熱愛・破局に関する話題……本と雑誌のニュースサイト/リテラ
岡田准一・宮崎あおい結婚で「不倫が始まり」を隠すためジャニーズと御用マスコミが嘘のストーリーをでっちあげ
DVD『陰日向に咲く』
23日、V6のメンバーで俳優の岡田准一と女優の宮崎あおいの結婚をスポーツ各紙が一斉に報じた。
結婚はファンクラブ会員向けに送付されたメッセージカードで報告されたというが、実は当初24日の配達指定で報告するはずだったものが、何らかの手違いで2日前の22日に誤配送されたのだという。22日深夜からネットでは大騒ぎになっていたが、ジャニーズ事務所もそれを認めたことで、スポーツ紙なども“確定情報”として報じることになった。
岡田と宮崎はこれまでも“結婚間近”と囁かれ続けてきたビッグカップル。しかし、そのスポーツ紙が今回も一切報じなかったことがある。それは、2人の交際が不倫から始まったということだ。
周知のように、この事実は、2011年12月、「週刊文春」(文藝春秋)のスクープによって明らかになっている。
当時、宮崎は俳優の高岡蒼佑(13年に高岡奏輔に改名)と結婚していたのだが、高岡のフジテレビを攻撃するツイートが原因で、夫婦仲が悪化。宮崎から離婚したいという申し出があり、協議中と報道されていた。ところが、そんななか、「文春」のくだんの記事に高岡の知人が登場し、宮崎が岡田准一と“不倫”関係にあることを証言したのだ。
それによると、高岡が自身の契約する宮崎の携帯を調べるなどしたところ、宮崎が08年公開の映画『陰日向に咲く』での共演をきっかけに知り合った岡田とかなり前から交際していたことがわかったのだという。2人がやりとりしたメールには「一緒に(温泉に)入ろう」といった不倫温泉旅行をうかがわせる内容もあったと、この知人は証言している。
しかも、この事実を知った高岡が岡田を呼び出し、問い詰めたところ、岡田は宮崎との不倫関係を認め、土下座して「責任をとって芸能界を辞める」と謝罪したというのだ。
いずれにしても、宮崎と高岡の離婚が成立したのは同年12月28日だから、岡田との関係は離婚以前からということになり、明らかに不倫だった。
だが、ベッキーや斉藤由貴をあれだけ糾弾した芸能マスコミはこの事実を一切報道しなかった。もちろんこれは、ジャニーズ事務所の圧力と芸能マスコミの忖度の結果だ。
スポーツ紙と御用週刊誌「女性セブン」が創作した2015年交際開始説
それは宮崎の離婚後も同様だ。2人の関係が不倫報道後もずっと続いていたことはマスコミや関係者の間でも周知の事実で、一時、岡田主演映画の公開に合わせて結婚を発表するという計画も持ち上がったものの、タイミング悪くベッキー不倫騒動の影響を懸念し、延期されたということもあった。だが、これらの経緯もまったく記事になることはなかった。
そして、今回、ジャニーズ事務所が正式に結婚を認めても、その交際のはじまりについては、ほとんど報道しようとしなかった。それどころか、わざわざ不倫を隠すために、各紙とも、2015年に交際が始まったかのような記事を出している。
〈2人は08年公開の映画「陰日向に咲く」で夫婦役を演じて以来、長く友人関係が続いていた。宮崎は07年に俳優の高岡奏輔(35)と結婚していたが4年後に離婚。12年に映画「天地明察」で再び夫婦役を演じ、その後に急接近。15年8月に女性週刊誌の報道で交際が明らかになった。〉(スポーツニッポン)
〈2人は08年の映画「陰日向に咲く」(平川雄一朗監督)の共演をきっかけに、互いに尊敬し合う関係になった。11年の映画「天地明察」(滝田洋二郎監督)でも共演するなど、仕事でも縁があった。
宮崎は、07年6月に高岡奏輔(35)と結婚したが、11年12月に離婚した。2人は一時は疎遠となったが、15年に入って再会し、親交を深め、同年春に真剣交際に発展したようだ。〉(日刊スポーツ)
実は、この2015年に交際が始まったというストーリーも、ジャニーズ事務所と御用マスコミがつくりだしたものだ。実はこの年、“ジャニーズの広報誌”として知られる「女性セブン」(小学館)8月28日号が「独占!恋仲・撮 岡田准一 宮崎あおい 甘くて切ない蜩の夏」と題して、2人の交際とツーショット写真をスクープしているのだが、これは当時、結婚話が本格化した2人の不倫の過去を打ち消すために仕掛けられた記事だった。
実際、記事には、「08年公開の映画『陰日向に咲く』での共演以来、長い間友人関係にあった2人が今年に入って再会し春頃から付き合い始めた」というストーリーが強調され、2人の関係が不倫などとは懸け離れた純愛であることが強調されていた。
ベッキーをあれだけ叩いたマスコミがジャニーズのタレント相手に豹変
結局、この時は前述したようにベッキー騒動で結婚じたいが延期になってしまったが、今回、結婚が正式決定するにあたり、ジャニーズと御用マスコミは改めてこのストーリーをもちだしてきたのだ。
もちろん、本サイトは何度も指摘しているように、二人の関係が不倫から始まっているからといって、いや、仮に高岡との離婚が成立せずにいまだ不倫を続行中だったとしても、そのことを糾弾しようとは思わない。たかだか紙切れ一枚の契約をたてに、人の恋愛を道徳的に弾劾するというのは明らかにナンセンスだ。
しかし、ベッキーや斉藤由貴のことをあれだけ袋叩きにした芸能マスコミが、ジャニーズのタレントが絡んだとたんダンマリを決め込むばかりか、不倫否定の宣伝役を買って出ているのをみると、「お前らには、野次馬としての最低限の矜持すらないのか」と言いたくなってしまう。連中はふだん、「やはり、不倫は良くない。責められて当然」などとエラソーに説教しているが、実際は、文句を言ってこない弱小プロのタレントだけを標的に弱いものいじめのリンチをやっているだけなのだ。
今後、事務所から正式な結婚発表がなされることになるだろうが、ワイドショー、女性週刊誌もスポーツ紙と同様、“不倫”や“略奪”を完全にねぐり、“お祝い一色”でこれを大々的に報じるだろう。芸能マスコミの記者たちは本当に自分のことが恥ずかしくならないのだろうか。
(時田章広)
最終更新:2017.12.23 09:06
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