『誰が「橋下徹」をつくったか』著者・松本創が東京都知事選で緊急寄稿!

小池百合子と橋下徹の危険な共通性!“オルタナティブ”を選んだつもりが“民主主義の敵”を生み出す結果に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hashimotokoike_01_160730.jpg
上・橋下徹の「問題解決」公式メールマガジンより/下・小池ゆりこオフィシャルウェブサイトより


 東京都知事選も最終盤。優勢の小池百合子氏を増田寛也氏が追い、鳥越俊太郎氏は苦戦の情勢だという。「初の女性都知事誕生への期待」「女性活躍や子育て・環境政策」「自民党都連を敵に回し、組織なしで奮闘している」などが、小池氏が支持される理由だと聞く。

 なるほど、ご本人のサイトをのぞいてみると(https://www.yuriko.or.jp/senkyo/seisaku/)、「東京大改革宣言」と銘打って都政の透明化・五輪予算の適正化・知事報酬削減などを掲げ、「ダイバー・シティ」なる奇妙な造語のもと、女性や高齢者や子育て世帯にやさしいソフトなイメージを強調している。

 一見リベラル寄りな、「既得権益」や「既成政党」に挑む、女性らしい清新な改革派──。しかし、彼女の過去の足跡や発言を見ればそんなことはなく、というより真逆で、保守系組織の日本会議や排外主義団体の在特会とも関係し、古い家族観と性別役割意識にとらわれ、核武装論すら容認するマッチョな思想の持ち主なのだと、このリテラをはじめ、さまざまなところで指摘されている。

 もとより都知事選は都民の選択であり、遠く関西に住む私は傍観するのみだったのだが、こうした一連の報道に接するうち、自分の取材経験から思い出すことがあった。

 実は、小池氏は関西、それも私が住んでいる神戸・阪神間と縁が深い。芦屋に生まれ、神戸の私立中高、西宮の大学に通った(その大学を中退してカイロ大へ移ったらしい)。父親は神戸で貿易商をしていたといい、典型的な「阪神間子女」である。その縁があったためだろう、日本新党時代の1993年から12年間、伊丹や宝塚などの阪神間を選挙区としていた。

 2000年に総選挙があった時、地元紙の記者だった私は、何度か彼女を取材した。初めて伊丹の事務所でインタビューしたのはちょうど、新進党時代からの“ボス”だった小沢一郎氏(当時・自由党)のもとを離れ、保守党へ移った直後だった。当時の記事には「急ハンドルを切る小沢さんに必死でついて来た。でも、今度ばかりは振り落とされてしまった」と殊勝な言葉が残るが、実際は、当時の自自公連立政権において与えられていた経済企画総括政務次官のポストを優先し、政権内に残る選択をしたのだった。政界入り以来、「非自民・非共産」を標榜していたが、この時点で既に将来の自民党入りもにおわせていた。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

誰が「橋下徹」をつくったか ―大阪都構想とメディアの迷走

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

小池百合子と橋下徹の危険な共通性!“オルタナティブ”を選んだつもりが“民主主義の敵”を生み出す結果にのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍政権小池百合子東京五輪松本 創橋下徹の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2 菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
3 菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
4 ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
5 東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
6 デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
7 菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
8 大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
9 山口敬之氏が詩織さんに卑劣すぎる反論
10 釜山総領事更迭の裏に官僚監視秘密警察
11 山口達也の事件をNHKが隠蔽していた
12 ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
13 河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
14 詩織さん全面勝訴でも山口敬之氏と安倍首相の関係に触れないテレビ
15 安倍首相が昨晩、フルコースを完食しワイン、ゴルフの約束まで! 
16 安倍政権が消費者庁のジャパンライフ立入検査ツブシ、内部文書が
17 詩織さんに寄せられた山口敬之氏と安倍官邸の特別な関係の新情報!
18 伊藤詩織氏がはすみとしこ氏を提訴!安倍親衛隊議員の責任
19 菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
20 葵つかさが「松潤とは終わった」と
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
3菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
4菅官房長官がテレビでもポンコツ露呈!『報ステ』では徳永有美に陰険クレーム
5安倍首相は本当に病気だったのか? 辞任表明以降一度も病院に行かず
6デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
7ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
8安倍首相が昨晩、フルコースを完食しワイン、ゴルフの約束まで! 
9東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
10菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
11菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
12菅政権の官房長官に決定 加藤勝信厚労相がコロナ対応で見せた無能
13菅義偉“総理”誕生で権力のために不正を働く「忖度官僚」だらけに
14総裁選で自民党がまた新聞社に圧力文書!
15大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
16大坂なおみの黒人差別抗議マスクに冷ややかなマスコミとスポンサー
17菅内閣が「第三次安倍政権」化! 6月の時点で密約説
18河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
19三浦瑠麗が特別講師「N高政治部」で麻生太郎が民主主義否定の暴言
20『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄