“暴君”鈴木会長退任でもセブン-イレブンのブラック体質は変わらない! フランチャイズ奴隷契約、過酷労働も…

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セブン&アイ・ホールディングス公式サイトより


 昨日4月7、“コンビニ天皇”とまで呼ばれた、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が記者会見で「退任を決意した」と表明した。

 本サイトでも既報のとおり、鈴木会長は7日午前に開かれた取締役会で子会社のセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長を更迭し、後任に古屋一樹副社長を昇格させる人事案を提案。しかし、株主であるイトーヨーカ堂の創業家・伊藤雅俊名誉会長や米ヘッジファンドがこれに反対。鈴木会長による人事案の背景には、次男で、現セブン&アイ・ホールディングス取締役の鈴木康弘氏を将来的にトップにする意向があったと言われており、この“世襲人事”に反発した井坂社長らが株主らとともに“鈴木おろし”に動いた結果が、昨日の取締役会での人事案否決、そして鈴木会長の退任表明だったと見られる。

 社内で圧倒的権力を誇り、流通業界やマスメディアにも強い影響力を発揮してきた鈴木会長。セブン-イレブンビジネスの闇を追った『セブンイレブンの罠』(渡辺仁/金曜日)のなかに、鈴木会長の絶対君主さながらの立ち振る舞いを語る、こんな元社員の証言がある。

「入社したら神のように崇められた社長がいてね。新興宗教のような、教祖さんのような……。もう社員は完全に“鈴木チルドレン”ですね。鈴木さんに追い立てられてきたというか。すべてを捧げ出されたというか。そういう社風ですね。OFC(本部の店舗経営指導員、FCとも呼ばれる)会議などでは、いつも鈴木さん、不満のようでしたね。『こんなムダなコストかかって』と。経費削減。エレベータも社員には使わせない(笑い)。役員には、バカだ、チョンだとか言って。(略)」

 社員は、鈴木会長の一挙一頭足に怯えるようにして、その意向を幹部間で探り合っている状態だった。また、同書によれば、鈴木会長は裏で“労組潰し工作”の糸を引いていたという。結果、“反乱分子”的な社員は自ら辞め、社内にはイエスマンしか残らないようになった。まさに恐怖支配と呼ぶにふさわしい“鈴木帝国”の素顔だ。

 では、今回の“独裁”の終焉で、社内に劇的な変化が訪れるのだろうか。そう簡単ではないだろう。“鈴木おろし”に成功した井阪社長もまた、セブン-イレブンのフランチャイズ加盟店を苦しめるブラック経営をひたすら推進してきた人物だからだ。

「井阪社長のバックについている米投資ファンドのサードポイント社はある意味、もっと経営効率至上主義です。今年3月には、イトーヨーカ堂やそごう・西武、通信販売大手のニッセンホールディングスなどを速やかにグループから切り離すことを求める書簡を送っています。これはつまり、セブン-イレブンのやり方をさらに特化していけということですからね」(全国紙経済部記者)

 つまり、セブン-イレブン最大の闇である、奴隷契約のような本部有利のフランチャイズ契約、自殺者続出の加盟店オーナー、24時間営業の過酷な就労状態など、すなわち肝心の“ブラックな実態”については、変わりようがないというわけだ。

 しかも、新聞・週刊誌の巨大販売経路であり、テレビにとっても大スポンサーであるセブン-イレブンは最大級の「マスコミタブー」となっており、今後も批判報道は追及できない。

 事実、昨年のブラック企業大賞2015にセブン-イレブン・ジャパンが輝いたときも、ほとんどのメディアは黙殺。新聞、テレビの記者のなかには「セブンが入ってるので、今年は書けません」と漏らす者もいたという。

 本サイトではこれまで、そんな大手マスコミが報じようとしないセブン-イレブンの裏側の数々を公開してきた。以下にその記事を列挙するので、ぜひ今一度、その超過酷労働、奴隷的搾取、セブン・タブーの構造的問題について考えてみてもらいたい。
(編集部)

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最終更新:2017.11.24 09:46

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