NHKドタキャン理由は序の口 高市首相の「嘘つき」ぶりを改めて検証する 統一教会、領収書偽造、ネトウヨデマ、経歴…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

「元米連邦議会立法調査官」という肩書も“誇大広告” 選挙公報への記載も判明

 もうひとつ、あらためて指摘しておかなければならないのが、高市首相がかつて「経歴の肩書き」をめぐっても「嘘」をついていたことだろう。

 高市氏は1984年に神戸大学を卒業後、松下政経塾に入塾し、87年に松下政経塾がアメリカ連邦議会に「Congressional Fellow」として派遣。89年に帰国すると「元米連邦議会立法調査官」という肩書きでテレビ出演や著書を刊行するようになった。そして、1993年7月におこなわれた衆院選に立候補し初当選を果たすのだが、当時から「議会立法調査官」という肩書きに対し、「週刊現代」(講談社)や「噂の真相」が「誇大広告」だと指摘していた。

2016年に「IWJ」が取材したところ、高市氏本人が「私の場合は当時、松下(政経塾)の方からお金が出ていました」と述べているのだが、松下政経塾が資金を出して派遣したスタッフにすぎないにもかかわらず「Congressional Fellow」を「立法調査官」と訳するのは誇大広告だと指摘されても仕方がないものだ。だが、問題はその後の説明にある。

高市氏はいつしか「立法調査官」という肩書きを「米国連邦議会Congressional Fellow(金融・ビジネス)」に変更しているのだが、2016年時点では高市氏のHPに〈「肩書き」についての経緯〉という付記がなされており(現在は削除されたと見られる)、そこにはこんなことが書かれていた。

〈『立法調査官』という肩書きは、1993年から一切使用しておりません。このことは、当時から現在に至る高市議員のプロフィールを見れば明らかです。従って、公的な職での経歴として使用されたことはありません。〉

 しかし、これは虚偽の説明だった。というのも、「IWJ」が1993年の衆院選時の高市氏の選挙ビラや選挙公報を確認したところ、そこには〈日本人で初めての米国連邦議会立法調査官として金融・ビジネス立法を担当〉と記載。「公的な職での経歴として使用されたことはない」という主張は、大嘘だったというわけだ。

 さらに、高市氏がついてきた嘘にかんして指摘しておかなくてはならないのが、いかにもネトウヨマインドなデマが数多く、枚挙に暇がないということだ。総裁選の所見発表演説会で唐突にはじめた「奈良を訪れた外国人観光客がシカに殴る蹴るの暴行をはたらいている」発言や「(外国人を)警察で逮捕しても通訳の手配が間に合わず、勾留期限が来て不起訴にせざるを得ないと聞く。これはおかしい」という発言。2022年に報じられた「(安倍元首相の)国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだった」という会合での発言……いずれも、いかにもネトウヨ的な根拠なき暴言、デマ発言だ。

とくに卑劣なのが、選択的夫婦別姓制度の実現を求めている「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」に対するデマ攻撃だろう。高市氏は日本会議の機関誌である「日本の息吹」2021年5月号において、「昨年12月の党内議論では、外部の夫婦別氏推進運動団体が、自民党本部の会議室に“入り込んでいた」などと喧伝したのだが、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」事務局長の井田奈穂氏によると、実際には自民党本部で開かれた女性活躍推進特別委員会に〈正副委員長の正式な許可を得てオブザーバー参加〉しており、〈私の席には名前札も用意〉されていたという。それを高市氏はあたかも勝手に潜り込んでいたかのように書き綴ったのだ。

また、2013年に神戸市でおこなわれた講演では「(東京電力)福島第1原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない」という発言をおこなったが、これは原発事故による避難生活により体調を悪化させて亡くなった「震災関連死」を無視した発言で、到底看過できないものだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

NHKドタキャン理由は序の口 高市首相の「嘘つき」ぶりを改めて検証する 統一教会、領収書偽造、ネトウヨデマ、経歴…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。統一教会編集部自民党衆院選高市早苗の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄