杉村太蔵は薄味でもバカでもなかった!計算高くてこずるいヤツだった!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
taizo_01_141117.jpg
『バカでも資産1億円 「儲け」をつかむ技術』(小学館)

 杉村太蔵が本を出した。その名も『バカでも資産1億円』(小学館)。内容はタイトルどおりおバカキャラの太蔵が株や投資で1億円稼いだという話らしい。

 たしかに太蔵は郵政解散の小泉純一郎ブームにのって初当選した際、「料亭に行きたい」と発言をして“大バカ”と猛バッシングを受け、落選して「サンデー・ジャポン」(TBS系)などバラエティに出演するようになってからも、“薄味”でぼんやりとした“空気を読めないバカ”、そんなキャラが定着している。だが、この本を読むと太蔵の意外な面が見えてくる。

 太蔵の転機は大学を2年留年して中退してしまったことだった。就職活動もしていなかった太蔵は実家の歯科医の手伝いをしようとした。しか父親は一喝した。

「資格もないのに歯科医の仕事ができるか」「働かないなら死ね!」と。

 まったくの正論である。震え上がった太蔵は派遣ビル清掃の仕事を始めた。そして結構真面目に働いた。するとビルに入居していた外資系証券会社の若き重役だったグレンにビルのトイレで声をかけられた。

「ヘイ、社長!」。こう言われた太蔵は「会長! なめられるくらい便器をピカピカにしておきました!」と言って、用を足したグレンにペーパータオルを渡す。

 オマエは木下藤吉郎か、という感じだが、こんなやり取りをするうちにグレンは太蔵に“何か”を感じ取ったらしい。外資系証券会社の試験を受けるよう誘ってくれたという。その後、1週間の猛勉強で、太蔵は見事合格する。見事チャンスをものにした大蔵。しかし快進撃は止まらない。猛烈に仕事に打ち込み、勉強する。1年後にはアシスタントアナリストになってしまったのだ。

 トントン拍子に見えるラッキー男・太蔵。だが実は、その裏では驚愕ともいえる“世渡り術”を駆使していたらしい。太蔵は悪びれもせず自分の驚きの哲学をこう開陳する。

「ボスのライバルを潰すこと。それも部下がすべき仕事、というのがぼくの考えです」

 実際に証券会社でもこれを実行した。妙なキャバクラ領収書を提出したボスであるグレンのライバルに不審を抱いた太蔵は、そのキャバクラに自腹で行き、巧妙な会話でライバルが接待ではなく“個人的にひとりで遊びに行った”ことを突き止めたのだ。もちろん速攻ボスに報告。ボスはゲラゲラ笑ったというが、

「ぼくの忠誠心を感じ取ってくれたのは間違いありません」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

バカでも資産1億円 「儲け」をつかむ技術

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

杉村太蔵は薄味でもバカでもなかった!計算高くてこずるいヤツだった!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。忠誠心政治家林グンマの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 久米宏が高まる東京五輪同調圧力に徹底抗戦!「大反対の気持ちは変わらない」
2 葵つかさが「松潤とは終わった」と
3 安倍が日米安保改定60年で祖父自慢連発!でも岸信介の正体は…
4 IR汚職“起訴”の企業会長夫人と同姓同名の人物が進次郎、鈴木道知事に献金も
5 エイベックス松浦会長が「安倍さんでなくて菅さん」
6 安倍の安保法制と岸信介の対米密約
7 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
8 King Gnu・井口理が米イラン緊張で日本の戦争加担に危機感
9 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
10 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
11 橋下徹が都構想で使った詐術を検証!
12 強制捜査受けた河井前法相と案里議員は菅官房長官より安倍首相のお気に入り!
13 「桜を見る会」問題で今度は推薦者名簿を“改ざん”
14 ル・モンドが安倍の歴史修正主義批判
15 安倍の成蹊時代の恩師が涙ながらに批判
16 松尾貴史「日本を壊しているのは安倍さん」
17 車庫飛ばしで公安に誤認逮捕された男性が語った取り調べの酷い中身
18 山口敬之逮捕を握り潰した“官邸の忠犬”中村格が警察庁ナンバー2に!
19 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
20 秋元康の東京五輪に椎名林檎が危機感
1久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄