吉川晃司の反骨がすごい!「俺は現政権がでえっ嫌い」と堂々発言、スポンサーの圧力に負けず反原発メッセージ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 しかし、それでも自分にできるのは歌うことだけ。そこで彼は、11年7月30日、東京ドームにて収益が被災地に寄付されるチャリティライブを開き、21年ぶりに布袋寅泰とのユニットバンド・COMPLEXを再結成させることになる。このライブにより、グッズやDVDでの売り上げも合わせて、6億5000万ものお金を被災地に送ることができた。活動休止前に布袋との殴り合いまであったと噂されるほど遺恨のあったこのグループを、なぜこのタイミングで復活させることになったのか。吉川はこう語っている。

「己の不甲斐なさとか、小ささを痛感させられた上に、さらにもっと違うものを何か感じちゃったんだよね。俺は現場に行っちゃったからね。ずるいっちゃずるいのかもしれないな。何かやっとかないとなって。でも何やればいいんだろうって。ともかくお金が、現金がないんだよ、被災者の方は。そしたら送れるものを考えようと思って、やったんだ」(「bridge」14年8月号/ロッキング・オン)

 吉川の活動はこれだけでは終わらない。3.11をめぐる一連の問題のなかで、ことさら彼に危機感を抱かせたのは、原発に関する問題であった。そこには、広島県出身という彼の出自も関係しているだろう。吉川は「あの夏を忘れない」という、広島の原爆で被爆した人々に捧げた楽曲も発表したこともある。

 そんな吉川にとって、原発の危険性が改めて浮き彫りになったのにも関わらず、それでもこの問題を見なかったことにして再稼働を進めている政府の姿勢は、どうしても不信感を抱かざるを得ないものだった。彼はそのような思いをこう語っている。

「このまま何も策を講じることなく死んじゃったら、僕ら、恥ずかしい世代ですよね。放射能のことも、僕らは本当のことを知らず、知識がないゆえに傍観してきた。それは悔いても悔やみきれない」
「次代を担う子どもたちに負の遺産を押しつけて、あとは頼むよじゃ死んでも死に切れないから、やれることはやらなきゃと思ってます。子どもに、墓に向かって「父ちゃん、何もしなかったじゃないか」とは言われたくない。せめて「いや、俺なりに頑張ったんだ」と言い返したい」(前出「週刊文春」)

 その結果、生まれたのが「絶世の美女」という楽曲である。これは、13年に発売されたアルバム『SAMURAI ROCK』に収録されている。

〈お前は絶世の美女さ/世界は跪くだけ/お前の火照った身体/誰もがお手上げだね(中略)10万年後もpillow talk/熱は冷めないんだろう/魔女も驚くmelting down/お前は全部欲しがる/Oh, No NU Days/Oh, No NU World〉

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

WILD LIPS(初回限定盤)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

吉川晃司の反骨がすごい!「俺は現政権がでえっ嫌い」と堂々発言、スポンサーの圧力に負けず反原発メッセージのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。乙武洋匡原発事故吉川晃司安倍政権新田 樹週刊プレイボーイの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 日露外相会談の大失態を必死で隠す安倍政権
2 古市憲寿「平成くん、さようなら」と「終末期医療打ち切れ」論
3 松本人志が指原莉乃に悪質セクハラ差別発言! 
4 東京五輪が日中戦争でなくなる?
5 JOC竹田会長が女性死なせる交通事故
6 追悼!市原悦子が生前語った安倍政権への怒り、反戦の思い
7 NGT48問題でも秋元康の“無責任”
8 純烈・友井報道で芸能マスコミジャニーズ御用体質 
9 つんく♂が秋元のメンバー差別に
10 産経と菅官房長官が「辺野古赤土投入問題」追及の望月記者を攻撃
11 封印されたAKB48盗撮事件
12 収賄疑惑の甘利大臣がバンダイとも
13 AKBと電通のシークレット飲み会
14 文春が東京五輪を!電通元専務に金
15 安倍首相の“サンゴ移植した”嘘を追及しない本土メディア
16 常盤貴子絶賛!『野火』が描いた戦争
17 仏司法当局が東京五輪誘致汚職で竹田恒和JOC会長の捜査開始!
18 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない
19 安倍政権の反韓煽動が酷い!「韓国へ渡航禁止」まで主張
20 古舘の後任に浮上!安住紳一郎の悪評
1安倍首相が辺野古の土砂投入で「サンゴを移した」と大嘘
2安室、上田、芸能人よく言った大賞前編
3 消費増税反対の内閣官房参与“退職”の裏に官邸の圧力
4クイーンのB・メイ辺野古署名に『ボヘラプ』鑑賞の安倍首相は…
5追悼!市原悦子が生前語った安倍政権への怒り、反戦の思い
6元日『相棒』が今年も安倍政権批判!
7ローラ、村本、りゅうちぇる芸能人よく言った大賞後編
8所ジョージが沖縄米軍基地反対ソング! 
9ウーマン村本、ローラ…権力批判芸能人を排除する醜悪メディア
10安倍首相の“サンゴ移植した”嘘を追及しない本土メディア
11早野龍五・被曝論文に重大誤り!お墨付き与えた糸井重里の責任
12たけしの性差別発言はなぜ問題にならない?
13安倍首相の改憲キャンペーンに松本人志、小藪千豊らが協力?
14 仏司法当局が東京五輪誘致汚職で竹田恒和JOC会長の捜査開始!
15産経と菅官房長官が「辺野古赤土投入問題」追及の望月記者を攻撃
16 ゴーン前会長出廷で露呈した特捜部の無理スジ国策捜査
17 バカリズム、指原莉乃が外国人労働者問題で差別丸出し
18日露外相会談の大失態を必死で隠す安倍政権
19安倍政権の反韓煽動が酷い!「韓国へ渡航禁止」まで主張
20平沢勝栄だけじゃない自民党の性差別 

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄