高市早苗出馬で極右ネトウヨが再結集、「天照大神の再来」とバカ騒ぎ、会見で「さもしい顔した国民」発言を追及した膳場貴子も攻撃

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Hanada、夕刊フジ、有本香、百田尚樹、竹田恒泰、門田隆将、ほんこんら極右勢力がこぞって高市絶賛

 ネトウヨが沸き立ったのは、この膳場貴子氏とのやりとりだけではない。高市氏が憲法改正や靖国参拝の正当化、女系天皇の否定、「従軍慰安婦」と記述した教科書会社に対する非難など極右主張を繰り出すたびに、コメント欄は絶賛の嵐。その様相は、総裁選の出馬表明会見というより、歴史修正主義者の集会かと見紛うようなものだった。

 しかし、考えたらそれも当然。高市氏が出馬の意向を示して以来、かつて安倍政権下で跋扈していたネトウヨ・極右・へイト勢力が息を吹き返し、総結集しているからだ。

 まず、8月中旬に高市氏がいち早く総裁選への出馬に意欲を示すと、安倍応援団の有本香氏はすぐさま夕刊フジで〈実務能力があり、正しい歴史認識と確かな言葉を持ち、大メディアの圧力に屈さず、中国の圧力とも闘う意思を持つ〉〈高市早苗さんは、現在の永田町で稀有な、日本国首相にふさわしい条件を備えた人〉と讃美。高市氏は「月刊Hanada」(飛鳥新社)「正論」(産経新聞社)、『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)に立てつづけに登場し、著書『美しく、強く、成長する国へ。』も「WiLL」を発行するワックから発売。すでにネトウヨメディアを総なめにしている。

 さらに、あの青山繁晴・参院議員も高市氏の推薦人となり、安倍前首相にその報告をおこなった際には「それは、大きいよ!」「大きいよ!」と言われたことを告白。また、百田尚樹氏も、8月下旬には丸山穂高衆院議員の糾弾決議文を書いたのが高市氏だったと知ったとして〈高市議員の評価はガタ落ちになった〉とつぶやいていたが、最近になって一転、〈総裁選は、高市早苗さんを押すで! 彼女以外に選択肢はない 「虎ノ門ニュース」でも、ガンガン押しまくる!〉と宣言。このほかにも竹田恒泰氏や上念司氏、門田隆将氏、さらには芸人のほんこんなど、錚々たるネトウヨ文化人・芸能人がこぞって高市支持の姿勢を示しているのである。

 いや、芸能人や有名人だけではない。安倍政権を裏で支えてきた極右カルト勢力・日本会議もがぜん活発に動き始め、高市支持の大規模な運動を繰り広げる動きを見せているという。

 本日8日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では、玉川徹氏が高市氏の支持層を「右翼」と評したことに対して、ネトウヨたちが〈お前の頭が左巻き過ぎるんだよ〉〈高市さんを排除したいのがバレバレ〉などと憤慨、「月刊Hanada」編集部のTwitterアカウントまでもが〈安っぽいレッテル貼り〉などと批判していたのだが、これだけネトウヨ支持者を集めていることを考えても、高市氏は「右翼」どころか「極右」「ウルトラライト」と呼ぶのが適切だ。

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