不倫を社会問題として考える「不倫学」が登場! 不倫の本当の原因は? 不倫を予防するための方法とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
huringaku_01_151003.jpg
『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』(光文社新書)

 大阪維新の会の顧問も務める大阪府柏原市長の不倫騒動から、人気女子アナの不倫フェラ画像流出、そして埼玉県警巡査部長による不倫での二重生活ゆえの金銭苦が動機とされる強盗殺人事件まで──。いつの世も様々な形で“事件”となりニュースを賑わせる“不倫”。

 全国区の事件にならずとも、〈友人や職場の人間関係に致命的な亀裂〉を生じさせ、〈別居や離婚、子どもとの離別〉を呼び、〈転職や失職〉を余儀なくされ、それらによる〈貧困の問題〉にも繋がるなど、もはや〈不倫は社会問題〉だといっても過言ではないとするのが、『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』(光文社新書)だ。

 著者はNPO法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏。坂爪氏が「不倫はNO!」とするのは、まず〈高確率でバレ〉、〈不倫後、仮に現在のパートナーと別れて不倫相手と結婚しても大概はうまくいかない(中略)うまくいくのは25%で、75%は結局別れるというデータ〉があるといい、さらに〈子どもに「感染」〉することで、〈子どものメンタル面や将来にも大きな影響を与える〉からだ。

 さらに被害者を生むのが、〈脳内不倫〉の存在で、〈本人にとっては純粋な恋愛〉のつもりだが、〈女性側からすれば勘違いした既婚上司からの単なるセクハラ〉で、〈「自由恋愛だ」「誘ってきたのは女性側からだ」「強い抵抗じゃなかった」「あれは合意だったはずだ」〉と、〈「被害者」である女性を「両思いの恋人」と完全に思い込んでいる〉輩たちだという。

 また、不倫には〈中毒性〉がある、と指摘する。

〈不倫のセックスの気持ちよさを一度でも体験した人は、多くの場合、それ以前のセックスには戻れない。今までの人生で経験してきた恋愛やセックスの全てが色褪せるほどの衝撃を受けて、「今までの人生は一体何だったんだ」と愕然とする人もいる〉
 
 だからこそ、坂爪氏は〈不倫やめますか、それとも人間やめますか〉とまでいうのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

不倫を社会問題として考える「不倫学」が登場! 不倫の本当の原因は? 不倫を予防するための方法とは?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。不倫愛人羽屋川ふみの記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄