東京女子医大がボーナスゼロで400人の看護師が退職希望! コロナで病院経営悪化も安倍政権は対策打たず加藤厚労相は “融資でしのげ”

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

東京女子医大問題は参院厚労委員会で小池晃が追及するも、加藤厚労相は……

 実際、東京女子医大の問題がSNS上で注目を集めるようになったきっかけは、7月2日におこなわれた参院厚労委員会での共産党・小池晃参院議員の質疑だった。このなかで小池議員は「コロナ感染症対策の先頭に立っている病院が、いま危機に瀕しています」として東京女子医大の問題を取り上げ、その上で新型コロナ患者を受け入れた病院のみならず受け入れていない病院も深刻な経営悪化が見られるとして支援が重要だと指摘。さらに、医療機関の医業利益率は4月よりも5月のほうが悪化しているとし、「7月下旬に振り込まれる診療報酬が6月よりもさらに減額となれば、これは資金ショートの危機に直面する。こういう状況に対する対策は用意されているか?」と加藤勝信厚労相を問いただした。

 だが、加藤厚労相は「資金ショートにならないように当面の資金繰りをおこなうため、二次補正予算においては貸付限度額の引き上げ、あるいは無利子・無担保枠の引き上げをおこない、貸付原資として1兆2700億円を確保しており、しっかり融資がおこなわれるようにする」などと答弁。ようするに、“融資でしのげばいい”と述べたのである。

 言うまでもなく、新型コロナ対応の要のひとつは医療体制の拡充だ。にもかかわらず、医療現場はいままさに要の医療を支えるスタッフに対するボーナスカットというあまりに非情な状況にまで追い込まれ、資金ショートによる廃業が懸念されているというのに、「融資を活用しろ」とは……。これで第二波、第三波に備えた盤石な医療体制など築けるわけがない。

 当然、こんな答弁で納得できるはずもないが、ここで小池議員はある提案をおこなった。それは、自民党の新型コロナ対策医療系議員団本部による「第2次補正予算試算案」を実行しよう、ということだった。この試算案において、新型コロナ対策に伴う医療提供体制等への補正予算額として示されているのは、計7兆5213億円だ。

 まず、小池議員は「これはね、なかなかいいことが書いてあるんですよ」と言い、「コロナウイルス患者を受け入れていない医療機関においても減収している。このような背景を踏まえて減収補償、休業補償をおこなう。すべての医療機関の減収を3割と仮定して、そのうち8割を補償する。期間は3月から8月の6カ月」というこの自民党医療系議員団本部の案を紹介。「診療報酬でやるというのは、ちょっと、このあと患者負担も増えますから」と留保をつけた上で、「これは二次補正の予備費の出番じゃないですか」「これやらなきゃ。医療の『持続化給付金』が必要なんですよ」と提言した。

 すると、委員会室には「そうだ、そうだ」という声があがり、すかさず小池議員は「『そうだそうだ』って、自民党(からも声が出た)。だいたいこれ、自民党の提案ですからね!? 自民党の医系議員が言ってて、共産党の私がこれがいいって言ってるんだから、何も怖いものないじゃないですか!」と畳み掛けたのだ。

 しかし、この「怖いものなし」の提案に対しても、加藤厚労相は医療機関への追加対策について、何ら前向きな姿勢は示さなかったのである。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

東京女子医大がボーナスゼロで400人の看護師が退職希望! コロナで病院経営悪化も安倍政権は対策打たず加藤厚労相は “融資でしのげ”のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。加藤勝信医療機関安倍晋三新型コロナ東京女子医大看護師編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2 悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
3 菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
4 自民党がネトサポに他党叩きを指南
5 『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!
6 山口達也の事件をNHKが隠蔽していた
7 菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
8 東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
9 河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
10 菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
11 大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
12 山口敬之氏が詩織さんに卑劣すぎる反論
13 菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
14 ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
15 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
16 安倍首相が昨晩、フルコースを完食しワイン、ゴルフの約束まで! 
17 デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
18 安倍政権が消費者庁のジャパンライフ立入検査ツブシ、内部文書が
19 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
20 ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
3菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
4安倍首相は本当に病気だったのか? 辞任表明以降一度も病院に行かず
5デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
6ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
7菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
8安倍首相が昨晩、フルコースを完食しワイン、ゴルフの約束まで! 
9東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
10菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
11悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
12菅政権の官房長官に決定 加藤勝信厚労相がコロナ対応で見せた無能
13菅義偉“総理”誕生で権力のために不正を働く「忖度官僚」だらけに
14大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
15大坂なおみの黒人差別抗議マスクに冷ややかなマスコミとスポンサー
16河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
17菅内閣が「第三次安倍政権」化! 6月の時点で密約説
18『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!
19三浦瑠麗が特別講師「N高政治部」で麻生太郎が民主主義否定の暴言
20杉田水脈が自民党部会で「女性はいくらでも嘘をつけますから」

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄