河野太郎が出馬会見で露骨な安倍忖度! 森友問題再調査の質問をはぐらかし「ワクチンであらゆるデータを開示」と真っ赤な嘘

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「森友問題をすっきりさせて信頼を」という質問にも「国民が知りたがってるのはコロナ」とごまかし

 しかも、噴飯ものだったのは、言うに事欠いて「自分はワクチンでも自治体と意思疎通を図り、逐一、数字を報告してきた」と自画自賛したことだ。

 ご存知のとおり、河野氏はモデルナ製ワクチンの6月末までの供給量が当初の予定より3分の1に減ることをゴールデンウィーク前に把握しておきながら、7月になるまでその事実を隠蔽していた張本人だ。その上、自治体から「供給がない!」と悲鳴があがっても、「各自治体にはまだそれなりの在庫がお手元にあると思う」と、あたかも自治体が在庫を抱え込んでいるだけで自分には責任がないかのように発言。これには自治体から「在庫ではなく2回目接種分だ」「在庫などない」と反論が巻き起こり、全国知事会も「国にはしごを外されて混乱している」と批判した。

 そもそも、河野氏がワクチン担当としてやったことと言えば、自治体の声も無視して一方的に「早くどんどん打て」と高圧的に発破をかけるだけで、接種記録システムへの情報入力が遅い自治体には“ワクチン配送を飛ばす”などと恫喝までかけた。挙げ句、当初の予定よりワクチン供給量が減るという国民にいち早く知らせるべき重大事さえ2カ月以上も隠蔽していたのだ。なのに「自分はワクチンでも自治体と意思疎通を図り、逐一、数字を報告してきた」などと胸を張るとは、呆れてものも言えない。

 だが、河野氏の醜い発言はこれだけではない。質疑応答では、ジャーナリストの田中龍作氏が「『国民と情報を共有する』とおっしゃったが、国民がもっとも知りたがっているのが森友の公文書改ざん。ここをすっきりさせないかぎり政府への信頼は戻ってきません」「そんなに安倍さんからの支援がほしいのか」と追及。すると、ここでも河野氏は問題を森友公文書改ざんからコロナにすり替え、こんなことを言い出したのだ。

「おそらく国民がいま求めているのはコロナにどう対応するのかという、コロナにかんするさまざまなデータなんだと思います。それを国民にきっちりとお示しをして、科学的な根拠をもった議論をしていくというのが、いまの政治に求められているということだと思います」

 繰り返すが「国民と情報を共有する」と言うのなら森友再調査もコロナのデータもしっかり出せばいいだけの話なのに、河野氏はまたも“それよりコロナ”と話題をすり替えたのである

 しかも、河野氏は「コロナのデータを国民に示して科学的根拠がある議論をしていく」などと一見真っ当そうなことを言っているが、はっきり言って河野氏がこれまでやってきたことは真逆だ。

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