ベッキーへのメッセージ!? “昭和の色男”火野正平が「不倫や二股で謝罪なんてバカ」「ほっとけっていってやれ」

左・『火野正平 若くなるには、時間がかかる』(講談社)/右・ベッキーオフィシャルサイトより
世間を賑わせたベッキーの不倫騒動が再燃している。騒動の発端となった「週刊文春」(文藝春秋)が、編集部に宛てられたベッキーからの直筆の手紙を掲載したからだ。
手紙のなかでベッキーは〈川谷さんへの気持ちはもうありません〉と強調したほか、川谷絵音の妻にも謝罪の言葉を綴ったが、これに対してネット上では「まだ優等生ぶってる」「言い訳ばっかり」などとバッシングが再び繰り返された。なかでも、オリエンタルラジオの中田敦彦は、『白熱ライブ ビビット』(TBS)でベッキーの手紙を「あざとく感じる」と批判した。
今月初めには、やはり不倫問題で1年間活動休止した矢口真里が出演した日清カップヌードルリッチのCMに抗議が集まり、約1週間で放送中止に追い込まれたばかり。ベッキーへのバッシングといい、不倫した女性芸能人に対する風当たりは相変わらず強い。
だが、一方で男性の不倫スキャンダルはどうか。最近でも米米CLUBの石井竜也や桂文枝、乙武洋匡などの不倫が報じられた。石井が妻同伴の場で謝罪したり、乙武が妻の謝罪文を公表するなど“ゲス対応”をしたが、ベッキーや矢口ほどの盛り上がりはなく収束。文枝にいたっては、不倫相手に非難の声があがるほどだった。
不倫は男の甲斐性──。あきらかな男女の不均等だが、こうしたなかで注目したいのが、“昭和の色男”と呼ばれたあの俳優の存在だ。
それは、俳優・火野正平。過去には「手を握るだけで妊娠させる男」という都市伝説まで生まれたほどのプレイボーイで、一般人の女性と結婚するも次々に新藤恵美や小鹿みきなどの女優たちとの不倫・同棲スキャンダルが報じられ、挙げ句、別の女優が妊娠するという騒動に。その後も数え切れないほどの女性たちとの熱愛が芸能マスコミを賑わせた。近年は『にっぽん縦断こころ旅』(NHKBSプレミアム)で再ブレイクを果たしたが、66歳のいまもおばちゃんに「お嬢さん」と声がけしている様子を観ていると、そのプレイボーイぶりは健在なようだ。
そんな火野が、今年1月末に初の語りおろしの著書『火野正平 若くなるには、時間がかかる』(講談社)を発売。同書のなかで火野は、スキャンダルが発覚しても“謝罪するなんてバカ!”と芸能人たちに檄を飛ばしている。たとえば、こんな具合だ。
〈今の若い人達は自分のやったことで、例えば二股かけたからどうのこうのって言われるとすぐ謝っちゃうのが悲しいよな。まず記者会見で謝るでしょ。涙 流してさ、二股してすみませんみたいなことを言うでしょう。それ見ると「お前、バカじゃないのか」と思うんだよ。
二股ぐらいですみませんって言うなよ。二股なんて六本木の交差点行ったら3つも4つもあるんだから。自分のやったことを謝ったりすんな。ほっとけって言えよ。別に芸能評論家に飯を食わしてもらってるわけじゃないんだからさ〉
二股交際と六本木の交差点をなぞらえる。さすがは開き直り方も堂々としたものだが、当然、不倫を反省したりなどしない。
〈昔から先輩に「絶対に人の持ち物に手を出しちゃいけない」っていうのは、教わってるよ。ただ「名札」をつけてない人も多いんだよね……。「わたしは誰々の」って書いてあれば、そんなこともないんだけども(笑)〉
〈だって女の子と交わりたいから役者になったみたいなもんだもん〉
しかも、そうしたスキャンダルの内情は、凄まじかったらしい。結婚後、〈ものすごい売れてる女優さん〉と不倫関係にあったときのこと。妻とのあいだに子どもが生まれることがわかったとき、その女優は「男の子だったら別れる、女の子だったらこのまま続ける」と火野に告げた。そして生まれたのは、男の子。火野は我が子の誕生の瞬間、こんなことを考えていたという。
〈子供が生まれたその時も頭に浮かんだのは「アカン、あの子と別れな」って。その後、その子はものの見事に俺の前からいなくなった〉
確実に「ゲスの極み」認定されそうなエピソードだが、火野はじつにあっけらかんとしている。そればかりか、娘よりも若い女性と付き合っていた際には、その交際女性が待つ家に娘と帰宅したこともあった。その後、女性は〈卒業していっちゃったんだ、火野学園を(笑)〉と言うが、火野と別れたあとも娘はその女性と連絡を取りつづけているらしい。ここまでくると、ゲスだなんだとケチをつけるのもバカバカしくなってくるはずだ。
実際、火野は何度スキャンダルが発覚し、芸能マスコミの餌食になっても、このスタイルを変えなかった。本人は〈打たれ強いんだ。サンドバッグのように。打ってみてみ、怪我するよってね(笑)〉というが、結果としてこうした態度でいたことで、世間の「火野正平なら仕方がない」という空気をつくり出していった。
もちろん、前述したように「男の不倫は甲斐性」という固定概念が日本には蔓延っているため、男性のスキャンダルに対する世間の目は圧倒的に甘いという問題がある。火野もそうだが、石田純一しかり、不倫が報じられたことはまだないが最近ならばNEWSの手越祐也しかり、“スキャンダルを反省しない”という姿勢が、男性の場合は逆に支持を得ることがあるのだ。
だが、恋愛や結婚、家族観は人それぞれのもの、どんなかたちであってもいいはずだ。火野はどれだけ打たれても断固としてそうした自分の価値観を曲げなかった。しかし、それと同じように、女性が「何が悪い!」と世間の価値に物をぶつけたらどうなるか。確実に芸能界から干されることは火を見るよりあきらかだ。
それでも、女・火野正平が現れないかぎり、社会にある男女の不均等は破れない。だからこそ、女・火野正平の登場を夢見てしまうのだ。
ちなみに、火野は同書のなかで「気になる女性」としてmisonoの名を挙げ、〈misonoさんはかわいいよね、今でも。最近あんまりテレビに出ないな。出てほしいのに〉とラブコールを送っている。目のつけどころがいかにも火野らしくて微笑ましくなるが、火野のような元気な女性タレントの出現を、本サイトは心待ちにしている。
(大方 草)
最終更新:2016.04.30 11:10
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