偏差値78、筑駒から東大じゃなくAV男優になった男が半生を激白! 「僕にとってエロこそが救いだった」

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森林原人『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論』(講談社)

 中学受験で、麻布、栄光学園、筑波大学附属駒場、ラ・サールすべてに合格して、筑駒に進学。そんな「神童」と呼ばれそうな経歴をもちながら、AV男優になったという、にわかには信じられない人生を歩んでいる男がいる。

 現在、トップ男優のひとりとしていろいろな作品にひっぱりだこの森林原人。彼が書き下ろした初めての単著『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論』(講談社)が話題だ。

 超進学校からAV男優へ──数奇な運命をたどって男優になり、17年のキャリアのなかで8000人と延べ1万回以上のセックスをしてきた彼にとって、セックスとはいったい何なのか? 森林は本のなかでこのように綴っている。

〈僕の中では、セックスに興味がない人は、人そのものに興味がない人で、寂しい人です。本人はもちろん寂しいだなんて思っていないでしょうが、僕が寂しくなります。寂しい人がいることが寂しい。やっぱり人は本能的に、根源的に、誰かとつながりたいと思うものだと確信しているし、そこに性、セックスがあるのだと僕は伝えたいのです〉
〈性欲とは、生殖につながるものでもありますが、一方では、人間が根源的に持つ孤独への不安を解消するためのもので、温もりへの飢えだと思います。性欲は悪者でもなんでもないのです〉

 5桁にも達する女性(時には男性)とセックスしてきた森林が達した結論は、「セックスとは人と人の『つながり』である」という、ある種普遍的なものであった。そんな境地に達するまで、彼はどんな男優人生を歩んできたのか。彼は自分の人生と「性」の関係をこうまとめている。

〈男優という特殊な職業に就いていること以外はドラマチックな人生ではないけれど(中略)僕もやっぱり性に付きまとわれ、振り回され、向き合うことで生きる意味を知るようになれたんだと思うのです〉

 彼は自分自身について、〈日々の生活におけるセックスの優先順位の高さは、執着に近く、中毒かもしれません。セックスのために死のうとは思わないけど、セックスがなかったら生きてる意味がないと思っています〉と自己分析しているが、彼の心のなかで「性」がそれほど大きな存在感を占めるようになったのは、中学時代の挫折がきっかけであった。

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偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論 (講談社文庫)

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