ネトウヨが首相御用達の焼肉店に「安倍首相の個人情報を暴露した」と卑劣な炎上攻撃! 加計疑惑解明のための正当な取材なのに

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焼肉店への取材は、加計学園と安倍首相の癒着の実態を知るための当然の行為

また、こうした飲食店の口コミサイトの多くは、お店の利用者が星5段階の評価をつけることができるが、ネトウヨたちは悪口コメントととも共に、最低評価の「星1」を連投。結果的に、この店の評価はありえないくらいガタ落ちすることになった。

 各レビューサイトが昨日あたりから削除を始め、少しずつこうした状況は改善されていると思われるが、完全に営業妨害としか思えない卑劣な行為だろう。

 いや、問題は抗議のやり方だけではない。そもそも、これ、「個人情報」とか「プライバシー」とかというような問題なのか。

 VISAというカード会社名とゴールドという種類がわかっただけで、プライバシー上の被害、損失があるとはまったく思えないし、仮になんらかの損失をこうむったとしても、報道の対象である安倍晋三は国家の最高権力者たる総理大臣で公人中の公人なのだ。

 日本の総理大臣が、いつ、誰と、どこで、どのように食事をしたのかはもちろん、どういう支払いをしたのか、どういうカード会社を使っているのかを知っておくことは、その政策や政治姿勢を分析する上で有用な情報になりうる。

 そういう意味では、安倍首相のカード会社、種類は明らかに、知る権利の対象である社会の関心ごとであり、公益目的がある。そしてメディアにはそれを伝える報道の自由と正当性がある。

 それは、取材に応じた店側もそうだ。今回、店側はたんにテレビ局に訊かれたから善意で答えただけだが、それが意図的な暴露であっても、公人中の公人である安倍首相の行動を公開することは、社会に資するものだ。

 しかも、今回の取材と証言、報道は通常よりさらに、重大な公益目的がある。いま、加計学園と安倍首相との癒着が大きな問題になっており、この時の会食を検証するための貴重な判断材料になるからだ。

 先月の閉会中審査で安倍首相は、加計孝太郎理事長との関係についてこう答弁していた。

「私がごちそうすることもあるし、先方が支払うこともある。友人関係ですので割り勘もある。何か頼まれてごちそうされたことはない。気の置けない友人関係なので」

 実際、安倍首相は第二次政権発足後、少なくとも加計理事長と14回、会食やゴルフに興じている。問題はその際の支払いだ。言わずもがな、国家戦略特区を使って獣医学部新設を目指す加計理事長が、その決定権を握る安倍首相に奢っていたのならば大問題である。

 ゆえに、その事実を確認するため、安倍首相と加計理事長らが食事をした店を取材するのは、報道機関としては当然だし、その際に、支払い時の形式などを聞き、報じることは、むしろ証言の信憑性の担保のために絶対にやらなければならない行為なのである。

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