百田尚樹が「安倍総理が名誉毀損裁判で噂の真相を廃刊に追い込んだ」とデマ…ならば公開しよう、安倍vs噂真裁判の全容

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保管されていた訴訟関連資料

 本サイトでは先日、ウーマンラッシュアワー・村本大輔と作家・百田尚樹のツイッターでのバトルについての記事を配信。百田が沖縄に関してデマをふりまいていたのは村本の言う通り事実だと指摘した。また、百田が村本の「極右ハゲの作り話作家」「ド極右クソハゲの大嘘つき作家」というツイートについて、名誉毀訴訟をちらつかせ、村本の所属事務所である吉本興業社長の名前を持ち出して恫喝したことを、卑劣なやり口だと糾弾した。

 ところが、当の村本はなぜか鷹揚な反応を見せている。村本はこの騒動の渦中、Twitterからの撤退を宣言していたのだが、19日夜、リテラ記事をリツイートしながら、こんなコメントを投稿したのだ。

〈この記事に名誉毀損で訴えられるから、炎上したから、吉本の社長に言うと言ってるから、Twitterを辞めるみたいなニュアンスで書かれてたけど理由はまったく違って。名誉毀損も社長に言うのも炎上もどうぞ。どうでもいいです&お待ちしてます 辞める理由はブログに書きます〉

 本サイトの記事には村本が名誉毀損で訴えられるからTwitterを撤退したとは書いていないが、それはともかく、Twitterからの撤退は百田とのバトルとは関係がなく、村本自身は百田の名誉毀損恫喝は「どうでもいい」と思っているらしい。

 だが、村本がどう言おうと、本サイトとしては、百田の卑劣なやり口を放置するわけにはいかない。Twitterの言論戦で、訴訟やそのタレントの所属事務所社長の名前を持ちだし、自分への批判を抑えこむというのは、言論人としてあるまじき卑劣な行為だからだ。

 しかも、百田は前回の記事で指摘したように、村本に対して訴訟恫喝かけるツイートのなかで、さらに唖然とするようなデマをふりまいていた。

 改めて、その百田のツイートを抜粋しよう。

〈今日、ひょんなことから、かつて安倍総理が幹事長時代に、安倍さんの名誉毀損裁判で「噂の真相」を廃刊に追い込んだ辣腕弁護士先生と食事をする機会があった。
で、ふと、ウーマン村本のツイートを見せたら、「これは名誉毀損でやれます」とのこと。
やろうかな〉
〈そう言えば、今日、「噂の真相」を廃刊に追い込んだ弁護士先生が言っていたが、最後に編集長だか副編集長だかが、「このままで終わると思うなよ」と捨て台詞を吐いたとのこと。〉
〈多くの人から、裁判は時間の無駄と言われたが、弁護士の先生に一任するので、私の時間が取られることはない。
彼がもう一度なめたツイートしたら、訴えることにする。〉
〈まあ、でも訴える時は、一応、友人の大崎に仁義を切らないとあかんやろなあ〉

 そう、百田は名誉毀損提訴をちらつかせて村本を恫喝するために、弁護士のことを〈かつて安倍総理が幹事長時代に、安倍さんの名誉毀損裁判で「噂の真相」を廃刊に追い込んだ辣腕弁護士先生〉と紹介していたのだ。

 しかし、結論から先に言うと、これ、真っ赤な嘘である。2004年に休刊した「噂の真相」は、たしかに休刊の少し前、官房副長官だった安倍晋三に名誉毀損で訴えられている。しかし、休刊はそれよりも前、とっくに決まっていた話で、安倍の裁判とは何の関係もない。

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