これでなぜ総理待望論? 橋下徹のコロナをめぐる言動の無責任とゴマカシ! 「家で寝とけ」と検査求める声を封じながら自分は検査…

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橋下徹の「家で寝とけ」論が安倍政権の検査抑制をアシストし、危険な自宅療養を放置させた

 橋下氏はちょっと前まで、テレビやネットなどのメディアで「すぐにPCR検査を受けるべきではない」「若者は家で寝ていればいい」などと繰り返し主張。検査人数を増やさない安倍政権を援護射撃するかの如く、高まる「検査論」に蓋をしようとしてきた。

「新型コロナウイルスを完全に撲滅するのは無理で、付き合っていかないといけないということ。それなのに色んなメディアが全員に受けさせろなんて言っているのは絶対違うと思う。とにかく8割の人は軽症で終わるんだから、10代~30代くらいの人は家で寝ていてください、高齢者や持病のある方は検査を受けて、手厚い治療を受けてもらいますよ、でいいと思う」(AbemaTV『NewsBAR橋下』2月27日)

「PCRも重症化するような人を見つける為に必要で、一般の人がPCRをどんどんやる必要はないんですよ」「はっきり言って10歳から40歳くらいの元気な人は、普通の風邪のような感じで家で寝とけって政府がバシっと言えばいいんですよ。全員PCRなんかやらなくていいんですよ。やれやれやれやれって不必要なこと煽るからおかしくなる。いらないんです。だって、やったってどうするんですか?」(関西テレビ『胸いっぱいサミット!』2月29日)

 ところが、橋下氏のような「検査不要論」が失敗だったのは、いまや誰の目にも明らかだ。徹底した検査で陽性者を確定させ、感染拡大を食い止めた韓国とは真逆に、日本はPCR検査を受けさせなかったことで、かえって市中や院内での感染に歯止めがかからなくなってしまった。「検査不要派」は必ず「全員検査すれば医療崩壊する」と煽っていたが、むしろ、「検査人数を絞る」ことをゴリ押しして、医療・検査機関等の体制づくりをしなかったため、逆に医療崩壊につながったのだ。

 また、韓国が徹底検査をおこなって感染者を把握した結果、都市封鎖をしないで感染を抑え込んだのとは対照的に、日本は検査をしなかったために感染者がどこにいるかわからず、自粛対象をどんどん広げるしかない状態に陥っている。

 さらに、橋下氏は「家で寝とけ」と自宅療養を説いていたが、この自宅療養方針も急激な重症化や家族への感染を生んでいることが明らかになり、いまや政府ですらホテルなどの代替施設での療養に方針を切り替えたほどだ。

 主張していたことはまさに感染を拡大し、生命を危険にさらすデタラメだらけ。そういう意味では、橋下氏は安倍首相らとともに、現在起きている状況を生み出した“戦犯”のひとりとも言えるのだ。

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