新年特別企画 芸能人「よく言った!大賞」(後編)6位〜10位

中居クン、土田晃之、蛭子さんも安倍政権や安保に異議! 炎上を恐れずよく言った!芸能人 6位〜10位発表

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★9位 土田晃之 器用なだけのひな壇芸人じゃなかった! 安倍首相に「テメーが歴史に名を残したいだけ」と激烈批判

 4位で笑福亭鶴瓶の発言を紹介したが、実は、お笑い芸人というのは空気を読む商売だからか、政治的発言をする者は意外に少ない。そんな中、勇気ある発言をしたのは、土田晃之。ひな壇芸人としてピカイチの実力を誇る彼だが、9月20日、自身のラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)のなかでこんな言葉をしていた。
「今回国民のデモとかがあって反対している人もいますし、僕もどっちかというと反対なんですけど」
「安保って今よりさらに戦争をしないようにと安倍さんは言っているわけですよね。でも、取りようによってはこれで戦争ができてしまう」
 芸能人が政治的な話題を口にすると、すぐ大炎上してしまう状況にも関わらず土田がこのような発言に踏み切った理由、それは、かつて祖父母から聞いた戦争の体験談にあった。
「国民は我々を含めて戦争しちゃいけないし、したいとも思っていない。死んだ婆ちゃんや爺ちゃんがよく言ってたのは、戦争を経験していて本当に悲惨な目にあった、大変だったよという話で。東京大空襲や大阪もそうですし、なんせ唯一の被爆国でもありますから。戦争は本当に絶対しちゃいけないと思っている」
 また、続けて彼は安倍晋三という人物の内面にも踏み込んで批判を行った。
「安倍さんはもうちょっと国民の人たちに納得できる、この先絶対戦争を起こりませんよということを、ちゃんと説明してからじゃないと。ちょっと焦り過ぎですよね。焦っている感じは、テメーが歴史に名を残したいだけなのかな。おじいちゃんを超えたいんでしょう。たぶん(フッと嘲笑)。岸(信介・元首相)さんを。『俺は憲法をいじったんだぜ』くらいに思ってるのかなぁ」
 安倍首相が抱える祖父へのコンプレックスは、学者や政治ジャーナリストからも指摘されてきているものであるが、芸能人がここまで踏み込んで批判を加えるのはかなり珍しい。土田といえば、バラエティ番組で見せる器用な立ち振る舞いが評価を集めているが、その裏には豊富な知識さと一本筋の通った信念があることを感じさせた。

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