小出恵介淫行で松本人志が「未成年も処罰」に続きトンデモ発言! ネットの少女への攻撃を支持、止まらないネトウヨ化

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ネットの少女への誹謗中傷を「本当のこと」と支持するグロテスク

 先週の発言について司会の東野幸治からふられた松本は「なんかあのー、今後ね、長い目で見てそろそろねっていう意見は言いましたけどねー」とごまかしたあと、こんなことを言い始めた。

「僕でも、あのー、ちょっとSNSとかがまんざら悪くないなーと思ったのは、やっぱり今こうワイドショーとかこういう番組とか、雑誌よりもあっちのほうが進んでて、どんどんあの本当の話が出てくるじゃないですか。彼女のほうの身辺の……まあ、嘘の情報もあるのかもしれないですけど、昔やったらたぶんあのー、昔やったらたぶんあのー、小出くんがもう100%悪者になって、加害者になってたんですけど、なんか最近はそうでもなくなってきて、わりとこう事実が見えてくるから、彼がそこまで100%悪いっていう方向になってないのは、なんかちょっとわれわれタレントとかにしたら、なんかいい時代になってきたかなーっていう」

 仮に素行があまりよくなかったとしても、相手の女性は一般人で、しかも17歳である。そんな未成年の少女のプライバシーを暴き、あることないこと書き立てているネットに対して、不快感を表明するのが普通の大人だと思うが、松本はまったく逆で、少女を誹謗中傷するネットを評価したのだ。

 しかも、松本はSNSのおかげで「どんどん本当の話が出てきた」とか「事実が見えてきた」などと言っているが、ネットで流されている少女への誹謗中傷はその多くがデマだ。ネットの指摘で当たっていたのは、彼女がシングルマザーで、小出との関係を周囲に自慢していたことくらい。「第三者の黒幕説」や「美人局」「ハニートラップ」も、本人だけでなく、友人や元恋人も否定しており、状況からしてもありえない。

 ネットが炎上するきっかけになった「相手の女性が当初、小出に500万円を要求していたが、交渉の結果200万円を支払うことになった」という話にしても、アミューズが小出のダメージを軽減しようとリークした情報で、実際はまったく違っていた。「週刊文春」(文藝春秋)によれば、少女が小出に「フライデーに話した」と連絡したところ、小出の方から「謝罪したい」と電話がかかってきた。ところがあってみたら「金で解決すればいいんだろ」と言われ、50万円を提示されたので、頭にきて「そんなもんで済むと思うな」と怒ったら、200万円に跳ね上がったというのが経緯だ。少女は「500万円なんて一度も言っていない」と全面否定している。

 森友問題や加計問題の告発は疑ってかかるくせに、こうした告発者を叩くネット情報を問答無用で「事実だ」「本当だ」と信じるとは、まさにネトウヨレベルのリテラシーだが、松本はさらにこのあと、こんなことまで言い始めた。

「それが作用して僕は示談になっていったんやと思うんですよね。このままじゃちょっとマズいぞっていう部分が僕はあったと思いますけどね」

 これ、まったく逆だろう。示談というのは加害者側が「このままじゃマズい」と被害者側にもちかけるもの。今回のケースでも淫行は非親告罪なので示談してもしなくても刑事事件の対象となることには変わりないが、小出側が示談をしたというのは、その行動に何か刑事事件や民事上の不法行為につながりかねない問題があったということなのだ。

 それを、少女の側に問題があったようにすりかえてしまうのだから、松本は何か、こういう女性に対して特別な憎悪感情でももっているのかとさえ思えてくる。

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