安倍首相はPCR検査拡充を「やる気」なんてなかった! 保健所パンクを放置し民間検査を進めなかった原因を徹底検証

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
安倍首相はPCR検査拡充を「やる気」なんてなかった! 保健所パンクを放置し民間検査を進めなかった原因を徹底検証の画像1
首相官邸HPより


 緊急事態宣言の期限延長を受けて、昨日4日、記者会見をおこなった安倍首相。延長にともなう補償策を打ち出さなかったことは既報でお伝えしたが、一向に増えないPCR検査についても、無責任極まりない発言をおこなった。

 安倍首相は「PCR検査の実施可能数を2万件に増やす」と豪語しているが、いまだに検査数は1万件にも届かない体たらく。捕捉できていない感染者がかなりの数にのぼることは明白で、この調子では緊急事態宣言の解除など到底おこなえないような状態にある。当然、会見では記者からもPCR検査についての質問が相次ぎ、「PCR検査を本気で増やそうとしていなかったということなのか、それとも実際に本気で増やそうとしたのに本当に増えなかったのか」と問われたのだが、そこで安倍首相はこんなことを言い出したのだ。

「もちろん、本気でやる気がなかったというわけではまったくありません。私は何回も、とにかく(検査)能力を上げていくと。実際、能力は上がってきているわけであります。国としてできることは、予算をつけて能力を上げるということでありまして」

 抗弁するにしてもよくもまあ、こんな言葉が出てくるものだ。安倍首相はようするに「本気でやってきた」とは胸を張れず、「やる気がなかったわけじゃないんだけど」「検査能力を上げろとは言った」と、宿題を忘れた小学生みたいな稚拙な言い訳を繰り広げたのである。

 だが、安倍首相に「そこそこのやる気」さえあったとはとても思えない。

 たとえば、PCR検査が増えない理由について、安倍首相は「本日の専門家会議の分析、提言」だとした上で、原因のひとつに「各自治体における保健所の業務過多」を挙げた。しかし、後手後手対応で「保健所の業務過多」を放置してきたのは、言うまでもなく安倍政権だ。

 実際、そのことを象徴する、唖然とするような発表を厚労省が4月30日におこなった。それは、こういうものだ。

〈厚生労働省は2020年5月中旬をメドに、新型コロナウイルス感染者の情報を全国で一元管理する情報システムを稼働させる。全国の保健所や病院が感染者情報を新システムに入力することで、国や自治体などが感染状況をいち早く共有できる体制を整え、医療機関は患者の治療にも活用する。〉
〈これまで感染者情報を集約するには保健所から都道府県に報告するなどの段階を経ていたが、新システムでは保健所や病院が直接入力する体制に移行する。システム開発費用は10億円程度という。〉(日経クロステック1日付)

「感染者情報の全国一元化」などという初期の初期に導入しておくべきシステムを、5月中旬に稼働させる……。この遅れっぷり自体が衝撃的だが、感染者情報の管理という観点だけではなく、これは安倍政権に、保健所に集中している業務を軽減しようという視点がまるでなかったことの証明でもある。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍首相はPCR検査拡充を「やる気」なんてなかった! 保健所パンクを放置し民間検査を進めなかった原因を徹底検証のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。PCR検査休業補償保健所安倍晋三緊急事態宣言編集部記者会見の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
2 甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
3 Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
6 有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
7 八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
8 眞子内親王をPTSDにした小室圭さんバッシングの裏にある差別的本質!
9 『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
10 山本太郎を評価せよ!
11 岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
12 安倍が支援、高市早苗が「さもしい顔して貰えるもの貰う国民ばかり」
13 ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
14 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
15 甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
16 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
17 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
18 小田嶋隆・武田砂鉄対談 後編 糸井重里と松本人志をあらためて語る
19 自民党から出馬予定の森下千里が早くもネトウヨ化!トランプ擁護も
20 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
1Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
2有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
3甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
4『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
5甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
6ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
7岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
8辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
9岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
10すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
11安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
12眞子内親王をPTSDにした小室圭さんバッシングの裏にある差別的本質!

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄