広瀬すず、壁ドンに物申す! 炎上発言を連発してしまうのはなぜ? その意外な理由

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FOSTER Management Officeウェブサイトより


 6月18日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)にて、照明や音声といったスタッフに対し、「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」「何で自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?」と発言し、大炎上を起こしたことも記憶に新しい広瀬すず。

 そんな彼女が、作詞家・松本隆を特集した「BRUTUS」(マガジンハウス)2015年7月15日号のインタビューで発した言葉がまたもや話題を呼んでいる。

 松本隆の作詞家生活45周年を記念して先日発売されたトリビュートカバーアルバム『風街であひませう』にて、斉藤由貴「初戀」の詞を朗読した広瀬すず。その流れで誌面に登場し、「初戀」について語っているのだが、そこでこんな発言が飛び出した。

「この曲を聴いているとき、壁ドン、壁ドンって言葉が、私の周りで乱発されていたんですけど、私は「初戀」の世界観の方が好きです」

 今年の2月にも、CMの記者会見で「もしされたら、本当に壁ドンやるんだぁって思います」と発言し物議を醸した彼女だが、ここでさらに、壁ドンに憧れる少女マンガファンを挑発してしまったかたちだ。

 なにかと発言が話題になってしまう彼女だが、そうした発言の数々が番組や誌面を盛り上げているのは事実。

 それに、これだけの打率でメディアに取り上げられる発言を繰り返すということは……、ひょっとして、広瀬すずの発言は、単に“彼女が世間知らずの子どもだから”などではなく、“笑いを提供したい”というサービス精神による、計算ずくの“ネタ”なのではないだろうか。

 思えば、先日の『とんねるずのみなさんのおかげでした』の件も、きちんと放送を見た方ならお分かりだと思うが、件の炎上発言が発せられる前は、「自分はドライな人間なので、イルミネーションや夜景にあまり興味がない。(電飾を)あんな高いところにかけたお家の人は一生懸命やってるんだなぁとは思うんですけど」という、スタッフとはまるで関係ない話をしていた。

 そこから、照明や音声、ロケバスの運転手といった裏方系スタッフの話題につなげたのは石橋貴明であり、彼女はその話の流れにうまく乗っかってバラエティ的に最高の返しを打っただけで、非難されているような“職業差別”や“スタッフ軽視”といった態度ではなかった。結果として、番組のなかで一番盛り上がったトークになり、木梨憲武は達成感溢れる笑顔で「こういう話ずっとしてられるね」と語っていた。

 また、その“スタッフ軽視発言騒動”の直前にも彼女は別の番組で嵐と共演した際、大野智のことを「40歳ぐらいだと思ってた」と発言し炎上しているが、この発言も同様に、彼女のサービス精神が言わせたのではないだろうか。

 6月11日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)にて、「嵐のメンバーで弟にするなら誰?」という質問に、二宮和也、大野智、相葉雅紀を見ながら「お三方のどなたか」と答え、大野が「俺34歳だぜ」と返すと、「もうちょっと上だと思ってた。40歳くらい」と発言し、放送終了後、大炎上。

 このときも結局、ツイッターを通して謝罪するハメになったのだが、この「40歳くらい」という返しも、アートや釣りなど、年齢に似合わぬ渋い趣味に没頭し、「仙人系男子」とまで言われる大野のキャラを把握したうえでの発言であることは明白だ。むしろ、炎上を恐れず笑いを取りに踏み込んだだけで、バラエティ的には褒められこそすれ責められるようなものではない。

 また、広瀬すずの「場を盛り上げたい」というサービス精神は、若手女優として最も無難な答えを用意しなければいけない“恋愛”についての質問でも遺憾なく発揮されている。

 昨年6月に行われたお菓子のCM記者会見では、「10代にできる青春な恋がしたい。複雑な気持ちの恋がいい。仲の良い友だちとの三角関係とかで、心が忙しくなってみたい。一度そういうのを味わってみたい」と発言。ネットニュースで大いに取り上げられた。

 現在進行形での恋への思いを語るばかりか、三角関係の泥沼恋愛願望まで暴露。普通は、「いまはお仕事が恋人なので……」といった当たり障りのない発言でお茶を濁しがちな場面でも、突っ込んだ発言をしてしまう。

 これまでの彼女の発言を検証していくと、やはり、“スタッフ軽視発言”に関しては“ネタ”なのではないかと思わざるを得ない。

 実際、ナインティナインの岡村隆史も、6月25日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のなかで「ちょっと盛り上げようと思って言うただけの話やんか。かわいそうに。謝罪までされてやな……」と擁護している。

 そして、彼女の過去の発言を紐解いていくと、一連の炎上発言は、“不用意”などではなく、考えたうえで場を盛り上げようとしてなされた“ネタ”であることが、よくわかる。

 彼女は子どもの頃からバラエティが好きらしく、さらにそういった番組へ出演する機会も近ごろ多いことに関し、「最近、出演させていただく機会が増えて、「笑いを取らなきゃ」と思っちゃって(笑)」(WEBサイト『ORICON STYLE』掲載のインタビューより)と話しているのだ。
 やはり、彼女は「笑いを取る」ために、あえて突っ込んだ発言をしていたのである。

 女優が番宣でバラエティ番組に出るとき、そこに“笑い”までは求められていない。笑いを提供してくれればそれに越したことはないが、あくまで、そこにいてくれるだけでいい存在だ。にもかかわらず場を盛り上げようというサービス精神から発された彼女の言葉の端々をあげつらうのは、あまりに狭量ではないか。

 こうした「笑いを取らなきゃ」という彼女のサービス精神は、バラエティだけでなく、女優としての魅力にもつながっているはずだ。「べつに」としか答えなくても炎上し、サービスでたくさん発言しても炎上する。なんとも息苦しい社会だが、広瀬が萎縮してその魅力や才能が失われてしまわないように願いたい。
(新田 樹)

最終更新:2015.07.09 12:07

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