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指原莉乃が山口真帆の卒業公演“極秘視察”に同伴していた男! 不祥事でAKS社長を辞めた秋元康の盟友といまも…
フジテレビ『ワイドナショー』5月5日放送回より
NGT48暴行事件・被害者の山口真帆が大手芸能プロ「研音」に所属することが明らかになった。すでに山口の卒業公演は5月18日に行われており、結局、暴行事件は真の責任者が追及されることのないまま、幕引きされそうな気配が濃厚になっている。
しかし、その一方で、気になる報道があった。5月20日、東京スポーツのニュースサイト「東スポWeb」に「指原莉乃“山口真帆卒業公演”を極秘視察 運営幹部就任の期待」という記事が掲載されたのだ。
記事によれば、指原は卒業公演を見るために新潟の劇場にまで足を運んだという。指原はNGTとは直接、関係がない上、4月28日のコンサートをもってHKT48を卒業したばかり。それがわざわざ新潟まで出かけていたとは……。
ただ、一方で、指原は卒業後もAKB48グループに関わり続ける予定で、すでに全曲書き下ろし曲で構成されるHKT48の新劇場公演をプロデュースすると発表されている。
そんなところから、「東スポWeb」は、指原に“幹部”のようなポジションでAKB48グループに関わり続けることを期待する声が多いと書き、〈グループの運営幹部的な存在として手腕を発揮するのか。アイドルからは卒業しても、指原から目が離せない〉と結んでいた。
しかし、指原自身はこの報道を否定。ツイッターで〈私は自分より何十年も生きている人の人事を決めたり、未成年含む100人以上の人生を預かれるほどの人間ではありません。もちろん向こうだってそう思ってるだろうからお話すら来ていませんし、もし来ても断ります〉と明言し、AKB48グループやAKSに“幹部”のようなポジションで入ることはないと綴った。
ただ、記事のなかに書かれていた、ある興味深い情報に関しては否定することはなかった。
「東スポWeb」によれば、指原はひとりで新潟の劇場公演を見たわけではないようだ。記事には「AKB全盛期に運営会社の社長を務めていた人物も一緒におり、タクシーで一緒に移動するなど、行動をともにしていた」との関係者のコメントが掲載されている。
記事では具体的な名前にまでは触れていないが、〈AKB全盛期に運営会社の社長を務めていた人物〉というのは、どう考えても、AKSの前代表取締役社長である窪田康志氏のことだろう。指原がツイートのなかでこの部分に関しては否定していないところをみると、記述はおそらく事実だとみられる。
窪田氏は秋元康氏、芝幸太郎氏とともに、AKB48というプロジェクトを発足させた人物で、2006年に設立された運営会社・AKSは秋元(A)、窪田(K)、芝(S)という3人の頭文字をとったもの。なかでも窪田氏は最大の出資者といわれ、2014年6月までAKSの社長を務めていた。
しかし、窪田氏はもうひとりの芝氏とともに、スキャンダルや不祥事が原因でAKSを追われていたのではなかったのか。
窪田氏といえば、特定メンバーとの親密な関係を報じられたことがあるほか、「週刊文春」(文芸春秋)2011年8月11日・18日合併号では野球賭博の常習者で、年間で1億円単位の巨額を違法な野球賭博に使っていたと報じられたこともある。
窪田氏がAKSの社長を退任することになったのも金がらみの不祥事が原因だとされている。「週刊文春」2014年7月31日号によれば、AKSの親会社であるパチンコメーカーの京楽が窪田氏の金遣いの荒さを問題視し、話し合いの末に現在の社長である吉成夏子氏がAKS社長に就任することになったという。
「文春」は、経営に関する話し合いの過程で、窪田氏の乱脈経営が次々と明るみになったとも報じていた。そのひとつがAKB48卒業後に篠田麻里子が手がけるアパレルブランド・ricori。窪田氏はこの事業に対して億単位の巨額融資を行っているが、この資金がAKSから出ていたというのである。
指原莉乃と山口真帆がそろって「秋元さんは関係ない」「口を出せない」
このような経緯でAKSの社長を退いた窪田氏は、ここ2、3年、AKB48に関する話題で出てくることはほとんどなくなっていたが、まさか指原が、その窪田氏を同伴するかたちで山口の卒業公演に出かけていたとは……。
ここで思い起こされるのは、指原のNGT48暴行事件への積極的なコミットだ。指原はこの問題では山口を擁護しAKS運営を批判しながら、一方で、秋元康の責任については完全にネグり続けていた。5月5日の『ワイドナショー』(フジテレビ)では秋元のことをこう擁護している。
「私も実際に、ある日、ちょっとこれはどうしようもないなと思ったので、秋元さんに相談をしたんですけど、そのときに、言っていいのかわからないんですけど、会社側がすべていまは勝手に動いてしまっていて、本来相談するべき秋元さんに相談も報告もせずに、NGTの今後の動きなどを先に発表してしまっていたり、まあ、ある瞬間にトップが変わった瞬間から、秋元さんがクリエイティブだけのプロデューサーになっていたので、それをきっと真帆ちゃんに、唯一間に入って話せる人がいるんですけど、その人が話していて、その人づてに秋元さんも励ましの声をかけていたというのは聞いています」
実際、指原のこのコメントが放送された3日前、5月2日には、山口がモバイル有料会員向けメールで、指原と全く同じ論理の秋元擁護を示し、秋元と指原に謝罪していた。
「私も秋元さんがトップだと思ってたし、助けてくださいってsnsで直談判しようと思ってたぐらいなんですが、秋元さんはaksのトップではないから逆らえないし、何も報告されなくなって、何も知らないらしいんだ」
「昔のAKBとは組織も人も違うし、私の経験上納得するところはありました。だからコメントするにもコメントできないらしくて、(略)ご迷惑かけてごめんなさいって私は思っています」
「自分のことを知らないメンバーに勝手にこういう人だなんて言われるのは正直驚くこともあるけど、一番コメントを求められる指原さんは私のことを気遣ってくれて、本当に有り難く、そして申し訳なく思っています」
「このことに関してニュースにしてまた指原さんにコメント求めるのは止めてください」
秋元の責任回避を見事にプロデュース! でも指原はAKS幹部にはならない
これまでの状況からして、秋元が「クリエイティブだけ」「AKSに口を出せない」なんていうのはありえないが、この指原と山口の「秋元さんは何も知らなかった」とうコメントによって、秋元氏への責任追及の動きは一気に収束する。
そして、その2週間後に行われた山口の卒業公演に、秋元の盟友である窪田氏とともに、指原が姿を表したのだ。
この流れを見ていると、指原はこの問題で、秋元、窪田氏らAKS旧経営陣と密に連絡を取り、秋元が責任追及されるのを回避するために、山口との間に入って動いていたとしか思えない。
「たしかに、今回、秋元氏が自分への責任追及をかわすために、周辺を使って、山口を懐柔していたのは間違いない。一説には、新所属事務所の研音も秋元人脈で紹介したのではないかといわれています。そして、その秋元の手足となって、スピーカー役になっていたのが指原と窪田氏だったということでしょう。指原は『ワイドナショー』で山口に“唯一間に入って話せる人がいて、その人づてに秋元さんも励ましの声をかけていた”という話をしていたが、実はそれは指原自身だったんじゃないかという気もしますね」(週刊誌記者)
いずれにしても、指原は「秋元氏には責任がない」というストーリーを見事にプロデュースしたとも言えるわけで、その鮮やかな工作ぶりを見ていると、東スポが「将来、AKS運営幹部に」と報じた気持ちもわからなくもない。
しかし、現実にはそれはないだろう。AKSはもはやどうやっても挽回することは難しい沈みゆく船である。利に聡い指原がそんな貧乏くじを引き受けるとはとても思えない。指原にとって大事なのはそう遠くない未来に消滅する可能性の高いAKSより、業界に強い力をもち続ける秋元康なのだ。
これまでの言動を見ていても、指原は常に誰が一番の実力者かを見極め、その人物に気に入られることを最優先に動いてきた。今回も、山口やAKSを助けるためというより、秋元を助けるために動いたにすぎない。こうした処世術を見ていると、指原はAKSの幹部どころか、そのうち“芸能界の実力者”と呼ばれる存在になるような気さえしてくるのだ。
(林グンマ)
最終更新:2019.05.27 06:20
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