“5人不倫”乙武洋匡をテレビが障害者タブーと自民党への配慮で全面擁護、妻の謝罪を美談に! 出馬強行で手記の出版も

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『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)も同様だった。不倫した乙武氏のことよりも妻からの“謝罪文”を大きく取り上げ、女優の高木美保も「人生、自由ですからね。どこまで人が口を挟んでいいことなのか分からないけど」と奥歯にものが挟まったような言い方で夫婦のあり方に言及した程度。

 またレギュラーコメンテーターを務めるテレ朝の玉川徹氏が「いままでの不倫もあまりにも過剰な反応なんじゃないかなと思っていたけど、国会議員となると話が違う」と正論を口にしたが、キャスターの羽鳥慎一氏すかさず「(乙武氏の出馬は)噂の段階でね。ご本人も表明しているわけではないですけど。でも新聞には出ているわけなんで、まあそう、なの、かな、という段階ですけれども」「今は立候補するんじゃないかという段階ですけれども」など出馬さえフォローする始末。

 さらにひどかったのが『スッキリ!!』(日本テレビ)の宇野常寛氏だ。

「(僕は乙武さんと)比較的親しい関係だったと思うんですけど、まあ、あいつ意外とモテてんだなぁーみたいなことですよね。(略)自分がハンディキャッパー(発言ママ)であることを逆手にとって、いまこの国に欠けている多様性だったりとかね、システムの柔軟性であったりとか、そういったことを真剣に実現するために、いろんな活動をしている人なんですよ。僕は彼の仕事は本当にリスペクトしている。だから、もし、この番組を見ている人で、五体不満足のころの彼のイメージがずっと続いている人は、最近の彼の政治的な発言や書いている本をいろいろ読んでみてほしいです」

 そのうえで、宇野氏は「このスキャンダルを通じて、一生懸命石を投げて、彼を社会的に抹殺することが本当にこの国にとってプラスになるかどうかを、慎重に判断してほしいです」などと露骨な“お友だち擁護”を展開した。

 他にも『白熱ライブ ビビット』(TBS)では司会の真矢みきが夫人の謝罪に対し「奥さんがお尻拭くのって多いですよね。偉い」(真矢みき)と意味不明なコメントで話題を打ちきり、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)では元防衛相の森本敏が「ちょっとほかのご夫婦と事情が違う面がある」「できれば静かに見守っていきたいと私は考えている」と擁護。『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ)でも安藤優子キャスター「ずいぶん理解のある奥様」として妻の謝罪を主な話題にする。

 とにかくどの番組も、「プライベートなことだから他人があげつらうべきじゃない」と擁護したうえで、“乙武夫人が出した謝罪文”を大きく取り上げ、“乙武夫妻の絆”を強調し続けたのだ。

 もちろんおっしゃる通り、不倫じたいは犯罪でもなければ他人が断罪するような話ではない。しかしワイドショーはこれまで散々“弱小“芸能人たちの不倫を糾弾してきたではないか。

 乙武氏は昨年12月まで東京都の教育委員を務めていた公人であり、しかも、今回の不倫旅行は、「週刊新潮」によると、政界に出馬するにあたって、乙武氏の今回の不倫旅行は政界進出のための身辺整理だったと報じられている。4年間付き合った愛人を政界進出のために捨てるというような行動は、決して「プライベートな話」ではすまないだろう。

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