『ど根性ガエル』作者の家庭崩壊を実娘が暴露! ギャンブルと酒に溺れ失踪…そのときピョン吉が

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日本テレビ・ドラマ『ど根性ガエル』公式サイトより


 松山ケンイチ主演で実写ドラマ化され、いま再び注目を集めている『ど根性ガエル』。人気漫画の実写化に、放送前は懸念の声がささやかれたものの、ふたを開けてみれば、初回放送の平均視聴率は13.1%。上々の評価を受けている。

 そんな話題沸騰中の『ど根性ガエル』だが、人情ドラマな世界観とは裏腹に、作者である吉沢やすみに壮絶な家庭崩壊の過去があることをご存知だろうか? しかも、そんな知られざる家庭の恥部を明かしたのは、他でもない、吉沢の娘であった。

 吉沢の娘である大月悠祐子(旧ペンネーム・かなん)は、『Piaキャロットへようこそ!!2』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)のコミライズなどで知られる漫画家だが、彼女が「週刊アスキー」(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)のウェブサイトで始めた新連載『ど根性ガエルの娘』のなかで、吉沢家の闇を赤裸々に暴露。漫画ファンに衝撃を与えている。

 先日掲載された第一回目では、『ど根性ガエル』のブレイクにより若くして成功をおさめたものの、その後ヒットに恵まれず、パチンコ・麻雀などギャンブルに溺れるようになる父の姿が生々しく描かれていた。さらには、13本の原稿を落としたまま、仕事も家族も捨てて失踪するシーンも掲載され、『ど根性ガエル』のイメージとのギャップに驚きが隠せない作品となっている。

 いま現在の吉沢やすみは、家族や孫の面倒をこまめに見る、良きおじいちゃんになっているのだが、これから続く連載では、どん底まで落ちた彼がどのようにして自分を取り戻していったかの再生への道程が描かれる予定だ。

 今後の展開に目が離せない『ど根性ガエルの娘』だが、実は過去にも本人や家族が何度かインタビューでこの家庭崩壊について触れたことがある。今後のストーリーを予想する意味でも、それらの発言を振り返ってみたい。

 まず、吉沢やすみがスランプに陥り、苦しんでいく葛藤を間近で見続けてきた長男の吉澤康宏氏は、2015年1月にウェブサイト「みんなのごはん。」(ぐるなび)に掲載された連載漫画『田中圭一のペンと箸 ―漫画家の好物―』のなかで、父の姿をこう語っている。

〈そのころの父はマージャンしてるか、テレビ見てるか、寝ているか、酒を飲んでるかでした。今にして思うとプレッシャーに耐えられず現実逃避していたのかも…〉
〈あのころ何度かマンガの依頼もあったんですけど、ペンを持つと手が震えるようになり、そのうち吐き気も止まらなくなって、思うように作品が描けなくなってしまいました〉
〈その後、清掃会社で働き出したものの…しばらくして父は突然失踪してしまいました〉

 この失踪は3ヵ月後に吉沢が家に戻ってきたことで、なにごともなく無事に終わったそうだが、まさか、『ど根性ガエル』の作者が、一時期失踪していたとは……。同じようにスランプの果てに失踪した例として、プレッシャーに耐えかねて仕事を放擲し、自殺未遂の果てに路上生活に逃げ込んだ過去を描いた、吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス)が漫画ファンの間ではよく知られているが、それとほぼ同じことを吉沢やすみも行なっていたのである。

 現在の吉沢やすみの日課は、孫と一緒にスケッチブックを持って公園に行き一緒に絵を描くことだというが、ギャンブルとアルコールに溺れるどん底の状況にいた彼を救ったのはなんだったのか?

 08年3月、ウェブ版「日刊ゲンダイ」に掲載されたインタビューで、吉沢自ら奇跡のような復活劇について語っている。

〈『ひとつ屋根の下』ってフジテレビのドラマで、主役の江口洋介さんがピョン吉の絵の入ったTシャツを着てくれたんです。おかげでまた『ど根性ガエル』が注目され、長男を大学に入れることができました〉

 再注目された『ど根性ガエル』は、その後、ソルマック(大鵬薬品)のテレビCM・パチンコ台のキャラクター・ユニクロのTシャツのロゴなどに起用され、キャラクター版権により時を越えてジリ貧の吉沢に救いの手を差し伸べてくれた。

 また、15年3月にウェブサイト「日刊ゲンダイ」に掲載されたインタビューでは吉沢自身「ピョン吉のような孝行息子はちょっといないでしょう」と語っているが、まさに吉沢やすみの人生は、ピョン吉によって育てられピョン吉によって救われた人生だったのだ。

 もう今では筆を折ってしまっている吉沢だが、孫と一緒にスケッチ遊びをしているうちに、ペンを持ったときに出る手の震えや吐き気の症状はなくなってきたという。

 ひょっとしたら、新しい『ど根性ガエル』を読むことができる日もそう遠くはないのかもしれない。

『ど根性ガエル』という作品の背後には、ピョン吉により人生を左右された一人の漫画家の物語がある。そう考えながら、いま放送中の実写ドラマを見ると、また違った深い味わいが出て来るのである。
(田中 教)

最終更新:2018.10.18 04:45

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