鶴瓶も「赤旗」で護憲を主張! 芸能人・文化人の間で共産党が人気な理由

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 また9月28日には憲法全条文を暗唱することでも注目を浴び、『憲法主義』(憲法学者・南野森共著/PHP研究所)を出版したAKB48の内山奈月が登場している。内山はこの本を上梓するにあたり、憲法は人権を守り、国家権力を規制しているものだと考えるようになったという。

「南野先生は、憲法の解釈改憲についてのメリットとデメリットを私に教えてくださいました。(中略)国民一人ひとりがこの変更について、どのようなものかをきちんと考えて意見を持つことが大切なのではないかと思いました。内閣がしていることを国民が知らないということが、一番問題なのではないかと思います」

 さらに、ベテラン俳優の西田敏行も13年12月22日の同紙に登場し、戦争反対、そして原発について訴えている。

「僕も世の中はなんでこう戦火が絶えることがないのか、といつも思っているし、母は僕が子どもの頃から折に触れて、『人間が絶対しちゃいけないことの一つは戦争だ』と口癖のように言っていました。8月6日は広島に原爆が落とされた日なんだよとか。戦争というものは勝者も敗者も何も得るものはないんだという彼女の言葉は強く響いてますね」
「使用済み核燃料をどこに保管するのか、国の方からは何も見えてこない。本当にお手上げ状態です。(中略)それでも原発維持の方向なのか。われわれのリーダーたちは、われわれをどこに連れて行こうとしてるんですかと問いたいです」

 他にも映画監督の宮崎駿、作家の瀬戸内寂聴、室井佑月、高村薫、俳優の須賀健太、女優の渡辺えり、歌手の加藤登紀子、漫画家のちばてつや、やくみつるなどが次々と「赤旗」紙上で戦争や集団的自衛権反対を表明している。

 もともと「赤旗 日曜版」は文化欄が充実していて、タレントや作家がインタビューに応じることはめずらしくなかったが、具体的な政策などに関係する発言をするのは「色がつく」と敬遠されがちだった。

 実際、藤原紀香は昨年11月、4週に渡って「赤旗」に登場し、物議をかもしている。

「ニュースを知らないことは一番危険だし、知らない間に国の大切なことが決まるなんてことにならないように、ひとりひとりがその事を知り、判断し、意見を出していく。そんな世の中になればいい」

 藤原は「赤旗」でこんな発言をしたのだが、その少し前にブログで特定秘密保護法を批判していたことから、保守メディアを中心に藤原は共産党シンパだ、国会議員に転身では、などと報じられ、ブログで「赤旗では秘密保護法について語っているのではない」と釈明せざるをえない事態に追い込まれたのだ。

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