これでなぜ総理待望論? 橋下徹のコロナをめぐる言動の無責任とゴマカシ! 「家で寝とけ」と検査求める声を封じながら自分は検査…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

37.3度の発熱が下がって10日経過、再発熱して3日目にPCR検査を受けた橋下徹

 しかも、橋下氏がおかしいのは、そんな「検査不要論」の旗振り役だった自分が、ちゃっかりPCR検査を受けていることだ。

 報道によると、橋下氏は、3月24日に37.3度の発熱とのどに痰が絡む違和感があり、自宅療養していた。26日には36.8度に下がったものの、〈明日も喉がよくならなければ相談センターに連絡し紹介された指定病院で診察を受けてみます〉というツイートしていた。

 もっともこの時点ではまだ「結局、病院に行くのか」とツッコまれて逆ギレ。〈僕は今の体制では風邪症状ですぐにPCR検査を受けるべきでないという立場。ただ5日以上感冒症状が続けば医師に診てもらうのは当然。PCRとは別として〉とPCR検査を受けないことを宣言した上、〈それと橋下はコロナにかかれ!病院に行くな!と騒いでいた皆さん。俺は軽症者はいきなり病院に行ってPCR検査を求めずに、まずは自宅で寝て様子をみるべきだと言ったんだ。どうしても耐えられない人は病院に行けばいい。ただし院内感染が生じないように注意して。ボケッ!〉などと微妙に発言を修正しつつ、口汚くブチギレていた。

 ところが、4月5日昼からのどの痛みと発熱が再発すると、橋下氏は7日にPCR検査を受けていた。ツイッターにはリアルタイムで何も報告していなかったが、のちの説明では、病院で診察を受けたところ、「PCRやった方がいい」と言われたため、保健所の判断で検査を受けたのだという。

 このとき、橋下氏の体温が何度だったかは明かされていないが、高熱という報道はなかった。肺炎症状があったという報道もない。にもかかわらずPCR検査を受けたというのは「普通の風邪のような感じで家で寝とけ」とまで言っていた人間の行動としては、あまりに矛盾があるのではないか。しかも橋下氏の熱は3月24日の時点で、検査目安に満たない37.3度(本人のツイッターより)。再び発熱した4月5日に仮に37.5度以上の熱があったとしても、PCR検査を受けた時点ではまだ「3日目」だった。般市民が橋下氏と同じ症状だった場合、ほぼPCR検査をしてもらえない。多くの国民はもっと高い熱があっても4日以上まで待てと言われているのだ。

 当然、この検査の事実が明らかになると、ネットユーザーなどからは、今回の西村大臣と同じように「特別扱いじゃないか」「特権階級だから検査を受けられたんじゃないか」という疑問が殺到。しかし、橋下氏は、4月18日の『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS)でも、安住紳一郎アナウンサーから「PCR検査をなかなか受けられないって言われてましたけど、橋下さん受ける経緯はどうだったんですか? やっぱり、元大阪府知事だから優先してみたいなことあったんですか?」と突っ込まれると、冗談めかして「それね、安住さん生放送でやめてください! みんなが思ってることなんですから。腹の中でみんな思ってるんですから。でもね、これ非常に厳しい手順を踏みました」などと捲し立てるだけですませてしまった。

 その後、『辛坊治郎ズームそこまで言うか!〜激論Rock&Go!』(ニッポン放送)などでも釈明したが、「厳格な手続きはしたんですよ」と言うだけ。なぜこのレベルで検査を受けることができたのか、具体的なことは一切話さないままだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

これでなぜ総理待望論? 橋下徹のコロナをめぐる言動の無責任とゴマカシ! 「家で寝とけ」と検査求める声を封じながら自分は検査…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。PCR検査安倍晋三新型コロナウイルス橋下徹編集部西村康稔の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄