舛添より酷かった石原慎太郎都知事時代の贅沢三昧、登庁も週3日! それでも石原が批判されなかった理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 ご存知のとおり、石原氏は芥川賞選考委員まで務めた大作家であり、国会議員引退後、都知事になるまでは、保守論客として活躍していたため、マスコミ各社との関係が非常に深い。読売、産経、日本テレビ、フジテレビは幹部が石原べったり、「週刊文春」「週刊新潮」「週刊ポスト」「週刊現代」も作家タブーで批判はご法度。テレビ朝日も石原プロモーションとの関係が深いため手が出せない。

 批判できるのは、せいぜい、朝日新聞、毎日新聞、共同通信、TBSくらいなのだが、こうしたメディアも橋下徹前大阪市長をめぐって起きた構図と同じで、少しでも批判しようものなら、会見で吊るし上げられ、取材から排除されるため、どんどん沈黙するようになっていった。

 その結果、石原都知事はどんな贅沢三昧、公私混同をしても、ほとんど追及を受けることなく、むしろそれが前例となって、豪華な外遊が舛添都知事に引き継がれてしまったのである。

 にもかかわらず、舛添都知事だけが、マスコミから徹底批判されているのは、今の都知事にタブーになる要素がまったくないからだ。それどころか、安倍政権の顔色を伺っているマスコミからしてみれば、舛添都知事は叩きやすい相手なのだという。

「安倍首相が舛添都知事のことを相当嫌っているからね。舛添氏は第一次安倍政権で自民党が参院選で惨敗した際、『辞職が当然』『王様は裸だと言ってやれ』と発言するなど、安倍降ろしの急先鋒的存在だった。安倍首相はそんな舛添氏の口を塞ごうと内閣改造で厚労相にまで起用したが、内心ではかなり舛添に腹を立てていた。都知事になってからも、五輪問題で安倍の側近の下村(博文・前文科相)を批判したり、憲法問題で『復古的な自民党改憲草案のままなら自分は受け入れられない』などと発言をする舛添都知事のことを、安倍首相はむしろ目障りだと感じていたはず。だから、今回の件についても、舛添が勝手にこけるなら、むしろいいチャンスだから自分の息のかかった都知事をたてればいい、くらいのことを考えているかもしれない。いずれにしても、官邸の反舛添の空気が安倍応援団のマスコミに伝わっているんだと思うよ」(政治評論家)

 実際、普段は露骨な安倍擁護を繰り返している安倍政権広報部長というべき田崎“スシロー”史郎・時事通信社解説委員なども、舛添に対してはうってかわって、「外遊なんてほとんど遊びだ」と激しい批判を加えている。

 一方で、石原元都知事にその贅沢三昧のルーツがあることについては、今もマスコミはタブーに縛られ、ふれることさえできないでいる。

 舛添都知事の不正を暴くのは意味のあることだが、「マスコミもやる時はやるじゃないか」などと騙されてはいけない。強大な権力やコワモテ政治家には萎縮して何も言えず、お墨付きをもらった“ザコ”は血祭りにする。情けないことに、これが日本のメディアの現状なのである。
(宮島みつや)

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

舛添より酷かった石原慎太郎都知事時代の贅沢三昧、登庁も週3日! それでも石原が批判されなかった理由のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。宮島みつや石原慎太郎の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
2 順天堂大はコミュ力高い女子減点、柴山文科相が東京医大の差別擁護
3 河野太郎の「次の質問どうぞ」はマスコミの弱腰が生んだ
4 池松壮亮、塚本晋也の時代劇『斬、』が深い
5 入管法改正をケント・ギルバートが批判
6 安倍政権の国会蹂躙がヤバすぎ! 議長が言論封殺、自民理事が暴力
7 三浦瑠麗に自民党山口県連から54万円、田崎史郎にも計38万円
8 百田尚樹がウーマン村本とのバトルで
9 官製映画会社が22億円の公金をドブに
10 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない
11 女性蔑視はとろサーモン久保田、スーマラ武智だけじゃない
12 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
13 ウーマンが『THE MANZAI』で怒涛の政治ネタ
14 自民党が「護憲派を敵とみなしネガキャンせよ
15 在日差別に怯え続けた芸能人の苦悩
16 沖縄で相次ぐ米軍事故を緊急取材
17 百田尚樹が村本とのバトルで「安倍が噂真を廃刊に追い込んだ」デマ
18 さんま「戦争に税金使うな」と国税に抗議
19 安保法で中居正広が松本人志に反論!
20 水道民営化で自然災害が起きても復旧が困難に
1水道民営化が参院委員会で可決!安倍政権と水メジャーの癒着
2安倍政権の国会蹂躙がヤバすぎ! 議長が言論封殺、自民理事が暴力
3田崎に続き三浦瑠麗にも自民党から金
4水道民営化法案が強行成立! 池上彰、石原良純も危険性を指摘
5 安倍首相が外国人実習生死亡の事実に「知らない」と無責任答弁
6THE MANZAIウーマン村本のもう一つの凄さ
7 入管法改正をケント・ギルバートが批判
8三浦瑠麗に自民党山口県連から54万円、田崎史郎にも計38万円
9麻生財務相が「人の税金」で“愛人のクラブ”に792万円!
10 沖縄・辺野古への土砂投入強行にアベ友企業が協力
11浦沢直樹が大阪万博誘致を「万博という発想、古くさい」と批判
12 入管法強行採決に『ひるおび』田崎、八代らが「野党が悪い」
13 水道民営化で自然災害が起きても復旧が困難に
14 河野太郎の「次の質問どうぞ」はマスコミの弱腰が生んだ
15自民党が「護憲派を敵とみなしネガキャンせよ
16憲法審査会強行でちらつく安倍改憲へのシナリオ
17百田尚樹『殉愛』裁判で晒した嘘と醜態
18香山リカが講演会中止に危機感!「ダブスタ」攻撃にも反論
19天皇・皇后が発信し続けた安倍政権の排外主義への危機感
20 順天堂大はコミュ力高い女子減点、柴山文科相が東京医大の差別擁護

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄