年末特別企画 リテラの2014年振り返り

終末思想、陰謀論、スピの浸透…2014年はオカルト復権の年だったのか!?

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●生物兵器? 秘密組織の人口削減? エボラ出血熱にまつわる陰謀論が蔓延

 陰謀論・デマと言えば、今年はなんといっても「エボラ出血熱」にまつわる噂が蔓延した年だった。ワクチン開発によってアメリカ(orユダヤ資本)が儲かるために作られた生物兵器といった説から、ニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序を目指すという陰謀論定番の組織。構成の内訳は論者によって変わる)によるアフリカの人口削減、神の天罰またはテロ宗教団体が蔓延させた、などなど。『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ系)でも「CIAが流行らせた」「製薬会社によるものでは」といった話題が出たことも記憶に新しい。

 あるいは現地・西アフリカ一帯では「玉ねぎや塩水を大量にとれば感染しない」「欧米の医師がわざと感染させるから病院に行くな」といったデマも広がっている。

 体感として、今年は海外でも日本でも、病気・災害にまつわる「世界終末」を危惧したオカルトニュースが増えてきたように思える。これは80~90年代前半に「最終戦争(ハルマゲドン)」系のオカルトが流行ったのとどこか似てもいるし、違ってもいる。「最終戦争」系のオカルトは、米ソ冷戦の崩壊による世界情勢の変化と、その不安が生み出したもの。世界の裏側で米ソに変わる二大勢力が決戦し、新しい世界が到来するといったイメージだった。しかし当時以上に各国の情勢が混乱・変革をきたすなか、もはやVSの構図すら存在しなくなってしまった。巨大勢力が計画通りに世界を動かすという感覚より、「何かの拍子に地球が終わるかも」といった漠とした不安が蔓延しているのではないだろうか。

●“スピリチュアルのドン” 舩井幸雄の死が意味するもの

 さて、わが国にも目を向けてみよう。14年は、年始めからオカルト界を揺るがすような大ニュースが飛び込んできた。スピリチュアル界のドン・舩井(船井)幸雄の死去である。好き嫌いはともかく、90年代よりスピリチュアル界に「舩井チルドレン」たちを輩出してきた影響力については、誰もが認めざるを得ないだろう。

 さらに死の直前に発表された「現実に地に足をつけて考えてほしいのです。いまの世の中は、スピリチュアルなこととか食とか遊びなど、どうでもいいことに浮かれている人に、かなり焦点が当っています。一度そのようなどうでもいいことは忘れ、現実人間にもどってほしいのです」という発言も波紋をよんだ。舩井という存在がなくなった今、スピリチュアル分布図が今後どうなっていくのか。今後、14年が大きなターニングポイントだったと振り返る時がくるかもしれない。

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