タイ代理出産事件で大新聞が光通信御曹司の名前を伏せ字にした理由

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 今回の騒動は「光通信」という大企業の経営体質に加えて、生殖医療、生命倫理、子どもの将来など、様々な問題を内包している。しかし大手新聞社はそれらを検証することすら放棄し、自己保身のもとに週刊誌の広告タイトルにまで介入した。

「たしかにこれまで、自社の批判を掲載した週刊誌の広告タイトルをベタ塗りにしたり、シロ抜きにしたことはありました。しかし、それらのほとんどは性表現や差別表現、あるいは少年法などの法律に抵触する可能性のあるケースだった。一企業の社名を伏せるというのは、ちょっと異常です。それくらい、新聞は光通信にナーバスになっているということでしょう」(週刊誌関係者)

 問題の御曹司は未だにタイ警察からの事情聴取に応じず、公の場でコメントもしていない。そのため“本当の動機”は不明のままだ。大新聞がこの体たらくで、真相解明は果たされるのか。今後の動向に要注目だ。
(田部祥太)

最終更新:2014.09.16 07:54

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