけた歴史でもあった。

 それは、辺野古移設阻止を掲げて2014年11月の知事選で圧勝した直後からはじまった。それまで仲井眞弘多・前知事時代には増額してきた沖縄復興予算を、知事が翁長氏になった途端、政府は160億円も減額したのだ。

 さらに、2014年12月に知事就任の挨拶のため永田町を回った際には、菅義偉官房長官ら政権幹部は誰も会おうとせず、閣僚との会談は山口俊一沖縄北方相(当時)だけという仕打ちを受けた。年明けの1月6~8日にも新年度の予算の要請などで上京したが、与党・自民党の会合への出席を拒まれ、関係閣僚との会談も実現しなかった。とくに露骨だったのが西川公也農水相(当時)で、翁長知事が特産のサトウキビの交付金に関連して面会を求めたが、面会が認められたのは同席する予定だった農協幹部だけ。知事は県東京事務所で待機するしかなかったという。そして、前知事の仲井眞弘多氏は毎回招かれていた自民党本部での沖縄関連予算を議論する会議にも翁長知事は招かれなかった。当時、自民党沖縄県連幹部は「普天間問題で政策が異なる知事の要請を受ける理由はない」と話している(朝日新聞2015年1月9日付)。

 結局、翁長知事が再三求めてきた面談がおこなわれたのは、就任から約4カ月も経ってからのこと。しかも安倍首相ではなく菅義偉官房長官が対応した。このときのことを、翁長知事は著書『戦う民意』(KADOKAWA)でこう振り返っている。

〈移設反対を訴えて圧勝した沖縄県知事に会うことによって、「積極的平和主義」で集団安保体制の法制化を進めていた安倍総理の「強い政治家イメージ」に傷がつくことを恐れたのではないかと思います。
 つまり、私が折れるときを待つという持久戦略とともに、自民党政権の基地政策に国民が疑問を抱かないよう配慮したイメージ戦略ではないのか──もちろん、これは私の推測なので、本当のところはわかりません〉

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍政権安倍晋三沖縄編集部翁長雄志辺野古の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
2 高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
3 「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
4 平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
5 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
8 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
9 自民党のネット誹謗中傷対策メンバーの平井卓也が女性蔑視書き込み
10 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
11 変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
12 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり!
13 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
14 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
15 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
16 維新府議の「即入院」がテレビではじめて吉村知事に質問されるも…
17 ディズニーの原点は千葉のヤンキー
18 聖火リレーの醜いスポンサーファースト 子どもにスポンサー品の着用強要
19 パブリックビューイング中止は嘘!井の頭、日比谷、上野は開催、代々木公園も
20 林真理子が寝屋川事件被害者の親を批判
1竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
2JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
3パブリックビューイング中止は嘘!井の頭、日比谷、上野は開催、代々木公園も
4五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
5炎上、竹中平蔵がYouTubeで「一部の既得権者が利益」とおまゆう発言
6変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
7「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
8平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
9吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
10高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
11東京都が消防庁の職員団員3万人を五輪に投入、救急車も大量配置
12聖火リレーの醜いスポンサーファースト 子どもにスポンサー品の着用強要
13五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
14G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄