横田夫妻とウンギョンさん“面会写真”掲載にバッシング! 裏側に「救う会」の横田夫妻への圧力

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「救う会」は拉致被害者救出を謳って設立された団体だが、そのファナティックかつエキセントリックな言動で、これまでも数々の問題が指摘されてきた。特に02年の小泉訪朝で一気にその存在感を増した「救う会」は当時の激しい北朝鮮バッシングの風潮や拉致被害者家族の意向をバックに、拉致問題に対し過激な姿勢を強めていく。

 たとえば、拉致問題でバッシングの矢面に立たされた外務省の田中均氏(元アジア大洋州局長)にしても「救う会」が「北朝鮮と内通して拉致問題解決を妨げる田中審議官と平松課長を即刻、北朝鮮問題担当からはずすことを強く求めます」などと激しく罵倒したことが大きな影響を及ぼした。

 また“対話路線”を主張する政治家や識者やジャーナリストに対しても徹底した批判を行い、日本国内に蔓延した“対北強硬路線” “反北朝鮮”の世論を煽りに煽った。それは同時に拉致問題を自らの政治的主張に利用したものでもあったが、その矛先はメディアにも向かっていく。

 14年前、横田めぐみさんの長女であるウンギョンさんの存在が判明し、その合同インタビューを行った朝日新聞、毎日新聞、フジテレビに対し「北朝鮮謀略の手先」などと大批判を展開、その後も拉致被害者やその家族に接触するメディアを片っ端から血祭りに挙げていった。当時の日本に蔓延した異様なムードは「救う会」が作り出したものでもあった。

 そしてその急先鋒の一人が、今回横田夫妻に“声明“を出させた「救う会」西岡力会長だ。

 もともと発足当時、政治家だけでなく世間からもあまり注目を浴びなかった「家族会」に寄り添ったのが唯一「救う会」だった。そのため「家族会」は「救う会」に引っ張られる形で、イデオロギー色を強め、また利用されていった。いわば「救う会」は、「家族会」そして拉致被害者を人質にとって勢力を増し、影響力を強めていったのだ。

 かつて「家族会」副代表をつとめた蓮池透氏も著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)のなかで「救う会」の体質をこう批判している。

〈いま振り返ってみても、「救う会」の真の狙いはいったい何だったか、それがわからない。
 もちろん、被害者救出の願いや家族への同情があることは否定しないが、根底に拉致問題を利用し国民の反北朝鮮感情を煽り、ひいては北朝鮮国家の転覆・崩壊を目指す深謀があったのではないか。そう考えざるをえない。「家族会」と「救う会」は横田滋氏と会長の佐藤勝巳氏の連盟で声明文を公表していたが、その内容は、どこかの圧力団体のファナティックなアジテーションと変わりなかった。とにかく強烈に北朝鮮を批判し、政府に強硬な態度で臨むよう要求することで一貫していた。〉

 そしてもともと政治的信条などなかった「家族会」のメンバーが「救う会」のオルグの連続で徐々に右翼的な色に染まっていったと回顧している。

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