【2021年、彼らのやったことを忘れるな!】石原伸晃の「無症状でもすぐ入院」に非難殺到! 一般国民とは明らかに違う特別扱い 石原は過去に胃ろう患者を「エイリアン」と揶揄

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スキャンダルを起こした政治家をかくまってきた有名病院、医療には明らかに「上級国民」が

 これでは、一般市民が、「国会議員としての特権が働いたのか」「上級国民だけが入院できるのか」と怒るのは当然の流れだろう。

「上級国民」というネットスラングは陰謀論的な要素も強く、政治家や官僚が必ずしもあらゆる分野で優遇措置を受けているわけではないが、しかし、そのなかでも大病院という場所で、明らかに「上級国民の特別扱い」と呼ぶしかないような政治家への優遇措置が横行してきた。

 たとえば、名医がいるという評判の大病院や医学部附属病院では、一般市民が受診や手術を受けるまで数カ月待たされるというケースが少なくないが、国会議員たちは体調が悪くなるとすぐに「名医」にかかり、高度な手術や医療を受けることができる。

 いや、それどころか、体調が悪くなくても、「スキャンダルで世間から身を隠さなければならなくなって、有名病院にすぐに入院」ということも繰り返されてきた。

 最近も、鶏卵業者からの賄賂問題で在宅起訴された吉川貴盛・元農相が、疑惑が報じられた朝に「先週不整脈となり急遽その病院に入院した」とコメントを発表し、さらにその後、近日手術を受けることを理由に議員辞職を表明。実際の病状については不明だが、辞職したのは病気が理由ではなく疑惑で追い詰められた結果だったのは明々白々だ。

 こうしたケースは挙げ出せばキリがない。2015年に同じ自民党の門博文議員との“不倫路上キス写真”を「週刊新潮」(新潮社)に撮られた中川郁子議員も、同誌の発売日に病名非公表で入院。「入院先は都心の大病院にある1泊8万円のVIPルーム」「国民の血税で大病院の超高級部屋に雲隠れ」と報じられた。また、2016年に総額1200万円もの口利き賄賂疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられ、経済再生担当相を辞任した甘利明・自民党税制調査会長は、辞任したその日に「睡眠障害で1カ月間の自宅療養」が必要だとする診断書を提示。野党から証人喚問が求められていたにもかかわらず入院するなどして約4カ月にわたって国会を欠席し、通常国会が閉会する前日に不起訴処分が発表されると、それから約1週間後に活動再開を表明した。

 不正・スキャンダルが明るみに出たその日に入院、疑惑追及の前に都合よく出てくる診断書……。ドラマでもおなじみの展開だが、政界で力を持つ為政者には「入院したい」と思えば入院できる環境、権力とカネをチラつかせた病院との癒着があるということだ。

 しかし、石原氏のケースは、国会議員のなかでもさらに「特別」なものだと言わざるを得ない。

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