菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年も前の流行語だった! 竹中平蔵がバック、時代遅れの新自由主義が国民生活をさらに圧迫する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年も前の流行語だった! 竹中平蔵がバック、時代遅れの新自由主義が国民生活をさらに圧迫するの画像1
首相官邸HPより


 ついに動き出した菅政権。菅義偉新首相は16日の就任会見では、「行政の縦割り、既得権益、そして悪しき前例主義、こうしたものを打ち破って、規制改革を全力で進めます」「この内閣は、既得権益を打破し、規制を改革する、国民のために働く内閣」「規制改革というのをこの政権のど真ん中に置いています」などと「規制改革」「既得権益打破」を連発。18日朝にはあの竹中平蔵パソナグループ会長とさっそく約1時間会食懇談するなど、総裁選中の「自助・共助・公助」に続き、新自由主義路線を全開にしている。

 実質“自民党菅派”であり同じ新自由主義信者である維新の吉村洋文・大阪府知事や橋下徹・元大阪市長らも「規制改革に期待」とさっそく同調し、メディアも「規制緩和」「構造改革」ともてはやしている。

 でも、ちょっと待ってほしい。この人たち、正気で言っているんだろうか。菅首相が掲げる新自由主義路線って、この30年の間ですでに限界が露呈しているんじゃなかったのか。

 というか、そもそも「規制緩和」とか「構造改革」とか、ワードとして古すぎるだろう。

 これらの言葉がいかに手垢のついた古臭いものであるかは、過去の「流行語」を調べてみればよくわかる。

 新自由主義的改革路線が直接的には小泉政権からの流れであることは周知のとおりだが、案の定、小泉政権の誕生した2001年の流行語大賞は「米百俵」「聖域なき改革」「恐れず怯まず捉われず」「骨太の方針」「改革の『痛み』」など、小泉改革語録がずらり並んでいた。ちなみに、これらはノミネートではなくて、すべてが大賞。しかもトップテンに「抵抗勢力」や「塩爺」も入っている。いかに世の中が小泉純一郎の叫ぶ「改革」に浮かれていたかが、よくわかる。この辺りは多くの人の記憶にもあることだろう。

 つまり、日本という国は20年も前から「改革」「改革」と叫び続けていることになるわけだが、「規制緩和」にいたってはそれどころではなかった。なんと27年も前、1993年の流行語大賞で、金賞を受賞していたのだ。

 1993年といえば、宮沢りえと貴乃花が婚約を解消し、現在の天皇が雅子妃と結婚した年で、阪神大震災もオウム真理教による地下鉄テロ事件もまだ起きていない。政治では、非自民の細川政権が生まれ、安倍前首相は初当選、菅首相はまだ国会議員にもなっていない。

 その年のヒット曲は、1位がCHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」、2位がB'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」、3位はTHE虎舞竜の「ロード」で、小室ブームもまだ起きていないし、SMAPも安室奈美恵もデビューはしているがまだ本格的ブレイクにはいたっていない。アイドル冬の時代と呼ばれ、当然ながらAKB48もモーニング娘。も存在しない。平成というより、まだ昭和の残り香のなかにある。

 流行語大賞を見ても、「規制緩和」と並んで、流行語大賞銀賞や銅賞を受賞したのは、ダチョウ倶楽部の「聞いてないよォ」に「お立ち台」に「ウゴウゴ・ルーガ」。さらには「新・○○」なる流行語も受賞していて、紹介文には〈1993年は“新党”ブームとなり、「“新”生党」「“新”党さきがけ」「日本“新”党」などが続々と誕生〉とあり、受賞者は“新・加勢大周”こと坂本一生。

「お立ち台」「ウゴウゴ・ルーガ」「新・加勢大周」と同じ年の流行語となると、ひと昔前どころの騒ぎではない。「規制緩和」をいま持ち出すというのは、「いま話題のスイーツです」と言ってナタデココを出してくるようなもの。もはや最近話題の「平成レトロ」なのだ。

 菅首相は、「パンケーキ」のことを「ホットケーキ」とは言わない程度に時流に乗っているくせに、肝心の経済政策は30年前でストップしているらしい。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年も前の流行語だった! 竹中平蔵がバック、時代遅れの新自由主義が国民生活をさらに圧迫するのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。アベノミクス小泉政権新自由主義構造改革民営化竹中平蔵菅義偉規制緩和酒井まどの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
2 菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
3 感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
4 五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
5 五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
6 五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
7 大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 IOC幹部の発言で安倍の責任が明白に…「1年以内延期」「再延期なし」ゴリ押し 
10 組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
11 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
12 五輪選手の親はみんな“毒親”なのか?
13 櫻井よしこの朝日攻撃の「捏造」が法廷で
14 五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
15 安倍晋三が「震災復興は私の五輪招致スピーチに沿って進んできた」と妄言
16 「演歌は日本の伝統」じゃない!
17 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
18 自民党がネトサポに他党叩きを指南
19 佐々木宏問題の本題はMIKIKO先生の排除 でもワイドショーは
20 川島なお美が近藤誠の診断を告発
1大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
2 平井大臣の株売却益隠しの裏!タニマチIT企業がオリパラアプリを高額受注
3東京五輪開閉会式に小山田圭吾参加で批判殺到!過去に“障害者いじめ自慢”
4五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
5 検査数少ないのに感染1387人 東京で医療逼迫が起き始めた!
6感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
7五輪入場行進にすぎやまこういちの曲、杉田水脈のLGBT差別に同調
8菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
9それでも謝罪しない…河野太郎がワクチン問題でついた嘘と”知の崩壊“発言
10南ア、チェコ選手の感染、イギリス選手の濃厚接触も隠していた政府と組織委
11五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
12五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
13五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
14感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
15組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
16五輪入場行進曲の作曲者名カットはすぎやまこういち隠し?それとも
17NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄