「安保法案は野蛮な人の思考」自由をこよなく愛する蛭子能収が再び強烈な安倍政権批判! そして賭博擁護(笑)

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 戦争は「自由」も「命」も奪う最たるものだ。それは歴史が証明する通り。戦争が始まったらどんどん自由は規制され、命も軽いものとなっていく。そんな状況になってしまったら、「自由」を愛する蛭子さんはもとより、誰も幸せにはならない。そんな戦争を外交努力も怠ったまま始めやすくなる法律をつくられてはかなわない。さらに、蛭子さんはこんなことも綴っている。

〈“義”っていうものも、考えようによっては怖いものだと思っています。
 それこそ“正義”っていうものがありますよね。だけど、この“正義”が、僕はときどきわからなくなるんです。正義と思ってついていったら、悪い結果に繋がってしまうってことがありますよね? 古くは、太平洋戦争のときの日本もそうだったんだろうし、最近の政治を見てもそんな気がしてしまう。安倍晋三首相の言っている正義って何だろう? 何が正義なのか、すごく判断が難しい世の中になっていると思うんです〉

 蛭子さんはオウム真理教の地下鉄サリン事件を例にあげながら「正義」の難しさを語る。あの事件は、〈こちら側からすると、単なる無差別殺人にしか感じられない〉ような〈テロ行為〉でも、〈オウムの人たちは、それが正義〉と思って決断した行動だった。

 難しい「正義」のあり方。なにが「正義」なのかを見誤らないためには、色んな人の意見に耳を傾け、多様な考えや生き方に触れることで「バランス」を取るよう努力することが必要だ。だが、残念ながら、この国のトップにはそれができていない。

〈政治の世界を見ていて思うのですが、最近の政治家って自分の主義主張を振りかざすだけで、国民の声を聞こうとしないですよね。あれって、どうなんだろうな? 立場や生活環境の違いによって多種多様に存在するであろう国民の意見を取りまとめて、それをバランスよく調整していくのが、本来の政治家の役割なんじゃないかなって。
 なのに、最近の政治家は自分のことばかり。それ以前に、人としてのバランスに欠けているとしか思えないような政治家が、やたらと多くありませんか? 連日のように新聞をにぎわせている政治家の問題発言を見ていても、おかしな世の中だなって思います〉

 蛭子さんは本来〈子どもの頃から、他人と揉めるのが大嫌いで、できるだけ衝突を避けてきました〉〈他人を打ち負かしてまで自分が目立とうという意識は、まったくありません〉という性格の人間だ。

 しかし、そんな蛭子さんをして、ここまで踏み込んだ発言をせざるを得ない、それほどまでに日本の「自由」と「命」は危ない状況にあるということなのか……。

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