最高裁元判事が国会で安保法制に毒舌全開!「安倍首相は詭弁」「いまはなき内閣法制局」「なめたらいかんぜよ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 なかでも、濱田氏の呆れは、「いまは亡き」内閣法制局に強く向けられていた。

 いままでは、内閣法制局が存在することで日本の憲法解釈は安定してきた、と濱田氏は言う。事実、内閣法制局は「法の番人」と呼ばれ、これまでも総理大臣であろうと手出しができない「聖域」だった。しかし、安倍首相は第一次内閣時、宮崎礼壹内閣法制局長官によって解釈改憲を阻まれたことから、第二次政権では解釈改憲に前向きな元フランス大使の小松一郎氏を、外務省出身で内閣法制局の勤務経験がないにもかかわらず異例の抜擢。小松氏が体調不良になると、後任として自分の言いなりとなる横畠裕介氏を昇格させている。

 こうした安倍首相の傍若無人な人事を、濱田氏は「機能が失われた状況」と表現。「内閣の言うとおりのことを言う人を時の長官にするというような人事自体がですね、国民の信頼を著しく損なっていると思います」と厳しく批判し、「今回の法制は、聞くところによると、この伝統ある内閣法制局の合憲性のチェックというものが、ほとんどなされていないというふうに伺っておりますが、これは将来、司法判断にいろいろな法案が任されるというような事態にもなるんではないかという感じがします」と危惧を表明。そして、横畠内閣法制局長官についても、「たいへん偉い先生ですが、おやりになったことは司法に汚点を残す、まことに残念な行為だったと思います」と非難した。

 先日も、元最高裁裁判長だった山口繁氏が「安保法制は違憲」と批判し、大きな注目を集めたばかり。最高裁裁判長も判事も、OBは揃って「違憲」と言っているわけだ。だが、そんな声も、安倍首相には届かない。砂川事件の最高裁判決を合憲の根拠にしているというのに、元最高裁裁判長が違憲と主張すると、今度は「いまや一私人になられている方について、いちいちコメントするのは差し控える」と取り合おうともしなかった。結局、自分に都合の悪い話には聞く耳ももたず、国民が納得のいく反論もせず、ただ逃げるだけだ。

 濱田氏は、安倍首相のそんな言葉を踏まえ、"私は一私人。現職じゃない人間が口を出すことではない"とした上で、公述人として国会で語ることにした理由を、こう話した。

「OBとしては、あまりにもひどい状況で、黙っていられないと。(中略)本来は黙っていようと思ったんだけれども、どうにもこれでは日本の社会全体がダメになってしまうということで、立ち上がっているわけです」
「安倍政権に国民が望んでいるのは経済的な問題の解決。それで総選挙も勝ったわけですし、いまも内閣を支持する一定の割合の国民がいるというのは経済をなんとかしてくれということであって、戦争してくれと言っているわけではないと思います」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

安保法制の何が問題か

  • amazonの詳細ページへ
  • 楽天ブックスの詳細ページへ
  • Yahoo! ショッピングの詳細ページへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

最高裁元判事が国会で安保法制に毒舌全開!「安倍首相は詭弁」「いまはなき内閣法制局」「なめたらいかんぜよ」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。憲法水井多賀子自民党の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
2 高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
3 岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
6 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
7 中山美穂ラブラブ写真に辻仁成は
8 NGT山口真帆が秋元康と指原莉乃に謝罪の謎!
9 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
10 上西議員と佳子さまのメイクが同じ!?
11 小川榮太郎の安倍擁護本を東京地裁が14カ所も「真実性なし」と認定!
12 統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
13 KADOKAWA夏野剛社長に新たな暴言が発覚! 一方、森喜朗には…
14 安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!
15 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
16 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
17 辻仁成が告白「彼女に新しい人が…」
18 統一教会が安倍トランプ会談を仕掛けた
19 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
20 森喜朗200万円受領問題だけじゃない! 五輪招致買収や神宮再開発利権も
1高橋治之と安倍晋三は親戚関係だった!安倍家の自宅購入資金も高橋弟が捻出
2安倍こそ政治の犠牲になった国民を「悼む気持ち」のない冷淡政治家だった
3岸田首相が性差別発言や統一教会擁護の安倍応援団・小川榮太郎をブレーンに
4 統一教会問題で下村博文と山谷えり子の呆れた開き直りと嘘
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄