ガンバ大阪「ナチス旗」問題を取材検証! 本質は日本社会の差別への無自覚性、サッカー界は対策プログラムの導入を

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ガンバ大阪オフィシャルサイトより


 Jリーグ・ガンバ大阪のサポーターグループが、試合中にナチスのエンブレムである“SS”の旗を使って応援をしていたことが発覚し、サッカー界では騒動になっている。ガンバ大阪はこれに対して該当サポーターグループ数十名の無期限出入禁止処分を科すとともに、Jリーグも続いてなんらかの対処をする模様だ。

 ことの発端は去る4月16日のJリーグ・セレッソ大阪との「大阪ダービー」から始まる。この試合を観戦としていたサポーターからTwitter上でナチスの旗が使われているとの指摘があり、実際にその旗の画像も続いて他の人によって掲載された。これが問題となった。

 Jリーグではこれまで“JAPANESE ONLY”の横断幕や、黒人選手にむけてバナナを振りかざしたことが同じようにTwitterで取り上げられ、最終的には無観客試合などの処分につながるケースがここ数年続いている。

 ガンバ大阪はこれを受けて、4月21日のJリーグの主催試合の前に公式のリリースを出し、このナチスの旗が大阪ダービー当日に使われていたことを認め、該当グループと話し合いの末、グループ所属のサポーターの無期限試合入場禁止の措置をとったことを発表した。このリリースによると、この旗は4月16日のみならず、過去にも使われていて、クラブ側は警告していたにも関わらず、その日に再度使われていたということである。

 さらにガンバ大阪は、クラブが責任を負えないということで、試合中の横断幕や旗などの使用をこの日をもって当面禁止とした。普段ならば、旗が流々となびくガンバ大阪のゴール裏の応援席だが、この日はひとつの旗もなく寂しい応援風景となった。

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