懲りない昭恵夫人がfacebookで元経産官僚にこっそり言い訳! SNSやる暇があったら国会に出てこい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 また、安倍首相と昭恵夫人は夫婦そろって籠池理事長の教育方針に賛同していたことは、どんなに言い繕うが紛れもない事実であるが、「アキエリークス」で公開された昭恵夫人の講演会スピーチを見ると、いかにこの夫婦が“一体化”してきたのかがよくわかる。昭恵夫人は当時、議論となっていた安保法制について、こんな話を聴衆に語りかけている。

「戦争反対というのはみんなそうだと思うんですけど、それをデモをして、『反対!反対!』と言ったからといって決して平和にはならない、というふうに思っているので、じゃあどうやって平和をつくっていったらいいのかということ。やっぱりみんなで考えていかなくてはいけないんだろうと思います」
「マスコミや一部の方たちは『戦争法案である』というふうに言われて、それを煽り立てていくことによって、若いお母さんたちは『うちの子どもを絶対に戦争にやるわけにはいかないからこの法案を通してはいけないんだ!』っていうふうに思われます。ほんとうに戦争法案だったら、もちろん反対していただきたいというふうに思うんですが、これはほんとうにそんなことではなくて」

 戦争法案だからこそ多くの人びとが反対していたのだが、昭恵夫人はまったくそれを理解していない。これまで「家庭内野党」を標榜し、夫と意見が対立することを厭わない姿勢を打ち出してきた昭恵夫人だが、結局は夫と歩調を合わせて同じ主張をし、国民からの声を無視していたわけだ。

 昭恵夫人は3月21日に行われた講演会で「この国のため、社会のため、弱者のため、世界の平和のために、休みもなく日々がんばっております」などとアピールしたが、彼女が言う弱者や世界の平和とは一体何なのか、と疑わざるを得ない。実際、園児が昭恵夫人に向かって「中国から鉄砲とかくるけど、絶対に日本を守ろう」と言い出す現実を目の当たりにしても、昭恵夫人は「ありがとう」などと感動すらしてみせていたのだ。まるで安倍首相に成り代わったかのように。

 にもかかわらず、冒頭で述べたようにワイドショーなどでは昭恵夫人を「自由奔放な方」などと擁護するが、今回の森友問題は“夫のお墨付き”があってこそ昭恵夫人はここまで踏み込んでいたと考えるべきだろう。

 そして、昭恵夫人に財務省を動かすほどの権力を与え、黙認していたのは、ほかでもなく安倍首相だ。この事実を踏まえないことには、森友問題の深層はあきらかにならない。

最終更新:2017.11.22 01:34

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

懲りない昭恵夫人がfacebookで元経産官僚にこっそり言い訳! SNSやる暇があったら国会に出てこいのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍昭恵安倍晋三籠池泰典編集部の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄